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55歳、採用されたのに私はまだ求人票を見ている

採用の連絡が来た。

受かった。

なのに今、私はまた求人票を見ている。

「私、自分の希望をほとんど言ってないな」

今回の面接で、私はかなりのイエスマンだった。

たぶん、その前に別の会社の面接で落ちたことが効いていた。

その面接では、働く前に聞いておきたいことを結構質問した。

もちろん、それが不採用の理由だったかどうかは分からない。

でも私は、

「質問しすぎたのかな」

と思った。

だから今回は、逆に振れた。

とにかく、まず受かりたかった。

本当はフルタイムだけではなく、もう少し短い働き方も考えていた。

でも話していると、会社側はフルタイムを希望しているように感じた。

だから、

「フルタイムでも大丈夫です」

と答えた。

勤務条件についても、ほとんど聞かなかった。

そのときは、

「まず受からなきゃ、相談も何もない。
細かいことは、採用されてから考えればいい」

と本気で思っていた。

そして、本当に採用された。

すると今度は、

「今さら条件のことを言うのもどうなんだ」

と思っている。

なんなんだ、私は。

自分で決めた働き方とは、結構違う

仕事を探しながら、私は自分なりに「こんな働き方がいい」と考えていた。

できれば週20〜30時間くらい。

仕事のあとにnoteを書いたり、勉強したりする余力が残ること。

外の仕事だけで一日を使い切らないこと。

ところが今回決まった仕事は、フルタイムだ。

あれ?

自分で決めた基準、どこへ行った。

とは思う。

それでも、この会社に行きたくないわけではない。

仕事内容はやってみたい。

通いやすい。

未経験の私でも、「やってみよう」と思えた。

それと、もうひとつ。

面接で会った人たちは、ぐいぐい明るいタイプではなかった。

いわゆる陽キャな職場だったら、仕事内容が同じでも、私は少し身構えていたかもしれない。

まだ働いていないから、本当の人間関係なんて分からない。

入ってみたら、全然違う可能性だってある。

それでも、その日その場所にいたときは、

「ここ、いいかもしれない」

と思った。

条件より、空気を選んだのかもしれない

前回の記事では、その職場があまりにも静かで、

「仕事内容も人もいい。でも、このお腹で働けるのか」

と書いた。

静かすぎることは不安だった。

なのに、その静かな空気そのものには、どこか馴染みやすさも感じていた。

条件だけでは分からない「なんとなく合いそう」があった。

自分で決めた条件からは、結構ズレている。

それでも、行ってみたいと思った。

もしかすると私は、

条件より空気を選んだのかもしれない。

でも、それが自分に合った選び方だったのかは、まだ分からない。

今年いっぱい、働いてみる

最初の4か月は試用期間だ。

9月、10月、11月、12月。

今年いっぱい、働いてみる。

フルタイムでも意外と平気なのか。

あの日感じた「なんとなく合いそう」は、本当に合っていたのか。

そのへんは、求人票を何回眺めても分からない。

採用されたら、仕事探しは終わると思っていた。

どうやら私はまだ、

「この仕事を選ぶのか」

をやっている途中らしい。


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