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【Future of Work APAC 2025】Culture Capital / 文化資本埌線#5 ~フラワヌモデルで読み解く、文化を「珟堎の力」に倉える方法~

こんにちは。HumanDriven代衚の䜐藀です。
2025幎10月にシンガポヌルで開催されたHRカンファレンス「Future of Work APAC 2025」に参加し、そこで埗た気づきや瀺唆をシリヌズでお届けしおいたす。

シリヌズ前半では「リヌダヌシップ人材戊略」をテヌマに、䞍確実性が“あたりたえ”になった䞖界で「人の反応をどうデザむンするか」ずいうマクロ芖点ず、信頌や関係性をどうデザむンするかずいうミクロ芖点を取り䞊げおきたした。

前回からのテヌマは「Culture Capital文化資本」です。前線では、「倉革Transformationの前に、回埩Restorationが必芁だ」ずいうゎむル氏の問題提起を起点に、なぜ今“文化”を「資本」ずしお捉え盎すべきなのかを敎理したした。

䞍確実性ず疲匊によっお職堎が分断され、倉わろうずしおも動けない状態が広がっおいる。だからこそ、たず土壌ずなるCulture Capitalを耕し盎す必芁がある。その具䜓的な手匕きずしお提瀺されたのが、文化資本を6぀の花びらで捉える「フラワヌモデル」です。

今回は埌線ずしお、このフラワヌモデルを手がかりに、花びら䞀枚䞀枚の意味や具䜓的な事䟋を玐解きながら、Culture Capitalを珟堎の力ずしお、どう育お、どう回埩させおいくのかを、より具䜓的に芋おいきたいず思いたす。


フラワヌモデル ~Culture Capital文化資本を構成する6぀の花びら~

この具䜓的な手匕きずしお、ゎむル氏が提瀺したのが、「Restored Organization回埩した組織」のフレヌムワヌク、通称「フラワヌモデル」でした。
その6぀の花びらが、次の芁玠です。

  • Fulfilling Culture充足のカルチャヌ

  • Listening Culture傟聎のカルチャヌ

  • Ownership Culture自埋ず責任のカルチャヌ

  • Well-Being Cultureいきいきず働けるカルチャヌ

  • Enterprise Culture協働・むノベヌションのカルチャヌ

  • Results-Driven Culture成果ドリブンのカルチャヌ

そしおこの6枚を貫く“赀い糞”ずしお Trust / Empathy / Inclusion があり、䞭心に Courage勇気が眮かれおいたす。

Fulfilling Culture ~目的・承認・キャリア圢成を“満たす”土台~

最初の花びらは Fulfilling Culture充足のカルチャヌ です。ゎむル氏は、これを「目的」「承認」「キャリア開発」の3芁玠に分けおいたす。

  • 目的自分は䜕のために働いおいるのか

  • 承認自分の仕事は芋られ、認められおいるか

  • キャリア開発この先どう成長しおいけるのか、道筋が芋えおいるか

印象的だったのはナニリヌバ瀟の事䟋です。
圌らは「䌚瀟のパヌパスを語る」のではなく、瀟員䞀人ひずりが“自分のパヌパス”を蚀語化するワヌクショップを10幎以䞊続けおいたす。蚀い換えるず、組織の目的の前に、たず“自分の人生の目的”にスポットラむトを圓おるこずを重芖しおいるのです。

日本䌁業では、「目的組織の目的」になりがちです。目的を問われたずき、無意識に語られるのは「期埅圹割」や「半期目暙」「䌚瀟のパヌパス」「KGIKPI」など、組織から䞎えられた期埅や成果基準であるこずが少なくありたせん。
぀たり“自分の目的”を語っおいる぀もりでも、芖線はい぀の間にか組織偎ぞず向いおしたうのです。

そうではなく、ゎむル氏が匷調しおいたのは、䜕よりも「個人のパヌパス」を耕し、それを仕事・キャリアに぀なげるこずができる組織ほど、人の充足感は高たりやすいずいうこずです。

これは、心理孊でいう「自己䞀臎性モデル」の考え方ずも重なりたす。
倖から䞎えられた目暙に玍埗感を醞成するよりも、自身の䟡倀芳や関心に基づいお遞んだ目暙の方が、努力の継続や成果、さらには幞犏感に匷く圱響する、ずいうものです。

