『みいちゃんと山田さん』アニメ化について思うこと/ロボット格闘技大会『REK TOKYO』を見た/東大で花火を見た・他(2026年7月25日の日記)
生活
遅めに起床する。午後から秋葉原に行ってロボットの格闘技大会『REK TOKYO』を見る。そのあとは東京大学の人に誘われて本郷キャンパスで隅田川花火大会を見る。帰宅後は仕事をしながら深夜アニメを11本視聴する。疲れた。今週からBLEACHのアニメが始まったので元から多かったアニメの本数がさらに増えてしまった。過酷だ。日付が変わってから『みいちゃんと山田さん』アニメ化のニュースが流れる。不愉快な一日の終わりになってしまった。
『みいちゃんと山田さん』アニメ化について思うこと
『みいちゃんと山田さん』アニメ化のニュースを見た。美的感覚も悪ければ倫理的にもかなり厳しい印象のあるアニメ化で、ここ最近で一番嫌な印象を持った。
一旦倫理をわきに置いて美的感覚だけ考えるとして、まずセンスが悪すぎる。確かにキャバクラの業界だとか人間関係はリアリティがあるし、山田が育成歴からみいちゃんに共感したり常識を教えたりするシーンには面白さがある。みいちゃんの問題行動も実際に見てきたと思われるような部分も内容が多い。しかしみいちゃんは複数人の事例を1人に背負わせており、登場するたびに違う種類の問題行動をするうえに過去もあまりに壮絶なものになっている。毎度愚かな様子を描き、愚かな様子が大きめのコマで刺激的に示され、意地悪な同僚が煽り、山田の共感で少しはどうにかなるかと思ったら別の問題行動が発覚する。共感するようでいて実際は残酷さや救いようがない様子を見て留飲を下げたりするという、悪趣味さが本体の作品ではないかと感じられる。そのうえでこの作品はその都度の悪趣味ショー以外に何をしたいのか、全体のストーリーのレベルで一体何を訴えたいのかよく見えてこない。実はレディコミ等ではこのようなストーリーレベルでの主張が全くない悪趣味や破滅だけの作品は珍しくないのだが、共感できる部分もあるとはいえ作り手も読者もこれが後ろ暗い願望を満たす不幸ポルノの側面もある作品だという自覚をもうちょっと持っていて、誇張だと気が付いているからリアルだとか社会派とか言う人はあまりいない。しかしこの作品に関しては作り手も読者も衝撃作だとか深いとか鋭いとか言ってしまう。作品をレーベルでしか見てないのか?
アニメ化には「アニメ化するほどの価値がある」というお墨付きを与える効果がある。だがこの作品は話題になっているとはいってもレディコミばりに安直で悪趣味な作品としか思えない。経営層から作り手、読者に至るまで今ってみんなここまでセンスが悪いんだと落胆してしまう。
倫理的には世間の偏見や優生思想に便乗している点が問題だと感じる。この作品の冒頭では、おそらく障害を持っているであろう「みいちゃん」が殺害されて物語が終わるということが最初から予告されている。そこに至るまでの経緯ではみいちゃんは極端に愚かで迷惑な人物として描かれ、様々な搾取を受け続け、たびたび訪れる共感や救いの手からも常にこぼれ続ける。障害や何らかの困難がある人間は迷惑なので醜く愚かであってほしい、それらは自業自得で破滅してほしい、配慮は徒労なのでするだけ無駄、排除されていてほしい、生まれてこないでほしい、死んでほしい。そういう期待に応えて願望を満たすような読み方も可能な内容になっている。読者は迷惑で有害な障がい者が殺されるという結末に期待を持って手に取り、それを正当化したい願望のために愚かさの描写を楽しむことができる。やはり排除の願望の正当化のために、過度に悪趣味な描写を見てリアルだ社会派だと言って持てはやす。実際に困難がある人は迷惑で有害かもしれないが、当然それは排除したり殺したりしていい理由になどならないし、誇張された悪趣味な描写はリアルでもなんでもなく偏見の鏡映しに過ぎない。筆者はみいちゃんほど困難というわけではないが発達障害があり、仕事や人間関係が上手くできないことが度々ある。自分にもこの排除や破滅の期待が向けられているのではないかと、恐ろしくなることがある。
アニメ化は出版に比べてはるかに多くの人と金が動く。関与した数多くのステークホルダーがこの作品を思想的に問題ないとみなし、より多くの人と金を投じてより広く発信しようと考えていることには驚愕してしまう。儲かったら何でもいいのだろうか。
相模原障害者施設殺傷事件が起こった7月26日にアニメ化を発表しているのも、どういう意図なのかと勘繰ってしまう。問い詰めても偶然の一致だと言ってはぐらかされるだろう。だが良識があるなら障がい者が殺される作品を事件から10年目のこの日に告知したら誰でも連想すると想像が付くので、別の日に発表するはずだ。障がい者が殺されてほしいという願望を煽るようなこの作品をこの日に発表する邪悪なマーケティングには、話題性のためなら人間らしい良識も捨ててしまうのかと驚かされてしまう。
アニメ放送や出版を直ちに差し止めるべきとまでは思わないが(表現の自由を妨害する前例を作るべきではない)、なぜこのような意思決定がされたのか批判したり、懸念を示して慎重になってほしいと訴えたりするくらいならやってもいいのではないか。批判的な意見も表現の自由なので。自分も当事者であるので殺されたり排除されたりはしたくない。あとなんとかして後続作品の出現を止めたい。そういう意図で今後も文句を付けて行こうと思う。
