闇 656(2番目に好きな食べ物編)
闇 656(2番目に好きな食べ物編)

2026/08/26 wed
※多分この時代に岩上智一郎という人間がいたという証明をしたかったから、この作品を自分の為に書いているのだろう。
前回の章

二千二十四年四月二十六日、金曜日先勝。
インカジ『レディ』の仕事を終え、自称俳優マンションへ戻る。
『仕事終わって帰るところです。 岩上7:00』
まずゆっくり風呂へ入り、何も食べずに眠った。
昼過ぎに目を覚まし、昨日買ったSSD届いているかなとポストを見に行くと、もう届いていた。
早速三十テラバイトの怪しいSSDを試してみて、使い物にならない紛い物というのが発覚。
この値段でこんな容量無理なのは分かっていたけどね。
不満をブログへ爆発させた。
【みなさん要注意】Amazonの外付けSSD30T、かなり悪質

ちゃんとこんな値段で稼働するのかな?
半信半疑で購入したものの、酷い粗悪品。
粗悪品では良く言い過ぎか、まるで使い物にならない。

2024/04/25に購入手続きして。

翌日の2024/04/26に届く。

パソコンに指すと認識はするし、プロパティだってちゃんと出る。
SSD40Tは俺の打ち間違い、本当は30T(容量)。

コピーしようとしたら、かなりの時間パソコンが固まり、挙句の果てにエラー。

何度か試しましたが、毎度上記と同じ感じでエラーのみ。
返品確実ですねw。

問題の商品のURL。
不思議なのが何故このような無駄な事をさせるよう売っているのか?
もちろんAmazonレビューで☆1つけて画像付きでコメントしておきましたよ。
騙される俺も馬鹿ですが、こういうのが当たり前のように売られている世の中、本当に世知辛くなってしまったんだなと感じます。
みなさんも気をつけて。
こういうのあるからインターネット通販って、いまいち好きになれないんだよね。
あ、若香からのLINEに気付いていなかった。
『お疲れ様でした。イチロー。よく寝てね。目が覚めて若香と言いました。 朱婧瑶9:11』
『おはようございます。昨日外付けSSD買って今日届いたけど、まったく使えない不良品だったので、宅急便へ返品してきますね。 岩上14:10』
若香へブログ記事を見せる。
そのまま俺は小滝橋通りにあるクロネコヤマトへ向かった。
返品を済ませ、腹が減ったので弁当屋のきくのへ行こうと向かう。
あれ、休みじゃん。
仕方なくそのまま北新宿公園へ行く。
『宅急便行ったついでに近所の公園へ来ました。 岩上14:41』
さて、ブログをどうせ書くから、たくさん写真を撮っておくか。
Amazonの外付けSSD返品(クロネコヤマト)&弁当屋きくの

今のマンションから徒歩五分掛からない場所にクロネコヤマトの宅急便あるので行ってきました。

Amazonで購入したクソ不良品外付けSSDを返品しに。

Amazonで返品手続きするとQRコード出てくるんですが。
それを機械にかざすだけで。

伝票が出てきます。

こんな感じで。
何? 場所川島町じゃん!
地元川越の隣町。
クロネコヤマトの受付の人は本当に親切で丁重な対応でした、ありがとうございます。
さて、このまま帰るのも何だし、久しぶりに弁当のきくのでも寄るか。

大久保駅北口を出ると目の前に通る大久保通り。
改札出たら左に曲がり、大久保通りを歩いて行くと小滝橋通り。
それも超えて真っ直ぐ行くと、右手にオリジン弁当や、その先に24時間営業のゲオやスギ薬局が見えます。

それを過ぎた最初の信号のところ、変形十字路になっているんですが。

そこを右(斜め右)に入っていくと、蕎麦屋の大村庵、喫茶店のラ・ムーが右手に見えます。

さらに道を真っ直ぐ進むと。

ほら、弁当の赤いのぼり見えてきましたよ。
俺ね、ここの弁当好きなんですよね^^。

……っ!
来たのに休みじゃん!!!

昨日Amazonで買った外付けSSD。
思い切り不良品だった為近所のクロネコヤマトで返品。
そのまま弁当きくのへ行くと、突然の休み……。

そんな訳で俺は癒しを求め、弁当屋きくのを右手にそのまま真っ直ぐ歩きます。

突き当りT字路を左に曲がり。

すぐ右斜めへ曲がり。

テクテク歩きます。

突き当りT字路を右へ。

左手に見えてきましたよ、滑り台。

到着しました北新宿公園。

昭和58年開園だから俺より年下だけどね。

ここね、多くの欲望渦巻く新宿区において、中々いい場所なんですよね。

ちょっとした階段降りると椅子あるし。

俺はここが一番何故かお気に入り。

ちょっとした高台の右手には幼稚園かな? 保育園かな?

