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映画レビュー『シン・ゴジラ』 邦画の可能性と底力を見せ付けた傑作

「ゴジラ FINAL WARS」以来12年ぶりに日本で製作された「ゴジラ」シリーズ第29作目。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明と「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の樋口真嗣が短編「巨神兵東京に現わる」に次いで、再びタッグを組んだ。現代日本にゴジラが出現。初めて直面する恐怖に、街中パニックに陥る……。自衛隊の全面協力のリアルな戦闘シーン、シリーズ最大の体長118.5メートルのゴジラがフルCGで造型され、リアリティを追求したストーリーとドキュメンタリータッチの演出で描き出す。長谷川博己、竹野内豊、石原さとみら総勢328名の日本俳優陣が結集。2016年第90回キネマ旬報ベスト・テン2位、日本映画脚本賞(庵野秀明)。2023年10月27日モノクロ化した「シン・ゴジラ:オルソ」が第4回「『ゴジラ‐1.0』公開記念 山崎貴セレクション ゴジラ上映会」にて上映。

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オリジナル版「ゴジラ」の意志を継ぎ、現代的なテーマを盛り込んだらこういう感じの作品になるのだろう。
震災、原発事故、政治の機能不全、日米安保…正に今の時代の写し鏡だ。

早いテンポで畳み掛ける前半はあざとさも感じるが概ね心地よい流れ。
竹之内豊、石原さとみが絡むドラマパートは拙い演技も手伝いトーンダウンして観ているこちらが気恥ずかしくなる。(石原の場合はキャラ設定に難があるのかも)

ゴジラによる放射線乱舞が神々しいまでに美しい
流石はアニメの人、絵作りが斬新だ。実写からこの発想は出ないだろう。

ゴジラの休止場所が矢口作戦に好都合過ぎるなど不自然な部分も見受けられるものの、オリジナルの芸術性とエンターテイメント性を見事に両立させた。

邦画の可能性と底力を存分に見せ付けた骨太な作品である。

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