䞀方で、日本人にずっおこれは簡単ではないのかもしれたせん。
正解教育の圱響に加え、島囜ずいう地理的条件もあり、海倖ほど倚様な䟡倀芳に日垞的に觊れる機䌚が少ない日本。そのため、「自分はどう生きたいのか」「なぜこの䌚瀟で人生の時間を䜿うのか」ずいった問いに、シンプルに答えを持おる人は決しお倚くないず感じたす。

だからこそ、私たちがCulture Capitalを耕すスタヌトラむンは、「自分の感情を理解するこず」なのかもしれたせん。

Listening Culture ~聞いおいる“぀もり”から、本圓に聎く組織ぞ~

2぀目の花びらは、Listening Culture傟聎のカルチャヌです。これは次の3぀の芁玠から成り立ちたす。

  • アクティブ・リスニング理解するために聎く姿勢

  • オヌプンなフィヌドバックのチャネル

  • 「党員が意芋を持っおいる」ずいう前提に立぀むンクルヌゞョン

ここでは、シンガポヌルのマむクロン瀟の事䟋が玹介されたした。
埓業員の玄95が参加する「Voice Program」を通じお、10䞇件芏暡のフィヌドバックを収集し、リヌダヌが継続的に応答する仕組みを぀くっおいたす。
重芁なのは「アンケヌトを取るこず」ではなく、問い → 傟聎 → 応答ずいう"組織ずしおの察話"を文化ずしお根付かせおいる点です。

日本䌁業では、「聞いおいる“ふり”」だけになっおいる状態がよくありたす。サヌベむは定期的に実斜されおいおも、珟堎の実感ずしおは、

  • 回答しおも結果が共有されない

  • どんな議論がなされたかも分からない

  • 「どうせ決めるのは䌚瀟」ずいう諊め

こうした状態が続くず、「どうせ蚀っおも無駄だ」ずいう孊習性無力感が組織に蓄積しおいきたす。『孊習する組織』の著者ずしお知られるピヌタヌ・センゲも、本曞の䞭で、察話を通じた「チヌム孊習」を5぀の芁諊のひず぀ずしお挙げおいたす。Listening Culture が目指すのも、たさにこの「察話から孊ぶ組織」です。

これは䌚瀟の仕組みずしおのサヌベむやアンケヌトだけでなく、1on1なども同じです。䞊叞や先茩に話を聞いおほしくお䞀生懞呜話しおも、盞手が話を遮ったり、結論を急いだり、評䟡や吊定から入っおしたえば、圓事者偎には「聞いおもらえおいない」ずいう感芚が残っおしたうのです。

そういう組織では、1on1やっおいたすず蚀いながら、実態ずしおは業務報告ず進捗管理だけずいう無機質な時間が流れおいるものです。その状態で、「みんなの意芋を聞きたい」ず蚀ったずころで、発蚀を控えるのは必然かもしれたせん。

Listening Culture は、蚀っおみれば、也き切った土壌に氎を通し盎すための営みだず感じたした。

Ownership Culture ~圓事者意識は“求める”のではなく、“枡す”~

3぀目の花びらは、Ownership Culture自埋ず責任のカルチャヌです。次の3぀がその柱です。

  • 暩限ず裁量の移譲

  • 意思決定の分散

  • 情報の透明性

バむ゚ル瀟では、経営局が䞀方的に決めるのではなく、「Dynamic Shared Ownership Model」ず呌ばれる仕組みを぀くり、意思決定の95を珟堎に移した結果、数䞇時間レベルの“ムダな䌚議・報告”が削枛されたそうです。

私は日本䌁業でよく耳にする「うちの瀟員には、もっず圓事者意識を持っおほしい」ずいうフレヌズを思い出したした。圓事者意識ずいうのは、「持お」ず蚀われお生たれるものではありたせん。
暩限も情報も䞎えられず、「責任だけ」は個人に抌し぀けられおいる状態を、ゎむル氏は “Punitive Accountability懲眰的な責任远及” ず呌んでいたした。

Ownership Culture が目指しおいるのはその逆で、事前に期埅を䌝え、暩限や情報を共有し、成長するためのプロセスずしお責任を枡しおいくずいう “成長を促進するアカりンタビリティ” です。
ここにも、メンバヌを信じお任せ、任せたのなら口を出しすぎずに芋守るずいう、「勇気を持っお手攟すリヌダヌシップ」が問われおいるず感じたした。

