【100歳まで幸せに生きるFIRE】#33 会社を辞めると伝えた日のこと
「会社を辞めます。」
その一言を口にするまで、何度も頭の中で言葉を繰り返しました。
会社を辞める決意は固まっていましたが、それを上司に伝える瞬間だけは緊張したことを、今でもよく覚えています。
独立することへの期待はありました。
でも、それ以上に「本当にこれでいいのだろうか」という不安もありました。
会社への不満ではありませんでした
私が会社を辞めようと思ったのは、会社が嫌だったからではありません。
人間関係にも恵まれ、仕事も嫌いではありませんでした。
むしろ、多くのことを学ばせてもらった会社には感謝しています。
だからこそ、退職を伝えるときも、不満を並べることはありませんでした。
「もっと自分の力で挑戦してみたい。」
その気持ちを正直に伝えました。
すると上司は、とても驚いた表情をしていました。
「本当に辞めるのか?」
「まだ若いんだから、もう少し会社で経験を積んだ方がいいんじゃないか。」
そんな言葉を掛けてくれました。
引き止めてもらえたことは、本当にありがたいことでした。
でも、私の気持ちはもう決まっていました。
あのプロジェクトが人生を変えた
前回お話ししたように、フリーランスのエンジニアたちと一緒に仕事をした経験が、私の価値観を大きく変えました。
同じような仕事をしているのに、収入は何倍も違う。
そして何より、自分の判断で仕事を進めるスピード感。
その働き方に強く惹かれました。
もちろん、会社には安定があります。
福利厚生もありますし、毎月決まった給料が支払われる安心感もあります。
でも、その安定と引き換えに、自分が望む人生を先延ばしにしているような気がしていました。
「今しか挑戦できない。」
そう思ったのです。
不安よりも期待の方が大きかった
もちろん、独立すれば仕事がある保証はありません。
収入がゼロになる可能性だってあります。
会社員だった頃より、はるかに大きな責任を背負うことになります。
それでも、不思議と恐怖はありませんでした。
それ以上に、
「自分の力だけで、どこまでやれるのか試してみたい。」
という気持ちの方が強かったのです。
挑戦しない後悔より、挑戦して失敗する後悔の方がいい。
その頃の私は、本気でそう思っていました。
人生を変える一歩
人生には、後から振り返ると「あの日が分岐点だった」と思える日があります。
私にとって、その一つが会社を退職することを決意した日でした。
あの日、一歩踏み出したことで、その後の人生は大きく変わりました。
個人事業主として独立し、その後会社を設立し、投資を続け、そしてFIREという目標も達成することができた。
もしあの日、「やっぱり辞めるのはやめます」と言っていたら、今の私はなかったでしょう。
人生は、大きな決断で変わるように見えて、実は「最初の一歩」を踏み出せるかどうかで決まるのかもしれません。
次回は、「個人事業主として初めて仕事をした日」についてお話しします。
会社員とはまったく違う働き方に戸惑いながらも、「自由」と「責任」の大きさを初めて実感した出来事をお伝えします。
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