ロボット地下格闘技大会『REK TOKYO』を見た
ベルサール秋葉原の地下でロボット地下格闘技イベントRekTokyoというものをやってると聞いて見に来たけどすごいな、今のロボットってこの回し蹴りの動きやって転ばずにバランス取れるんだ pic.twitter.com/cH7G1fPais
— 人間が大好き2 (@hito_horobe2) July 25, 2026
試合メチャクチャすぎてワロタ(レフェリーがボコられたりデスマッチのケージが破壊されたりする)
— 人間が大好き2 (@hito_horobe2) July 25, 2026
ベルサール秋葉原の地下でロボットの格闘大会「REK TOKYO」というイベントが開催されていたので見に行った。一般席5000円で結構高い。アメリカで開催されているロボット格闘イベントREKが来日したものであるらしく、アメリカでは既に何度も興行が行われている。
プレイヤーがロボットを操縦して戦う方式で、機体はUnitree G1という二足歩行ロボット。ゲームのようなコントローラでパンチやキックを繰り出し、的確に当ててポイントを稼いで戦う。破壊すればノックアウトになる。格闘ゲームに似ている。今回は日本版なので武将をイメージした兜をかぶっている。背丈は130cm程度と小柄だが高機能で、特にバランスを取って二足で立った状態を維持する機能がすごい。回し蹴りをしてもなかなか転倒しないし、ちょっとのパンチを受けてもよろついたあと自力でバランスを取ってしまう。かなり頑丈でなかなか壊れない。
試合はデスマッチ用のケージのなかで行い、レフェリーがポイントを判定する。戦うのはロボなのに判定は人間というのが普通と逆で面白い(他のスポーツだと人間がプレイヤーで機械が判定するので)
選手はシミュレータで上位成績を出したプレイヤー2名とロボットベンチャーの経営者2名の計4名。予選2試合を行って勝者同士で決勝戦を行い、優勝者はサンフランシスコで開催される本家REKのイベントに進出する。てっきりプロレスのように台本ありきのショーなのかと思っていたが、本当に試合をやっているらしい。
アキバのロボ地下格闘技すごい、こんな素早い動きもできてバランスも取れるんだ #RekTokyo
— 人間が大好き (@hito-horobe.net) 2026-07-25T07:32:20.264Z
動画で見るとかなり迫力がある。明らかに音が人間のものではなくゴツンという鈍い衝撃音がする。ロボの重量を考えるとかなりの衝撃だろうと思われる。ロボの操作はかなり難しいらしく、相手を見つけて正しく軸を合わせてパンチを当てるだけでかなり高度な技術を要求されるようだった。さらに技を繰り出すと反動でふらついたりブレたりして、相手の攻撃を受ける大きな隙ができてしまう。ケージ金網もロボの手足に引っかかって転倒のリスクをもたらす。
しかし人間に不可能なすごい動きが度々出てくる。これは完全に転倒しただろと思ったらすばやい膝の動きでありえない復帰をしたり、正面から鈍器で殴られるような攻撃を受けているのに平気で反撃を繰り出したりする。これはロボットバトル特有の迫力だった。
試合中にはかなり多くのハプニングがあった。ロボット激突の衝撃でデスマッチのケージが開いてしまいロボが転落したり、ケージが破壊されたり、レフェリーが殴られたり、頭部の兜のパーツが破壊されたりする。そのたびに歓声が上がった。途中でロボが壊れて動かなくなり予備機に交換するという事態まであった。普通のロボコンだったらトラブル扱いになりそうな出来事も試合中の予想外の盛り上がりのポイントになる。これもロボットバトルらしい面白さだった。
基本的に面白くはあったのだが、急遽開催になったためか設営や司会進行がグダグダなところがあり、あまり洗練されていない印象があった。また観客もロボ目当てで来た人が多そうでほとんどだれも格闘技イベントに慣れておらず、声出しや身振りがぎこちないところが結構あった(これは中盤から慣れてきた大幅に改善された)。あと技術オタクの内輪サークルみたいなトークが度々あり、ロボはいいけど人間はおもんないな……と感じる瞬間が何度かあった。海外から来たと思われる観客も散見され、これ全然伝わってないだろと勝手に心配していた。オタクの良くないところだ。
それでもこのイベントを来日させた主催はすごいし、トラブルが多少あったとはいえロボ同士の試合をしっかり興行として成立させていたのもすごい。日本での次回開催予定はいまのところないが、アンケートには日本でも定期開催の構想があるらしいことが書かれていたのでちょっと期待。回数を重ねて洗練されたイベントになってほしいと思った。
東大に行って隅田川花火大会を見た
雪祭うにさんから東京大学本郷キャンパスで隅田川花火大会を見る集いに誘われ参加した。今年で2度目の参加になる。以下は去年の感想。