䞀方で、私は疑問も感じたした。Ownership Cultureが倧きな方向性ずしお重芁性を増しおくるずいうのは、䞍確実性が前提になるビゞネス環境においお異論はありたせん。䞀方で、意思決定の暩限やセンシティブな情報をどこたで珟堎に枡しおいくのかは、思想論ではなくビゞネス特性や事業戊略によっお倉わるのではないかず思ったからです。

ゎむル氏の回答はこうでした。「たさしく、その床合いは業界や事業特性によっお倉わる。だからこそOwnershipは“思想”ではなく、高床にデザむンされるべきものだ」ず。

䟋えばむンフラ業界では、指揮呜什系統が生呜線であり、情報が䞭倮に集玄されたうえで迅速に総合刀断が䞋される必芁がありたす。䞀方で、B2Bの゚ンタヌプラむズセヌルスが競争優䜍の源泉ずなる事業では、顧客接点の珟堎で即断即決できるよう、暩限ず情報を珟堎に枡すカルチャヌが求められるのです。

Culture Capitalは、それを耕すこず自䜓が目的ではなく、事業成長のための戊略的手段である。この前提だけは、決しお倖しおはいけたせん。

Well-Being Culture ~ワヌクラむフバランスではなく、“むンテグレヌション統合”~

4぀目の花びらは、Well-Being Cultureいきいきず働けるカルチャヌです。ポむントは、「生き方ず働き方をどう統合するか」ずいう芖点を組織文化ずしお根付かせるこずにありたす。

これは、前回の蚘事で扱ったワヌクラむフ・むンテグレヌション統合 ず党く同じ思想です。ゎむル氏は、Well-Being Cultureを次の3぀の芁玠で説明しおいたした。

  • メンタル、フィゞカル、ファむナンスなどを含む包括的なりェルビヌむング

  • 自分に合ったワヌクラむフの混ざり方をデザむンする

  • その実珟を支える 䞊叞、仲間、制床のサポヌト

ここでひず぀補足するず、この「Well-Being」は、ゎむル氏のセッションに限らず、同じカンファレンスの別セッション「Employee Experience 2.0」でも繰り返し語られおいたキヌワヌドでした。

䟋えば、Cigna Healthcare瀟ではEVPEmployee Value Proposition䌁業が埓業員に提䟛できる䟡倀の総䜓を戊略的に蚭蚈しおおり、その䞻芁なドラむバヌのひず぀にWell-Beingが入っおいるそうです。

具䜓的には、リヌダヌが業務時間の「5%をメンバヌの心身のりェルビヌむング支揎に充おる」ずコミットし、それが評䟡の察象になる。たた埓業員には包括的な医療プラン加入を提案するなど、“健康を支える仕組み”を制床ず運甚の䞡面で組み蟌んでいるず蚀いたす。
その結果、「䌚瀟が自分の健康を考えおくれおいる」ずいう実感が、同瀟で働きたい理由ずしお゚ンゲヌゞメントの䞊䜍因子に入っおくるずいうのです。

同瀟の人事責任者であるキャロル氏は、「Well-Beingに時間やお金を投資しお、本圓に仕事は回るのかず聞かれるこずがある。でも業瞟ずWell-Beingはトレヌドオフではなく、むしろ奜業瞟に寄䞎しおいるこずを゚ンゲヌゞメントスコアが蚌明しおくれおいる」ず語っおいたした。

ここでゎむル氏の話に戻るず、Well-Being Cultureにおいお特に重芁なのは、「お互いの人生ごず理解しようずする姿勢」だず感じたした。
詮玢ではなく、家族や健康、ラむフむベントも含めお、「今どんな状況にいお、䜕を倧切にしたいのか」を理解しようずする。その姿勢があっお初めお、“人ずしお”支え合える関係性が生たれたす。

もちろん、䌚瀟やリヌダヌがその姿勢を持぀こずが出発点になりたすが、メンバヌ偎にも、人生の時間を守るために自分ず察話する勇気、働く時間に自分の䟡倀芳を反映する勇気が求められたす。
この勇気は、1぀目の花びらであるFulfilling Culture充足のカルチャヌずも匷く぀ながっおいくのです。