目の前にはグランド。

さらに下へ降りていきます。

下から見るさっきの滑り台。結構な急斜ですよね。

グランド沿いに緑いっぱいの道をそのまま歩くと。

まあ本来こっちが北新宿公園の入り口なんですけど、左手にチビッ子が喜びそうな壁画。

ここが入口。

入口の地図です。
分かりやすく言うと、大久保通りを中野方面へ真っ直ぐ歩けば、この公園に着きますw。
北新宿公園のベンチに腰掛け、セブンスターに火をつける。
何だかとてものんびりできて落ち着くなあ。
ふと若かりし頃、毎日のように通ったジミードーナツを思い出した。
仕事を転職しては辞め、金も無くどう時間を潰すかだけを坊主さんと考えていたあの時代……。
まだプロレスラーになりたいも何も無く、悪戯に時間だけを無駄に消費した時でも、ジミードーナツのミートソースを求めて食べに行く。
マスターが亡くなり閉業して随分経つ。
それでも俺はあの味を…、自分が大きく成長する上で一番食べたあのミートソースを今でも忘れない。
一番好きな食べ物は茄子。
何故なら小学校三年生の頃、一日百円の小遣いをもらい、ピープルランドへ遊びに行く途中、金子八百屋で一山百円の茄子を見て買ってしまったから。
生前おばあちゃんが茄子を素揚げして作ってくれたのが、本当に美味しくて、あれなら自分でも作れると幼心ながら感じたのだ。
インベーダーゲームを我慢して茄子一山を買う変わった小学生。
それが当時の俺だった。
初めての料理は茄子の素揚げ。
台所に立ち、茄子を切っていると、通り掛かった親父がそれを見て「女みてえな事してんじゃねえ」と理不尽に殴られた。
それでも泣きながら、茄子を揚げて俺は食べたのだ。
だから俺の中で一番好きな食べ物は、どうしても茄子になってしまう。
次に好きな食べ物がミートソース。
それもジミードーナツのミートソースだったのだ。
幼稚園の頃、お袋に連れられて行った記憶。
楳図かずおの『のろいの館』の赤ん坊少女たまみを見て、恐怖におののきながら、高校生になりアルバイトをして自分で金を稼げるようになると、ほぼ毎日のようにジミードーナツへ行った。
週に四回から五回。
当時四百円だったミートソース。
一時間アルバイトすれば、それにアイスコーヒーも追加して食べられる。
そんな考えで働いていたほど。
だから二番目に好きな食べ物は、どうしてもミートソースになってしまう。
完全に再現できる訳じゃないけど、ジミードーナツのミートソースに似たものを作ってみようか。
完璧なミートソースを……。
北新宿公園から出ると、帰り道俺は八百屋やスーパーに寄り、材料を買い揃える。
自称俳優マンションへ戻り、早速料理の準備に取り掛かった。

俺の得意料理と言えば、やっぱパスタ系とハンバーグ系です。
過去作ったパスタ系レシピ貼っておきます。

そこそこいい鹿児島産黒豚挽肉と、普通の豚挽肉を使い。

玉ねぎ微塵切りを炒めます。

弱火でとにかくコトコト炒めます。

ほら、いい感じになってきたでしょ?
ここで弱火だから大丈夫だろうと、この記事書いてたら、玉ねぎ焦がしてしまいました。
でも微塵切りするの面倒なんで、このまま行きますw。

