【EVO Japan 2026】格ゲー歴20年の俺が、初めて大型大会に出て負けた話【スト6】
ストリートファイター6をやっている。
実力はハイマス~アルマス帯をうろうろといった感じ。
格ゲー自体の歴は今年で大体20年ほどだ。下手の横好きでだらだらと続けている。
今から1年ほど前、こんな記事を書いた。
うだうだと情けないことが書いてあるが、要約すると
国内最大規模の格闘ゲームの大会EVOJapanに、行こうと思えば行けるのに、行かなかった。
そもそも行くという選択肢が、自分の中に無かった。
それがひどく恥ずかしい。
という内容だ。赤裸々な感情を吐露した、取るに足らない個人手記である。
そしてこの記事の投稿から一年後。今から1か月前の5月1日。
俺は────

EVOJapan2026に参戦した。
初めての大型イベント。初めての大会参加。
画面の境を飛び越えて、東京の地に赴いて。
一プレイヤーとして戦って、そして負けた。
今日はその話をしようと思う。
ちなみに本当はEVOから帰ってすぐに書き上げたかったのだが、
仕事の繁忙、家族の体調不良、そしてそれらに伴う自身の生活に乱れにより5月中は身動きがとれず、気づいたら1か月が経っていた。
でも、問題はない。
あの日のことは今でも昨日のことのように思い出せる。
■■■
遡ること4月30日。
アローラナッシーに見送られながら俺は宮崎空港を旅立った。

当日まで仕事を入れていたので、定時上がり後の夜のフライトだったが特に疲れは感じず。
良く分からないふわふわとした高揚感が、自分の周囲を靄のように漂っていたことを覚えている。
東京の地を踏むのは多分十数年ぶりだ。
夜の東京はなぜだか宮崎とそう変わらないように見えた。
宿は、東京に住んでいる弟の家に厄介になった。
当初は宿だけ世話になる予定だったのだが、弟もEVO開催の数カ月前からスト6にハマっており、急遽彼も会場へ同行することになった。
自分で当日券を3日分買う入れ込みようだ。
結果として弟には宿だけではなく、道中のガイドや試合中の荷物の管理など諸々ガッツリ世話になり、慣れない東京の地で過ごすうえで非常に助けられた。
まあどうせ読んではいないだろうが、この場を借りてお礼を言っておく。本当にありがとう。
弟の家までの道中の家系ラーメンで適当に夕食を済ませ、翌日に備えてその日は早々に寝床に入った。
寝付けないかとも思ったが、やはり自覚はできずとも疲れはあったのだろう、日付が変わる前にはストンと眠りに落ちた。
久々に会った弟から借りた布団は嗅ぎなれないよその家のにおいがした。
翌日5月1日。
アケコンの入った重いリュックの肩ひもを、肩にきつく食い込ませながら電車に揺られること一時間。
EVOJapan2026開催の地、東京ビッグサイトまでやってきた。

当日はあいにくの雨であり、屋根のある通路に人々が長蛇の列をなしていた。
ところどころに自分と同じように角ばった荷物を背負っている人を見かけて「ああ、格ゲーの大会にきたのだなあ」とぼんやり実感する。
入場の手続きやらなんやらを済ませ、無事会場入りできたのがその一時間後。
時刻は朝の9時過ぎ。開場して間もない時間だ。
俺の試合は夕方の17時半からなので、
正直もっと遅い入りでも問題なかった。
そこを朝イチから入ったのは、初めての参戦で勝手がわからなかったこともあるが、せっかく初めてのEVOJapanなのだから、頭から尻尾までしっかり堪能したいという気持ちが大きかった。
自分の試合が始まるまでは、物販を冷かしたりサイドトーナメントの北斗の拳を観戦したりしながら時間をつぶす。
この時点ではあまり緊張はしていなかった……と思う。
というより、この後自分の試合があるということに関して、どこか他人事のように感じてすらいた。
今思えば、広大な会場全体に充満する非日常的な雰囲気に、吞まれていたのだと思う。
