「扱いやすいイエスマン」が組織を滅ぼす
「扱いやすいイエスマン」が組織を滅ぼす
「なぜ、こんな判断が通ってしまうのだろう。」
ニュースを見ても、会社でも、地域でも、そう感じることがある。
問題は、一人の能力ではない。
組織全体が「同じ声しか聞こえなくなること」にある。
千人の諾諾、不如一士之諤諤
千人の諾諾(だくだく)たるは、一士(いっし)の諤諤(がくがく)たるに如(し)かず。
千人のイエスマンより、
一人の正直に意見を言う人の方が価値がある。
これは二千年以上前から語られてきた言葉だ。
組織は反対意見を失った瞬間から、
外ではなく内側から崩れ始める。
エコーチェンバーという現代病
人は安心できる意見だけを集めやすい。
SNSでも、
会社でも、
友人関係でも。
同じ考えだけが反響すると、
それが正しいように感じてしまう。
しかし現実は違う。
変化はいつも、
外側からやって来る。
必要なのはクリティカルシンキング
批判することではない。
一度立ち止まり、
「本当にそうなのか」
を考える習慣だ。
歴史を学ぶ意味も、
知識を増やすことではなく、
自分で考える物差しを持つことにある。
AIもまた「諤諤たる友」になれる
AIは便利な道具だ。
しかし、それだけではない。
使い方次第では、
自分とは違う視点を示してくれる存在にもなる。
都合のいい答えだけを求めるのではなく、
「別の見方はないか」
と問い続ける。
その積み重ねが、
思考を深くしていく。
組織を強くする
組織を強くするのは、
従順な人ではない。
考え続ける人である。
そして、
AIをイエスマンにするのか。
それとも、
共に考える友にするのか。
その答えは、
AIではなく、私たち自身が決めている。