フライパンに挽肉投入。

まずアトランティスソルト、オレガノ、バジル、ローズマリー、ダイム。

ナツメグ、ガーリック、パプリカ、胡椒、ガラムマサラ、カレー粉。

味覇(ウェイパァー)。

鶏がらスープ。

ブイヨン。

調味料とよく混ぜたら、トマトホルダー。

さらに二缶目投入。

混ぜて煮込んで。

混ぜて煮込んで。

醤油にウスターソース。

ケチャップ。

よく混ぜたら、弱火で蓋をしてコトコト煮込みます。

次は八幡兵ポークの厚切りを冷凍しておいたので。

そのまま強火で焼きます。

細かくひっくり返しつつ、焼き続けます。

冷凍のままだけど、ようやく焦げ目が。

一時間くらい煮込んであるミートソース。

肉かなり分厚いのでフライパンを傾け、端の部分もしっかり焼き目つけます。

ひっくり返してまんべんなく。

このぐらい表面焼ければいいか。

ミートソースへ投入。

中へ沈めて。

蓋して弱火のまま放置。
焦げないようたまに底をヘラで見て、じっくり煮込みましょう。
これはミートソース作りつつ、ポークチャップの布石にもなります。

腹減ってきたから麺でも茹でるかと思ったが、ミートソースはまだ煮込んで寝かせてを繰り返さないと完成しない。
仕方なく野菜炒めを作り、空腹を凌ぐ事に。

早くミートソース食べたいなあ。
寝かせて煮込んでを繰り返すから、何日か完成まで掛かってしまうな。
ジミードーナツでもこんな凝った作り方はしてなかったはず。
あー、マスターに、ここまで料理ができるようになったと見てもらいたかったなあ。
料理過程の画像を若香へ送ってみるか。
『今、宅配便はそんなに信頼できませんか。お昼は食べましたか? 朱婧瑶15:00』
あれ、若香の返事に全然気づいていなかった。
『ミートソースとポークチャップ作ってるところです 岩上17:11』
とりあえずこっちも返信しておこう。
『宅配便ではなく、アマゾンで売られている外付けSSDですね。まったく使い物にならないので、返品しました。 岩上17:12』
『使えなければ返品すればいいです。これは何の豚肉のソースですかご飯を混ぜて食べるのは美味しいですか。 朱婧瑶17:16』

彼女はミートソースを知らないのかな?
ナポリタン同様日本だけの特殊なパスタなのかもしれない。
『ご飯というよりも、パスタですね。 岩上17:17』
クックパッドに載せてある四日間掛けた究極ミートソーススパゲティのURLを見せる。
『このパスタのソースを時間掛けて、作っているところです。 岩上17:17』
集中すると他の事がおそろかになってしまうのが、俺の欠点だ。
『ずっと台所で料理してたので、若香さんのLINE気付かず返事が遅くなりました。 岩上17:19』
『イチローの料理はますます上手になった。基本的に何でもできますか? 朱婧瑶17:19』
魚類は嫌いだから作る気になれないけど、それ以外ならある程度できるんじゃないかな。
『多分ほとんど作れると思いますよ。 岩上17:20』
ミートソース記事も彼女へ見せた。
『スパゲッティ(パスタ)系は俺の得意な料理でもありますね。 岩上17:21』
『だから「若香」はイチローにお腹を空かれる心配はありません。毎日違う食べ物に変えて食べる。 朱婧瑶17:22』
適当に作った野菜炒めの画像を送る。
『ちゃんと野菜も取ってますからね 岩上17:23』
『今日イチローはたくさんの料理を作りましたか。若香が過ぎ去るのを待って、イチローは若香にエビフライの天ぷらを作る。 朱婧瑶17:28』
海老かよ…、魚類じゃん。
『了解しました。海老の天ぷらですね。 岩上17:28』
『そうですね。前回大阪に帰って食べたことがあります。美味しいですね。 朱婧瑶17:29』
魚類以外で彼女の好きなものないのかな?
『あと若香さんの好きな食べ物は? 岩上17:30』
『そうです。イチローは国際取引口座の初審を見ましたか。写真を撮って若香にあげる。 朱婧瑶17:30』
え、何で食べ物の話から、また取引の話になるの。
まあ昨日審査がどうのこうの言っていたからなあ。
『あ、見てみますね。 岩上17:30』
俺はサイトのスクリーンショットを撮り、彼女へ送る。
こうして要望通り付き合えば、彼女の機嫌が悪くなる事もないだろう。
『イチロー上級認証も完了しましたか? 若香はイチローが頭がいいと思っていますね。若香が認証を始めたばかりの頃はよく分からなかったからですね。 朱婧瑶17:38』