大学というものにあまり縁がない人生だったので、大学の敷地が誰でも出入り自由な公園のように扱われているということに今年もちょっとビビってしまう。全然知らない人(おれ)でも入れてしまうってセキュリティとか大丈夫なのか?と心配になるが、自由で開かれた空間ってそういう覚悟のもとに運営されているんだろうなとも感じる。
工学部14号館の11階ベランダから花火を見る。しかし手前の建物やタワマンが邪魔で花火自体は半分くらいしか見えなかった。スマホを自宅にVPN接続してテレ東の同時中継を流す。テレビの方が全然よく映っていて笑ってしまう。それでも建物の隙間から見える生の花火は見ごたえがあった。あとドローンのショーみたいなのもやっているらしかった。なんだったんだろう。
ほとんどが現役の東大生や大学関係者、OB/OG、文化人枠だったので今年も自分だけ大学にも行ってない謎の人になってしまったが、ネットで接点があるLWさんとりちゃさん他、何人かの方とお会いしてあいさつする機会をいただいた。ネットの知り合いと会って話す機会がほとんどないので貴重な会話だった。当然SNSでの振る舞いがその人のすべてではないし、書き文字と会話では当然印象に差が出る。文字数が少ないSNSだと制約があるのでみな圧縮した表現を使うが、会話だとその限りでもないっぽいことがわかってくる(現実でネットスラングを言ってるやつは基本的に存在しないし存在してても変なのと似ている)。こういう経験があると画面の向こうで相手がどう考えてどう振舞っているか解釈の幅が広くなるし想像力を持てるようになる。いい経験だった。
急な大雨が降ってくると予報にあったので20時過ぎの雨の降り始めに撤収。ずぶ濡れになって帰宅した。楽しい1日だった。
きょう観たアニメの感想
書いたところだけで一旦公開する。
猫と竜 4話
BLACK TORCH 4話
岩元先輩ノ推薦 4話
BLEACH 千年血戦篇-禍進譚- 1話
『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』1話みた この作品があまりに過剰な格好良さをやりつづけることで実際に格好良く感じられる瞬間とやりすぎてシュールに感じる瞬間が絶え間なく切り替わる(そこに意図的なギャグやエロも混ざっている)という異常なアニメだということを思い出した……
— 人間が大好き2 (@hito_horobe2) July 25, 2026
天幕のジャードゥーガル 5話
『天幕のジャードゥーガル』5話みた 今回ドレゲネが登場するときは一貫して炎に照らされてて、画を一目しただけで迫力もあるけど不安定でもろい側面も分かって感動……https://t.co/I5XNZkEhPH
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黄泉のツガイ 16話
グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~ 4話
グロウアップショウ4話見た 手品ペアそれ自体の絵面の弱さをオタクが好きな要素(水着回、脱出マジックで閉じ込めシチュエーション、特に理由ないサービスカット)ドカ盛りで解決したような回で笑っちゃった 今どきこんな萌えオタクのほうだけ向いてるアニメも珍しいよhttps://t.co/pA4MvGBC9s
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鬼の花嫁 4話
魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance 4話
『魔法少女リリカルなのは Exceeds Gun Blaze Vengeance』4話みた、Blaze(炎)とVengeance(復讐)ってシイナが亡き妹から受け継いだ炎の力で戦いに身を投じる話とトワが炎の少女を倒して復讐の道を進む話のダブルミーニングだったんだhttps://t.co/5sBm01RhZN
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revengeじゃなくてvengeanceだから正義を執行するニュアンスあるわけで悪に落ちたりはしなそうな信頼がある(そうであってくれ)
— 人間が大好き2 (@hito_horobe2) July 25, 2026
「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます 4話
花織さんは転生しても喧嘩がしたい 3話
『花織さんは転生しても喧嘩がしたい』3話も連作ショート漫画的な面白さのアニメでうれしい、繰り返されるミニエピソードの間やリズムのよさ自体が面白いからオチが見えがちな萌えギャグをやっても(というか萌えギャグだからこそ?)全然面白いhttps://t.co/IOGqkmS1rT
— 人間が大好き2 (@hito_horobe2) July 25, 2026
ミーティアが生き方に悩む場面とか世界観にからむ大ネタが明かされたりする場面だけギャグのペースが一瞬だけ崩れて世界観ごと揺らぎかけてから戻るのもいい、時にシリアスになっても自覚的にコメディの世界観に戻して守ってるような嬉しさ
— 人間が大好き2 (@hito_horobe2) July 25, 2026