試合前にフリー対戦スペースで少し指慣らしをしたかったが、あまりの人の多さに断念した。
代わりに、アケコンの試遊スペースでちょっとだけキャラを動かした。
俺の指の動きに合わせて、慣れ親しんだコンボを披露する画面内のブランカに若干の安堵を覚える。
試合開始時刻の少し前、友人間で使用しているグループラインを見ると、俺に格ゲーを教えてくれた友達から一つだけアドバイスが投げられていた。
『キ〇ガイになれ、緊張してる同士の試合は守ると負けるぞ』
この言葉を読んで、なんとなくだが蒙が開くような心地がした。
そうだ。プロでもあるまいし、俺に何を守ることがある。
今日この後どんなことになろうとも、固い動きだけはすまいと心に刻んだ。
時刻はついに17:30を迎え、自身に割り振られたプールに選手とスタッフが集結する。
OPEN.GGのページとプールの看板を見比べて、何度も番号を確認する。
大丈夫。合ってる。
「カッパーさん」とスタッフに名前を呼ばれ、示された席へ着席した。
「kapper283」は「カッパーさん」って呼ばれるんだなあ、などとどうでもいいことを考えていたことを無駄に覚えている。
見よう見まねでぎこちなく試合前のボタンチェックをこなし、ついに試合が始まった。
俺の、初めてのEVOJapanが。
お相手の使用キャラはアレックスだった。
俺の使用キャラはブランカ。
個人的にこの組み合わせはブランカ有利だと思っている。
構えからの多彩な起き攻めがアレックスの強みの一つだが、
それに対しブランカの無敵技は溜め大P以外のすべての選択肢に勝てる。
アレックス側も守りが弱く、ブランカの苛烈な攻めを耐える方法に乏しい。ランクマでも勝ち越せているキャラだ。
1セット目はこちらの目論通り、相手の構え起き攻め対し無敵技が通りまくり勝利を収めた。
順調────と言いたいところだがしかし、ラウンドの終盤にはこちらの動きに対応し始めている気配を感じた。
その予感は的中することになる。
2セット目から露骨に雲行きが怪しくなった。
こちらの攻めは捌かれ、相手側の攻めは通される。
分かっている。相手はこちらのキャンセルラッシュに対してパリィを押す癖がある。投げを見せなければ。
分かっている。構えをリバランで狩る動きに対し小K派生を見せるようになってきた。対空の距離まで歩いて詰めなければ。
分かっている。
分かっているのに動きが変えられない。
指に染み付いた動きに知らず知らずにすがってしまう。
頑なに同じ動きをする自分に苛立ちながら、2セット目を落とす。
そして迎えた3ラウンド目。
2中Pキャンセルラッシュから投げに行こうとした結果、初撃が当たっているのに投げてしまい、投げスカから確定を取られてしまう。
馬鹿。2中Pのヒット確認なんて何百回やってきたと思ってる。
相手の構え起き攻めに焦って無敵技を打ったところを、溜め大P派生で狩られる。
そりゃそうだ。こんだけ打ってれば警戒されるに決まってる。
試合後半では動きを散らすべきだなんて、普段のランクマなら百も承知なのに。
流れを取り戻せぬまま────最終セットの勝利は相手のものとなった。
初戦負け────。
悲しいとか、悔しいとかの感情は全くなく。
ただただ頭の中が真っ白だった。
相手との挨拶だけ人形のようにこなして。
席を立った瞬間から足ががくがくと震えだした。
心臓の鼓動が煩い。走った後のように息が荒い。
あんなに喧しかった会場の雑踏が、大音量で鳴り響くゲーム音が、どこか遠くに感じられる。
自分と世界の間に、気味の悪い薄皮が一枚挟まっているかのような、そんな感覚。
────あ。
俺、緊張────してたんだ。
キャラはいつも通り動いていた。コンボミスもあまりなかった。
ただそれは、染みついた指の動きにただ従っていただけで。
自分の頭で考えて戦うということが、出来なかった。