『写真撮るのが面倒なだけで、難しくはないですよ。 岩上17:39』
少しだけ皮肉を込めて返事をする。
そんな事より、甘い会話がしたいんだよ、俺は。
『若香は初めは分からなかったからですか。叔父にもいつも聞いてはいけませんよ。だからイチローは若香より頭がいいのです。 朱婧瑶17:55』
もう叔父とかそういうのいらないから。
『そんな事はないですよ。若香さん、他に好きな食べ物はありますか? 岩上17:59』
『好きなのが多いですね。前にイチローに言ったよ。寿司、刺身、うなぎの蒲焼き、唐揚げ、エビフライの天ぷら、ラーメンなど。 朱婧瑶18:03』
外国人の好みそうな日本料理が多いな。
この中だとやはり連れて行く店は鰻になるね。
『鰻なら最高級の美味しい店連れていきますよ。 岩上18:04』
横浜で和食だと野毛にある『ぽあろ』になるけど、あそこの水木生意気だからなあ……。
あれほど失礼極まりない店は、中々ないほどだ。
食べログもグルなのか、おかしな対応ばかりするし。
初期横浜時代のぽあろ騒動を思い出す。
ドアが開き、ぽあろの水木が入ってくる。
このままだとゲンは俺から飲み代を取ろうとしないだろう。
「ゲンさん、俺から水木さんへ一杯ご馳走して」
「いや、別にいいですよ」
水木は生意気な断り方をしてくる。
コイツ、人が奢っているのに挨拶一つできないのか?
「岩上さん、そんな来る客に奢ってちゃ駄目っすよ」
ゲンが口を挟んできた。
「だってこうでもしないとゲンさん、俺から金取ろうとしないでしょ?」
「ま…、まあ、そうすけど。だって祝い金までもらってんのに……」
「今日はね、ゲンさんに子供が産まれて目出度いの! だから一緒に乾杯するよ」
「……」
無口な水木。
「あ、そうそう…、高橋さんが共に応援しようって言うから、ぽあろの事、食べログで口コミしておきましたよ」
「別に見てないですよ」
何だ、その口の利き方は?
普通店の宣伝を良かれと思ってしているのだから、素直にありがとうございますだろ?
俺はこの男の店の客でもあり、年上だ。
何人かの知り合いだって連れてっている。
もちろん結構な金額だって使っている。
しかもこうしてプライベートで会ったから、俺から一杯奢っているのに、礼の一つも無い。
前回俺がトイレへ行った時、一緒にいた澄ちゃんへこっそり電話番号を渡すような舐めた行動もしている。
「ゲンさん、チェック……」
これ以上コイツと一緒の空間にいると怒鳴りそうだ。
会計を済ませ、店を出る際「ご馳走になって一言の礼すら言えないのかよ、このガキ」と吐き捨てるように言葉を浴びせた。
多分昔だったらこの場で一発ぶん殴っているところだ。
俺も随分丸くなったのか。
職場で働いていても、先ほどの水木の対応を思い出す度イライラしている。
俺は別に間違っちゃいない。
おかしいのはあのガキだろう。
高橋満治が応援してような何だろうが、もう知った事か。
金を散々払っている客の俺に対してのふざけた行為。
感謝しろとは思わないが、あまりの愚行と礼を欠いた行為に腹が立つ。
もうあんな店二度と行ってやらねえ。
俺は食べログでぽあろの口コミを宣伝するよういい風に書いたが、正直に書き込みをしようと思った。
【2014/07/21】

私的に応援していたつもりではありましたが、人によって対応も違うのだなと感じ、サービスの☆は申し訳ないですが1にさせてもらうと共に、全体的評価も下げさせていただきました。
少しでもお客さんがつくよう個人的に様々な知り合いを連れて行きましたし、金額でも結構使ったつもりでいました。
ただ、女性客が一度でも来店するとSNSで「ありがとうございます」とマメにコメントはするのに、十数回行っている私には一切何も返答なし。意識していないのかもしれませんが、こういった対応って一応こちらは客の立場なので、料理云々抜きにしてとても気分悪くなりました。
他にも「食べログで紹介しておきましたよ」⇒「別に見てないですよ」など、気分を害す事は多々ありましたので、私はもう行かないようにします。
※本来ならこの記事を削除すればいい事なのですが、食べログで記事削除の項目が見当たらないのでこのような処置をとりました。
俺の書き込みを見た永井聡から電話があった。
「岩上さん、あれ本当なの? ちょっとヤバくない?」
「嘘書いたってしょうがないじゃないですか。今まで我慢していたけど、あまりに酷いので正直に口コミを訂正しました。嘘だと思うなら、澄ちゃんに水木から電話番号書いた紙もらったと聞いてみればいいですよ」
「私なら、自分の店にあんな口コミ書かれたら、土下座してでも謝って削除してもらう。ちょっとあの子おかしいね……」
「おかしいと言うか、別に俺は澄ちゃんと付き合った訳じゃないけど、二人でぽあろ行っている訳でしょ? それを俺がトイレ行っている時にこそっと電話番号を渡すってルール違反もいいところじゃないですか?」
「そうだよね…。例えば岩上さんと澄ちゃんが付き合っていないのを確認した上で、堂々と気に入ってしまってならまだ分かるけど」
「だから俺からはあのままにしておきますよ。事実を書いただけなんで」
「うーん、まあしょうがないね。向こうは悪過ぎるわ……」
数日後、水木からのリアクションはまったく無い。
しかし驚くべき事に食べログがあり得ないような処置をしてきた。
食べログにご投稿いただき、ありがとうございます。
大変恐縮ではございますが、口コミガイドラインに該当しておりましたため、下書き状態へ変更させていただきました。
お手数をお掛けしますが、食べログサポートからのメールをご確認いただき、口コミのご修正をお願いいたします。
俺の口コミを非公開にして閲覧できないように処理したのである。
悪口でなく事実を書いたまで。
それを何故あえて修正しなきゃならない?
こういった本当の意見は煙たがり、真実を載せないサイト。
それが食べログのやり方なのかとガッカリした。
まあぽあろの件はもういいや。
今後二度と行く事は無いだろうから……。
よって若香を横浜へ連れて行くのは却下。
『横浜より、若香さん連れてくの川越のほうがいいかな 岩上18:04』
『いいですね。若香が帰る時、イチローは若香を連れてすべての美食を味わいますよ? 朱婧瑶18:05』
美食ね、食べ物の好みが合うなら腐るほど色々な店へ連れて行きたいものだけど。
『うん、頑張って色々若香さんの好きな食べ物をご馳走します。報酬は若香さんの笑顔。 岩上18:06』
『若香が仕事を終える。車で家に帰る準備をする。家に着いてイチローに言いました。 朱婧瑶18:07』
彼女も仕事が終わりか。
あと数時間すれば今度は俺の仕事が始まる。
『うん、お疲れ様。気を付けて帰って下さいね。 岩上18:07』
最近若香は自分の写真見せてくれないな。
一言伝えておこう。
『若香さんの写真見たいな。 岩上18:08』
さて、ミートソースを再度煮込むとするか。
「……」
ヤバいな、先ほどの野菜炒めなんかじゃ、俺の胃袋は満足などしていない。
何日か寝かせて煮込む予定のミートソースだったが、無性に我慢できなくなってきた。
気付けば俺は、これは試食だと三百グラムの麺を茹でていた。