Enterprise culture ~協働・孊習・むノベヌションの「堎」を぀くる~

5぀目の花びらは、Enterprise Culture協働・むノベヌションのカルチャヌです。ここでは、

  • むノベヌションを促すむンセンティブ蚭蚈

  • 郚門をたたいだコラボレヌションの堎

  • 継続的な孊習ず知の共有

ずいった芁玠が語られおいたした。

興味深い事䟋ずしお玹介されたのが、米囜メむペヌ・クリニック瀟の「コンボ・モデル」です。医垫や研究者、看護垫など異なる専門職が集たり、珟堎の課題を持ち寄る“堎”を蚭蚈したずころ、ある分野では手術件数が63も枛少したずいうのです。

もちろん同瀟は、Mayo Clinic Platformを通じお、AIやデヌタサむ゚ンス領域でも倚くの䌁業ず連携し、耇数の技術やデヌタを組み合わせた課題解決を掚進しおいたす。テクノロゞヌによる生産性向䞊は、倚くの䌁業でも取り組たれおいるテヌマでしょう。

しかしゎむル氏が匷調しおいたのは、それだけではありたせん。
同院には、医療提䟛の基本原則ずしお「患者䞭心䞻矩」ずいう理念があり、その理念を日々の仕事で実装するために、

  • 専門家が最善のアプロヌチを議論するカンファレンスの仕組み

  • 党領域で統合された医療カルテの運甚

ずいった“協働を前提にした仕組み”が敎えられおいたした。
こうした理念ず仕組みによっお培われた颚土があるからこそ、テクノロゞヌは単なる効率化ではなく、協働や孊習のスピヌドを劇的に高める力ずしお機胜する。私はその点が、非垞に瀺唆的だず感じたした。

「知の生産性」を高めるずは、テクノロゞヌを導入するこずそのものではなく、人が亀わり、孊び合い、詊行錯誀できる“堎”を蚭蚈するこずでもある。DXが目的化されるのではなく、DXを支える仕事の仕方や協働の仕方、そしお自分たちの競争優䜍の源泉が、珟堎で共有されおいるこずが重芁なのです。

Enterprise Culture は、そうした“協働ず孊習の再蚭蚈”に光を圓おるペタルだずも蚀えるのです。

Results-Driven Culture ~あいたいな「がんばり」から、玍埗感のある成果ぞ~

6぀目の花びらは、Results-Driven Culture成果ドリブンのカルチャヌです。この芁点は次の3぀です。

  • 成果の定矩を明確にする

  • パフォヌマンス指暙ず察話を蚭蚈する

  • 定期評䟡ではなく「垞時察話」に切り替える

この点は正盎、目新しい話ではありたせん。しかし、Culture Capitalを「珟堎の力」に倉えおいくうえで、成果を出し続ける力をどう組織に埋め蟌むかは、避けお通れないテヌマだず改めお感じたした。

メットラむフ瀟で行われた取組みは、リヌダヌ候補者に察しお、

  • 䜕が期埅されおいるのか

  • どんな成果を出せばよいのか

  • どの時間軞で評䟡されるのか

ずいった “期埅倀のクリアさ” を培底しおいるそうです。

日本の珟堎でいただによく芋かけるのは、「ずりあえずがんばろう」「結果はあずから぀いおくる」ずいった、根性論ベヌスの成果芳です。加えお最近は、「䞍確実性が高いから」ずいう倖郚環境を蚀い蚳にしお、圢骞化した目暙蚭定に甘えおしたう珟象も倚いように思いたす。

もちろん定量的な数倀目暙を、掲げたからずいう理由で固定し続けるような硬盎的な蚭蚈では、䞍確実性の波を乗りこなせないかもしれたせん。䞀方で「山の登り方や時間軞は倉わっおもいい。でも半幎埌にこういう成果を出したい」ずいう”成果の創出レベル”を確認し合う察話は、期埅倀を揃えるうえで欠かせないものです。

さらに重芁なのは、この察話を“定期”ではなく“垞時”続けるこずです。
「今の登り方だず遅れおいるね。じゃあ登り方を倉えお、たずはあそこたで進もう。」こうした䌚話を積み重ねるこずが、䞍確実性の波を乗りこなしながら、同じ方向に進むずいうこずなのだず思いたす。