相手はちゃんと動きを変えてた。俺には出来なかったことを、ちゃんとやってた。
1ラウンドは取れたけど、今にして思えば大会という環境においては明らかに格上だった。
負けた────言い訳のしようもなく。
「────カッパーさん!」
呆然としているところ、不意に名前を呼ばれる。
そうだ。EVOはダブルエリミネーション方式。
2回負けるまでは、終わらない。
俺は弾かれた様に対戦台へと向かった。
2戦目のお相手はジェイミー。相手の顔ももう覚えていない。
真っ白な頭でボタンチェックをこなし、そのままなし崩しに対戦へと移る。
よく覚えていないが、多分ひどい動きだった。
自分も、そしてお相手も。
隣のお相手もまた、自分と同じくらい緊張していることがプレイから伝わってきた。
そりゃそうだ。ここで負ければ、終わり。
負けたくないよな……お互い。
ここで幸運だったのは俺の使用キャラがブランカだったこと。
ブランカは、冷静じゃない相手に対してめっぽう強い。
弱ロリからの投げ。サプフォによる裏回り。離れたところからの唐突なリバラン下段。
ほんの少し反応が遅れただけで返せない択が山ほどある。
荒らし択を何度か通し、試合のペースをつかんだ俺は2-0で勝利をつかんだ。
2戦目が終わり、席を立った後も足の震えは止まらなかった。
公式戦初勝利。
喜びも感動も全く湧いてこない。俺の頭はそれどころではない。
自分を突き動かしているのが闘争心なのか緊張なのか、
アドレナリンでひたひたの脳には判別がつかない。
覚束ない指先で友人のグループラインへ勝利報告を送る。
初勝利の実感が込み上げる間もなく、名前が呼ばれ3戦目が始まった。
3戦目。お相手のキャラはキャミィ。
女性の方で、家族と思しき人たちがギャラリーから応援していた。
一度勝利できたことで少しは落ち着いたのだろうか、1戦目のようにある程度思い通りにキャラを動かすことが出来た。
いや、出来た気になっているだけで今見返したら酷い動きだったのかもしれないが……ともかく1セット目は順調に勝利を収めた。
2セット目、ごちゃごちゃありながらもお互いにラウンドを取り、最終ラウンドまでもつれ込む。
体力は俺が先行。あと一撃というところまで相手を追い詰めたが、自分が画面端を背負った状態で相手のCAぶっぱを食らいバーンアウトしてしまった。
こちらの体力も残りわずか。なおかつ後ろは画面端の状況で相手の起き攻め。
投げでも打撃でも死ねる状況だ。
しかし、SAゲージはある。
SA1を当てれば俺の勝利────
ここで友人からのアドバイスが頭をよぎった。
『キ〇ガイになれ────』
俺は起き上がりにワイルドハント(コマ投げ)をぶっ放した。
この状況で、リバサSAを警戒していないはずがない。
絶対に当たる。謎の確信があった。
飛び上がったブランカはガードを固めていたキャミィに飛び掛かり────そのまま掴んで相手の体力を削り切った。
直後、背後のギャラリーから「そりゃ無理だ」という声が上がったことを覚えている。うん、俺もそう思う。
普段のランクマではやらないような、意味不明の択。
普通に技を重ねられば負けだったし、SAを警戒するにしても垂直という択もあった。
最適な択だったとは口が裂けても言えないが、あの時あの場所でしか当たらない択だったこともまた、間違いないだろう。
何はともあれ2-0で3戦目も勝利をつかみとった。
4戦目はケンのコスプレをしたお兄さんだった。
使用キャラは、もちろんケン。
試合前、ボタンチェックを行っているときになんとなく相手に話しかけた。
「その格好でケン以外が出てきたらどうしようかと思いました」と。
意味不明な勝ち方をして、よく分からないテンションの上がり方をしていたのかもしれない。よくないぞ。
お相手は「いや、わかんないですよ! 途中からエドが出てくるかも……!」とノリよく返してくれた。
いい人……!