寝かせて煮込んでとか前回書きながら。

味見もしとかないとと……。

我慢できなくなり、パスタ茹で始め。

食べてしまいました、ミートソース初日w。
充分食べられるけど、完璧ミートソースと名付けたのだ。
より濃厚で濃密なものを目指したい。
ああ、でもちょっと幸せ。
風呂でも入ろう。
風呂上がりベランダでタバコを吸いながら涼んでいると、若香からLINEが届く。
『若香は家に着いたばかりだ。イチローは夜に他のものを食べますか? 朱婧瑶19:07』
彼女の写真も同封されていた。
何か化粧が妙に濃いな。
仕事だからかな?
美人ではあるけど、いつもの若香と違うような……。
いや、もちろん彼女なんだけど、何か作り物っぽい写真だ。
この子に、俺は今後の人生を捧げるの?
少し複雑な心境になりつつも、この関係が解消したらまた俺は孤独に打ちのめされるのだけは自覚していた。
試食したミートソースの写真でも送っておくか。
『風呂入ってました。 岩上19:20』
これで少しはどういう料理か分かるだろう。
『結構我慢できなくて、麺茹でてミートソース食べました。 岩上19:21』

『いいですね。 これは剛一郎が作った豚肉のソースですか? 朱婧瑶19:21』
また剛一郎……。
智一郎と本名を一度も呼んだ事がないくせに、太郎や剛一郎という間違いな一体何なのか?
打ち間違えと言われればそれまでだけど。
『美味しそうです。ただ少し減ったのではないでしょうか。お腹がいっぱいになりますか? 朱婧瑶19:21』
とりあえずさっきの写真を褒めておくしかないか。
あまりタイプじゃないんだけどな。
『若香さん、可愛い! 綺麗って表現のほうが合ってるのかな。とにかく絶賛する美女です。 岩上19:22』
『さっきご飯と野菜炒めも食べてますからね。 岩上19:22』
『主に夜に出勤するとお腹が空くでしょう。明日もイチローは休んだはずだ。 朱婧瑶19:23』
『休みがちょっと変わって、四月三十日、五月は七日と十四日にしたんです。だから明日も仕事なんですよ。 岩上19:24』
『イチローは今ちょうど上級認証が完了したかどうか見てみましょう。そして顧客サービスに相談して預金業務を行う。私が知っている限り、日本地区の最低預金は五万円で実践操作に参加できる。イチローは国際取引所がどのように預金と出金をしているか知らないかもしれない。 朱婧瑶19:25』
え、五万?
金掛かるの?
俺は彼女の言う通り、口座を開設しただけなんだけどな。
『イチローはこの方面の知識を学ぶのは初めてなので、もし香さんはあまり多くの資金を使うことをお勧めしません。これは初めて投資方面の知識に触れるからです。大きな資金を使うと、自分の心に負担をかける可能性があります。だから、五万円の取引を使って勉強し、利益を得ることができます。 朱婧瑶19:32』
五万円を俺に使えと言う事?
まあこのぐらいの金額ならキャバクラ行けば、すぐに使うから問題はないけど。
六月末に日本へ来るんだ。
飲み屋で使ったと思えばいいか。
指示通り入金し、サポートとのやり取りのスクリーンショットを撮る。
『はい。コールバックに相談して預金する。イチローはネットバンクを持っていますか。なければATMを使って預金します。 朱婧瑶19:36』
『ネットバンクはやり方分からないんですよ。ATMもですが。 岩上19:42』
何だか面倒臭いなあ……。