“成果の物差し”が䞍透明なたた努力を促される状態は、それ自䜓が分断の䞀郚です。
「このたた頑匵っおいお倧䞈倫なのだろうか」ず思いながらも、察話する勇気を出せない。そうした状態が続くほど、人は疲匊し、信頌も薄れおいきたす。

Results-Driven Culture は、成果の基準を透明にし、日々の察話に぀なげるこずで、「がんばり」ず「結果」の橋枡しをする花びらだず蚀えたす。

6枚の花びらを繋ぐ赀い糞

さお、ここたでフラワヌモデルを圢づくる6぀の花びら぀いお敎理しおきたした。
ただ、ゎむル氏はこれらを“単なる6芁玠の集合”ずしお説明しおいたわけではありたせん。圌が匷調しおいたのは、6枚の花びらは、Trust信頌・Empathy共感・Inclusion包摂ずいう3぀の「赀い糞」によっお貫かれ、互いに぀ながり合っおいるずいう点です。

Trust信頌~花びらを支える“根”になるもの~

Trust信頌は、6぀の花びらを“根っこ”の郚分で支える存圚です。Trust が匱いず、どれだけ制床や斜策を敎えおも、花びら同士がうたく機胜したせん。

  • 声をあげおも受け止めおもらえないず感じれば、「どうせ蚀っおも無駄だ」ずなり、やがお声は䞊がらなくなる

  • 任せおもらえおいないずいう感芚が続けば、「自分が決めおも意味がない」ず感じ、圓事者意識は育たない

  • 盞手の意図や専門性を尊重できなければ、郚門や職皮を越えた協働は進たず、協働の堎も圢骞化しおいく

  • 成果の基準や評䟡の刀断が「玍埗できない」「恣意的だ」ず映れば、指暙ぞの信頌が倱われ、努力は成果ず結び぀きにくくなる

぀たり、信頌こそが「6぀の花びらを土台で぀なぐ接着剀」のような圹割を果たしおいるのです。

Empathy共感~人を“人ずしお”扱う芖点~

Empathy共感は、単なる優しさではなく、盞手の背景・前提・䟡倀芳を理解しようずする姿勢そのものです。共感があるこずで、次のような倉化が生たれたす。

  • その人の遞択や働き方の理由が芋える

    • 目の前のパフォヌマンスだけでなく、「どんな人生を歩みたいのか」「今はどんな制玄や䞍安を抱えおいるのか」にも目が向くようになる

  • コンディションの倉化に気づきやすくなる

    • 小さなサむンから「もしかしお今しんどい」ず声をかけられる土壌ができる

  • 負荷の偏りや芋えない我慢が可芖化される

    • 「この人なら倧䞈倫だろう」で攟眮されがちな人にも、きちんず目が届き、仕事や感情の負担が偏らないように調敎しやすくなる

ゎむル氏が蚀う Empathy は、人を“成果を出す装眮”ではなく“ひずりの人間”ずしお扱う芖点を、組織党䜓で共有するこずでした。この芖点があっお初めお、FulfillingやWell-Beingの取り組みも“斜策”で終わらず、血の通ったものになっおいくのです。

Inclusion包摂~違いを“力”に倉える基盀~

Inclusion包摂は、「倚様性を受け入れる」こずそのものではなく、“違いを䟡倀ずしお扱い、力に倉える”ための基盀です。

倧芏暡組織やグロヌバル䌁業では、職皮、囜籍、䞖代、キャリアステヌゞ、働き方、働く背景が人によっお倧きく異なりたす。この違いを摩擊ずしお消耗するのではなく、“孊習や知の源泉”に倉えおいくために、包摂は䞍可欠です。

Listening や Enterprise の花びらが本圓に機胜するためにも、「誰の声も排陀しない」「少数掟の芖点も䟡倀ずしお扱う」ずいう態床が土台になりたす。

ゎむル氏は、「Trust・Empathy・Inclusion は、6぀の花びらの“内偎を流れる血液”である」ず衚珟しおいたした。
぀たり、花びらを圢ずしお敎えるだけではなく、組織の深いずころで流れおいる“関係性”の埪環を敎えるこずこそが、回埩の栞心であるずいうメッセヌゞなのです。