ここで冷たく返されていたら、俺の精神は粉微塵に砕け散っていたかもしれない。(ならそんなことすんなよ)
この会話で緊張をほぐせたのか、上手いこと択を通すことが出来、2-0で無事勝利した。
当然ながら途中でエドは出てこなかった。
5戦目。
呼ばれた相手の名前に聞き覚えがあった。
そうだ。俺のプールにいたシードの選手だ。
俺が1戦目に戦ったアレックスの人に負けてルーザーズに落ちて来たらしい。
「ラグチェックは要りますか?」
試合前に尋ねられる。手馴れた試合前準備に熟練を感じた。
恐らく、間違いなく格上。今までとは質の違う緊張が走る。
使用キャラはザンギエフ。結構苦手だが、その分過去に対策した時間も長いキャラだ。
勝てない相手じゃ、ないはずだ。
自分に言い聞かせながら試合を開始する。
守っていて勝てる相手ではない。
こちらからガンガン攻めていく。
無敵技やリバサインパクトを惜しみなく吐く。
ラッシュや弱ロリで徹底的に揺さぶる。
攻めろ。攻めろ。勝ちをもぎ取れ。
1セット目は俺の勝利となった。
いける。勝てる。
そう思えたのは、そこまでだった。
2セット目から、こちらの攻めを的確に返されるようになった。
ラッシュや弱ロリは止められ、強ロリや飛びもダブラリで返される。
相手は、自分から攻める頻度を減らして、俺の攻めをひたすらに待つスタイルに立ち回りを変えていた。
こうなったならば、本来は我慢比べだ。
じっくり立ち回り、差し合いの勝負に持っていくべきである。
しかしその時の俺に、ブレーキをかける余裕は持ち合わせていなかった。
なんとか噛み合わせようと、無理矢理な攻めを敢行し続ける。
攻めろ。
攻めろ。
勝ちをもぎ取れ。
1セット目はそれでとれたんだから────
そんなことで、勝てるわけもない。
相手のザンギエフは無慈悲に俺の攻勢をはじき返し続け────気づけは俺のブランカの体力は0になっていた。
3勝2敗。
予選ルーザーズ4回戦敗退。
それが、俺の人生初の大会の結果だった。
意外なことではあるが、最後の試合が終わって俺から最初に出てきた感想は「楽しかった!」だった。
2戦目こそひどかったものの、他の試合ではある程度自分の力は出し切れた自覚があった。
負けた相手はどちらも格上だったし、大会独自のきわきわな択も通せた。
初の大会参加で、いけるところまで戦いきれた自分が誇らしくすらあった。
楽しかった。
それは嘘じゃない。
嘘じゃない────が。
その時は「楽しかった」とだけ思った方がいい気がして……他の感情からは目を逸らした。
そのあとはある程度他の試合を観戦してから会場を後にした。
俺は負けたが、翌日からもEVOは続くのだ。そしてチケットはしっかり3日分ある。
ここからは観客としてたっぷり楽しまなければ。
帰り道の海鮮丼屋で適当に夕食を済まし(なるおさんらしき人が同じ店で食べており妙に緊張した)弟の家へ帰宅した。
体は雨ですっかり冷え切っており、弟から風呂を借りることにした。
自宅とは勝手の違う浴槽に身を埋め、凝った身体を湯船でほぐしていると。
目を逸らした感情の隙間から。
疲弊した精神の奥から。
じわじわと。
じわじわと。
悔しさが込み上げてきた。
俺は今日、負けた。
相手は格上だった。それは間違いない。
ある程度実力は出し切れた。それも間違いない。
でもそれは、今日「負けた理由」であって。
「負けてもいい理由」には、なんないんじゃないのか。
勝てる道はあったんだ。
100%負けが決まった試合じゃなかったんだ。
そりゃ地力じゃ負けてたさ。
でも、どちらも1セット目は取れてたんだ。