『今UFJ銀行の見たけど、さっぱり分からないです。 岩上19:42』
『UFJはあなたの携帯電話のアプリですか? 普段イチローは(スマホの)銀行アプリを使うのか、それともATMに行くのか。 朱婧瑶19:44』
『両方使いますよ。お金を預けたり降ろしたりはATM。口座を確認するのは携帯のアプリで 岩上19:45』
『イチローは普段携帯電話で人に支払いますか? 朱婧瑶19:47』
本当にこういうの、生理的に面倒で嫌いなんだよな。
『ネットバンクがなければ、ATMで預金をする必要がありますイチローはATMから遠いですか? 朱婧瑶19:48』
『普段はATMから払いますよ。アマゾンとかはネットですけど。 岩上19:52』
もう若香、こういうのやめようよ。
俺は何一つ望んでいない。
『ATMからの距離では、ATMの近くに着いてから取引所のオンラインサポートに連絡して預金口座を取得する必要があります。預金口座には時間制限があるので、それだけで時間が来ます。取引所にログインして、預金の手順を教えて、ATMの近くに着いたら、オンラインサポートに連絡して預金口座を取得します。 朱婧瑶19:53』
でも、ここで断ると、また付き合いを辞めるとか癇癪起こすだろうしな……。
『イチローがATMに着いてからコールバックに相談するのは円入金です。「顧客サービス」はイチローに日本円で入金される口座を与える。イチローはまたATMで客先から送られた口座に振り込めばいいです。振替の証明書は保留して顧客サービスに送ってくださいね。 朱婧瑶19:59』
ベランダに出てセブンスターに火をつける。
今正直俺は揺れているのを自覚していた。
このような面倒な取引などしたくない自分。
だけど若香と会うのを目前にして、それを逃がしたくない気持ち。
まあ損したとしても五万でいいのだ。
捨てたと思えばいいじゃないか、そんな金。
『とりあえずATM行ってから、コールバックに連絡すればいいんですね? 岩上20:14』
『はい。イチローはATMから遠いですか? 朱婧瑶20:15』
あ、サイトのサポートのほうへ二分ぐらいで行けると答えてしまった。
『イチローと「顧客サービス」は円預金と言った。預金額は五万円です。 朱婧瑶20:17』
まあ何でもいいか。
『コールは五万円の口座にマッチングします。そしてイチローはATMで顧客サービスに入金して口座を送ればいいと言いました。 朱婧瑶20:18』

もう若香、これで辞めようよ。
充分俺も付き合ったでしょ?
『入金が完了した後の領収書も「顧客サービス」に送ります。イチローは覚えておいてね。 朱婧瑶20:20』
どんどん指示をしてくる若香。
『そうだな。 イチローはもうATMに到着しましたか? 朱婧瑶20:21』
『着いてるけど、まだ待たされてます。 岩上20:25』
あー、仕事前に面倒臭い。
『イチローは今、オンラインサポートからカード番号を送るのを待っていますか? 朱婧瑶20:26』
言われたままスクリーンショットを見せる。
『イチローの入金は完了しましたか。もうすぐですね。若香はイチローに何かわからないことがあると思っていた。 朱婧瑶20:36』
金は入金したよ。
これでもう解放させてくれ。
『お金はイチローの口座に入金されましたか? 朱婧瑶20:36』

いちいちスクリーンショットを撮っては彼女へ見せる作業。
これは金を払う事より苦痛だった。
『はい。今イチローは口座に戻って口座の残高を見てみましょう。 朱婧瑶20:44』
もう何でもいいや。
君が気の済むまでやればいいんでしょ。
『はい。イチローの口座に入った。今日の取引データはもう終わりました。明日は週末で取引がありません。 朱婧瑶20:49』

『よく分からないけど、とりあえずこれでいいんですね? 岩上20:50』
会った時、まず押し倒して思う存分抱くからな。
こんな面倒な事付き合わせやがって。
『明日、若香は叔父と話をしてグループを作り、イチローと若香を一緒に指導する。 イチローはもっと全面的に理解するだろう。 朱婧瑶20:50』
叔父とかもうそういうの本当にいいから。
『はい。結構です。イチローが叔父と話す時は遠慮しなければならない。何しろ目上の人だから。これからもイチローの叔父です。 朱婧瑶20:51』
何で俺の叔父になるんだよ。
俺の叔父さんは修叔父さんだって。
まあ年上なら敬意は払うけどさ。
『目上の方に礼節を払うのは当然ですよ。 岩上20:52』
『イチローができると信じていますよ。そして私たちが取引している国際黄金一郎は誰にも言わないでください。何しろ叔父のプライバシーにかかわる。そして私たちは自分でお金を稼げばいいです。 朱婧瑶20:54』