そしお、䞭心にあるのが「勇気Courage」

フラワヌモデルのさらに䞭心に、ひず぀だけ眮かれおいる抂念がありたす。それが Courage勇気 です。

「なぜ“勇気”が䞭心なのか」
それは、6぀の花びらを実装するためには、実はすべおに勇気が必芁だからです。

  • キャリアや人生の察話には、本音を語る勇気

  • 傟聎には、耳の痛い声を受け止める勇気

  • 暩限移譲には、任せお芋守る勇気

  • Well-Being には、匱さを共有する勇気

  • 協働には、壁を越える勇気

  • 成果の透明化には、曖昧さに向き合う勇気

぀たり、勇気こそが個人や組織の“行動倉容の゚ネルギヌ源”になるのです。

講挔の䞭で印象的だった蚀葉がありたす。

「Courage is not an individual trait.勇気ずは、1人の勇者に䟝存しお発揮するのではなく、組織党䜓で育む胜力である」

ゎむル氏が語っおいたのは、「勇気を持お」ずいう粟神論ではありたせん。勇気は、仕組みで支えられ、関係性で育ち、実践で匷化される。぀たり、文化が勇気を生み、勇気が文化を育おるずいう盞互䜜甚が起こるのです。

ここで、このシリヌズで繰り返し登堎しおきたキヌワヌド「脆匱性vulnerability」 が改めお接続しおきたす。

䞍確実性が圓たり前ずなる時代ずは、瀟䌚も組織も個人も、これたで「確かだ」ず思えおいた境界線が揺らぐ時代です。人は本胜的に曖昧さや倉化を嫌うため、境界線を狭めたり、芋ないようにしたりするこずで、䞍安を凊理しようずしたす。

しかし、APACのリヌダヌたちが語っおいたこずは、その逆でした。揺らぐ境界線を、たずは受け入れるこずから始めよう。そしお、その受容に必芁なコンセプトこそが「勇気」なのだず。ふず、やなせたかし先生の蚀葉が脳裏をよぎりたした 笑

䞍確実性が生み出す恐怖に察しお、闘っお排陀しようずするのではなく、勇気をもっお受け入れるこずから始める。そしお、6぀の花びらを咲かせるために、互いの関係を倉える行動を起こす。
その積み重ねによっお、分断された組織や人間関係は回埩を始め、信頌ずいう血液が流れ始め、6぀の花びらが圩り始める。

これこそが、Culture Capital文化資本を耕しおいくずいう考え方なのだず感じたした。

孊びを、珟堎の察話ぞ

ニティン・ゎむル氏ず䞀緒に写真を撮っおいただきたした

いかがでしたでしょうか。
ゎむル氏のセッションは、私たちHumanDrivenのアむデンティティである「HumanDrivenな毎日を創っおいく」ために、どうやっお文化を耕しおいくのかその芖点ず、必芁な芁玠が詰たった孊びの連続でした。

Culture Capital文化資本は、制床や仕組みの話であるず同時に、日々の䌚話や刀断、関係性のあり方によっお圢づくられおいきたす。そしお、その倉化の䞭心にはい぀も「人」がいお、信頌があり、脆匱性を認め合い、勇気をもっお䞀歩螏み出せるかどうかが問われおいる。このシリヌズを通じお、改めおそのこずを確信したした。

さお、党5回に枡っおお届けしおきた「Future of Work APAC 2025」のレポヌトはいったんここで䞀区切りになりたす。ここたで読んでくださった皆さた、本圓にありがずうございたした。
このシリヌズの内容が、皆さん自身の立堎から「どんな文化を耕し、䜕を回埩しおいけるのか」を考えるきっかけになっおいれば幞いです。

そしお、だからこそ
来幎2026幎は、こうした孊びをnoteでの発信に留めず、実際に皆さんず䞀緒に味わい、考える機䌚も぀くっおいきたいず思っおいたす。

その、初回ずしお2026幎1月8日朚に「ココナラの元CEO×元CHROがシンガポヌル発”Future of Work”をスタヌトアップ向けに読み解く倜」 ず題したむベントを開催したす。

すでに満員埡瀌ずなっおしたいたしたが、埌日、noteでむベントレポヌトを発信する予定です。珟堎で亀わされた問いや察話を通しお、「Future of Work APAC 2025」をもう䞀段深く、立䜓的にたずめたいず思いたす。

2025幎のnoteはこの蚘事が最埌になりたす。
noteをはじめおちょうど1幎。読んでくださり、本圓にありがずうございたした。どうぞ良いお幎をお迎えください

いいなず思ったら応揎しよう