2セット目、もう少しだけ冷静になれていたら。
あのヒット確認をミスっていなければ。
シードの名前にビビったりしなければ。
もっと事前にキャラ対を詰めていれば。
10分だけでも日々の練習を多くしていれば。
俺が今日────ほんのもう少しだけでも強かったなら。
初日を勝ち残ることのできた未来も、あったんじゃないのか。
ここで涙を堪える自分も、居なかったんじゃないのか。
初の大会。初の大型イベント。初の────真剣試合。
楽しかったは嘘じゃないけど、それ以上に……ひどく悔しかった。
弟の家の風呂場で、一人奥歯を噛み締めた。
■■■
2日目以降は純粋に観戦を楽しんだ。
以前書いたNoteに対して励ましの言葉をくれたプロゲーマーのナゲさんに、直接お礼を言うことも出来た。
「続けていれば良いことありますよ」と言っていただけた。
昨日の敗戦を思い、深く胸に刻んだ。
初日、自分の試合が終わったあと、俺のNoteをいつも読んでくれている読者の方が声をかけてくれるということもあった。
記事を上げると真っ先にいいねをくれる人だ。直に会えて嬉しかった。
これからも投稿頑張ります。
そして最終日、行われた試合はどれも火が出るほど熱かった。
縦横無尽に暴れまわるちゅららさんのシンとカイ。
あまりの強さにドン引きした、傘兎選手のフェリ。
鉄拳8決勝でまさかの実現を果たした、三島親子対決。
そして悪童Punkに立ち向かうZetaの若き二枚看板……。
ひたすらな感動と、称賛の念があった。
どの格ゲーも、どの選手も。
そこまでの練度へと磨き上げたその執念に、ただただ畏怖した。
壇上でトロフィーを受けとる輝かしい選手たちを見て、
「俺もいつかあそこに……」だなんて思いあがれはしない。
そんなことは無理だと当たり前に分かっている。
でも。それでも。
もっと勝ちたかったと思う。
まだ強くなりたいと思う。
東京を離れ、宮崎へと帰り。
日々の忙しさに翻弄され、日常に猥雑さに身を置いて1か月経った今でさえ。
アケコンを膝に置くと、アレックスとザンギエフに負けた記憶が蘇ってくる。
きっとこの負けた記憶は一生消えないんだろうな。
これから格ゲーを続けていくうえで、生きていくうえで。
ふとした瞬間に頭をよぎるのだろう。そんな確信がある。
こうも深く刻みつけられた敗北の記憶が今まであっただろうか。
格ゲーを20年間やってきて。
スト6だけでも、何千試合。下手したら何万試合もやってきて。
ここまで深く記憶に刻まれた試合の記憶なんていくつあるだろう。
初めて大会に参加して分かった。
大会とは、忘れられない敗北の記憶を作りに行く場所だ。
重たいアケコンを担いで電車を乗り継ぎ、
人ごみにもまれながら、足が震えるほどに緊張して、
そんな思いをしながら、一生忘れられない敗北の記憶を刻みに行く場所なのだ。
その記憶を持ち帰らずに済むのは、最後まで勝ち残った一人のみ。
今回のEVOのスト6で言えば、参加した7,168名のうち、
7,167名は苦い敗北の記憶を抱えて帰路についたことだろう。
初心者だろうと、古参だろうと。
プロだろうと、アマチュアだろうと関係なく。
優勝したただ一人以外は皆等しく、負けて帰ったのだ。
そんな、得難い場所が、他にあるだろうか。
決意する。
来年も必ず、EVOJapanに出る。
優勝は絶対に出来ない。
それでも、今よりももっと強い自分になって、もう一度あの場所へ行く。
「当事者」になれるあの場所へ。
忘れられない勝利と敗北の記憶を刻みに。
画面の境を飛び越えて、また────。