金を稼ぐか……。
高円寺の手相占い師西谷泰人の言葉が再び蘇る。
「本当に色々な事をやられてきたみたいですね。五十二歳ぐらいから、あなた、凄いお金持ちになりますよ。これまでの事を色々な角度から精力的に動き、そうですね…、収入も多方面から入ってきます。六つ…、いや七つぐらいから。あなたが手掛けるのは、五つ…、うん、本当に器用に色々やられるんですね」
眉唾ものだけど、これがあの時言われたタイミングなのかな?
『もちろん若香さんとしか話さないですよ。 岩上20:55』
『若香はイチローの心の中に若香しかいないことを知っていた。イチローに教えてあげただけですか。何しろ叔父の位置にもかかわる。 朱婧瑶20:56』
本当に叔父とかはもういいって!
話題を変えよう。
『若香さん、日本に来るのは六月頃? 岩上20:58』
『そうです。六月末に大阪に到着します。 朱婧瑶20:59』
末だとしたら、都内へ彼女が来るのは七月になるよな。
『おばあさんの誕生日祝うから、会えるとしたら七月頃になりそうですね。 岩上20:59』
『イチローは大阪に行って若香と先に会う。それとも若香さんが祖母の誕生日を祝ってから新宿で会うのですか? 朱婧瑶20:59』

俺が大阪へ行く時間はさすがに無理だ。
彼女がこっちへ来た時、休みを取れなくなってしまう。
『仕事の都合もあるので、もう少し近くにならないと俺は予定立てるのが難しいです。 岩上21:00』
六月…、いや、七月の中番でスタッフの誰と誰の組み合わせ次第もある。
さすがに今はそこまで分からないもんな。
『若香さん、川越来たいなら、おばあさんの誕生日祝って、それからゆっくりこっち来てもいいとは思いますよ。 岩上21:01』
できるだけまとめて休みを取り、若香と毎日セックス三昧の日を送る。
その為に今日だって五万円を振り込んだのだ。
『イチローがまた若香が行った時、何日休んでもいいか分からないから。そして若香の時間は比較的十分です。イチローが何日休んでもいいのか心配だ。 朱婧瑶21:05』
『さすがに他のスタッフの都合あるので、たくさんは休めませんが、最大限の交渉はしてみます。俺も若香さんとの時間の共有をたくさん欲しいし、大切にしたい。 岩上21:06』
思う存分ヒーヒー言わせてやる。
想像したら興奮してきたな。
無性に女を抱きたい。
リオのところ行ってくるか……。
馬鹿だな、俺は。
それでちょっと前に懲りて反省したばかりだろ。
『だから若香はまず祖母の誕生日を祝う。そして新宿にイチローを探しに行きます。新宿には一日滞在できます。それから川越に行きますか、それとも横浜に行きますか。 朱婧瑶21:07』
ほら、真面目に接してくれている若香に失礼な事を、これ以上重ねるなよ。
『そうですね。若香もイチローのことを考えてくれるだろう。 朱婧瑶21:07』
『若香さんの行きたいところでいいと思いますが、さっき食べ物の好みとか聞いたら、川越のほうがいいかなと思っています。 岩上21:08』
まず鰻や寿司がいいなら、俺が作るでなく知り合いの店に連れて行く。
『もし川越に若香さん来たら、美味しい鰻の店(小川菊)→ 先輩の経営する寿司屋(江戸銀)→ 先日行った同級生のスペイン料理ベントゥーラとか考えています。 岩上21:22』
『川越はきっと行くよ。イチローは若香を連れて横浜へ景色を見に行こうと思っていたのではないでしょうか。 朱婧瑶21:22』
景色を楽しみたいのなら、完全に横浜だよね。
でも彼女が俺の好きな洋食屋で満足するかどうかは分からない。
インターコンチのカリュウに、フレンチワイズがあるか。
『欲張って、川越も横浜も行きますか。俺はとにかく若香さんと一緒にいれるのが嬉しい。 岩上21:23』
俺は地元の修さんのところの鰻屋『小川菊』のホームページを見せる。
『ここが鰻。 岩上21:25』
『若香貪欲ではありません。イチローは若香が横浜と川越に行くと約束したのですね。 朱婧瑶21:25』
まあすべては彼女が日本に来てからか。
『では若香さんが、まず川越来て俺が色々招待して振る舞います。それで若香さんの体調とか状況見ながら次行くところ決めましょう。 岩上21:27』
『鰻は美味しい。香はとても好きですね。どうせ「若香」が過ぎたら放して食べればいいのに。 朱婧瑶21:27』
鰻を食べて精をつけて、いっぱい俺の精子を掛けてやる。
『俺は若香さんと一緒に鰻食べて、君の笑顔見たい。 岩上21:27』
表面上は紳士的に、二人きりになったら野性的に。
『「若香」にはフィットネスがありますよ。体調は心配しなくていいですよ。 朱婧瑶21:28』
『心配はしていないけど、旅の疲れの事は考えます。若香さんが大切だから、心配はしますよ。 岩上21:29』
理想は川越行って、大久保のこのマンションへ連れてきて、セックス三昧がいい。
『大丈夫ですよ。イチローは気にしなくていい。疲れたと思ったら。若香はイチローに言いますね。 朱婧瑶21:31』
『うん、そうして下さい。 岩上21:32』
あと二ヶ月で若香と会える。
職場へ持っていく弁当でも作るとするか。
キッチンへ行き、簡易的な料理を始めた。
『そうだな。イチローはすでに攻略を終えた。香なら心配ないよ。計画が少し変わることもあります。主な二つの点が重要です。美味しいものを食べて楽しいところに行きます。イチローと一緒に。 朱婧瑶21:34』
『もちろんそれは確実に保証しますね。 岩上21:36』
美味しいものに楽しいところか。
うん、俺の経験と知識で、それは何とかしよう。
俺の料理も食べたいと言っていたもんな。
『だから私もイチローが若香の世話をしてくれると信じています。イチロー自身も自分の世話をしなければなりませんね。 朱婧瑶21:41』
『俺はもちろん若香さんの世話しますし、俺自身ちゃんとしてないとできないから頑張りますよ! 今日は職場に持ってくお弁当作っていました。 岩上21:45』
自分が食うものは思い切り手抜き。
『今もお弁当を作っていますか。どんな弁当を作っていますか。 朱婧瑶21:46』
あまり見せたくない弁当だけど、写真を撮る。
『夜は仕事で食べますか? 朱婧瑶21:47』
画像を彼女へ送った。
『ポークチャップ、ソーセージ、鰻の弁当作りました 岩上21:50』
変な風に見ないでね、この超手抜き弁当を。
『仕事中、時間見て食べますよ。 岩上21:51』
合間に料理ブログを書く。

【一日目】の特性活かし、弁当作りました。

じっくり煮込んで寝かせたポークチャップ。
ソーセージを三本炒め。
あとは漬物系と、冷凍していた鰻をオーブンで焼いただけw。
一体何個の記事を、俺は一日で書いているんだ?
『見ていても素晴らしいでしょう。お香さんは食事が終わったばかりで、今でも食欲があると思います。夜の時間が長すぎると涼しくなりませんか。 朱婧瑶21:57』

『今日風呂上がり暑かったので、扇風機出しましたよ。若香さんと会う頃日本は暑くなってる時期ですね。 岩上21:58』
この中でもマシに見えるのが、ポークチャップだろう。
先ほどの作る過程の写真を見せる。
『ポークチャップは、さっきミートソース作る際ずっと煮込んでいたんです。 岩上22:02』
『日本が暑い時に行ったことです。シンガポールの温度「若香」はすべて適応できる。日本の温度はもっと大丈夫ですね。 朱婧瑶22:02』
まあ南国の気候になれているなら、日本はまだマシだろうな。
『それなら安心できますね。 岩上22:02』
何だよ、ポークチャップの感想は無しか……。

『そろそろ準備して仕事へ行きますね。 岩上22:05』
『はい。イチローは服をたくさん着る。勤務先に行って若香にメッセージを送りますね。 朱婧瑶22:07』
『了解です 岩上22:07』
着替えを済ませ、新宿駅に到着。
今日は週末のせいか、いつもより若干人が多い。
『金曜日だから新宿、人が凄いでしょ 岩上22:27』
駅前の写真を撮って送る。

『うわー。たくさんの人ですね。確かにすごいですね。 朱婧瑶22:36』
君はこの場所へ二ヶ月来たら来日し、いっぱい俺に抱かれるんだからな。
不敵な笑みを浮かべながら、俺は歌舞伎町に向かって歩いた。
でも俺は本当にあの女で、これからの人生を満足できるのだろうか?
結局男は腐るほど女を抱くと、どんないい女でも飽きてしまう生き物だからなあ……。

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