何人にも同じことを言われるのに、まだ変えていませんか
こんにちは。安定収益の作り方について、起業や副業に関する考え方を配信している柴田謙吾です。
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自己投資、という言葉から何を思い浮かべるでしょうか。本を買う。講座を受ける。私もずいぶんお金を使ってきましたし、それが無駄だったとはまったく思っていません。
ただ、いちばん手っ取り早くて、しかもほとんどお金がかからない自己投資があります。周りの人の意見を聞くことです。
そして、その中でもとりわけ効くのが「よく言われること」のほうだったりします。今日はそんなお話をしてみたいと思います。
自分で選んだ本や講座では、方向は変わらない
身も蓋もない話をします。私たちが選ぶ本も講座も、すべて自分の価値観の延長線上にあります。
書店で手に取るのは、なんとなく気になったタイトルです。申し込む講座も、自分が「これは必要だ」と判断したものです。つまり、選んだ時点ですでに、自分の枠の中に収まっているわけです。
だから本や講座で起きるのは、たいてい「深くなる」ことです。今いる道を、もっと速く、もっと上手に歩けるようになる。これはこれで、とても価値のあることです。
ですが、「そもそも道が違うのでは」という方向転換だけは、まず起きません。自分の枠の中を掘り進めている限り、枠の外は見えないからです。私が知る限り、その枠を外から壊してくれるのは、たいてい人でした。
「よく言われること」こそ、成長を止めている原因
ここからが本題です。人からもらう言葉の中で、いちばん注目すべきものはどれか。
私は「よく言われること」だと思っています。一人からではなく、何人もから、しかも場所も時期も違うのに同じことを言われる。あれです。
正直に申し上げると、私は長いあいだ「ケニーは話が小難しいんですよ」と言われてきました。恥ずかしながら、これがずっとピンときていませんでした。こちらとしては、誤解のないように丁寧に説明しているつもりだったからです。むしろ、省略せずに順を追って話しているのは親切なくらいだと思っていました。
ところが、言ってくる人が一人ではないのです。付き合いの長い方からも、初対面の方からも、まったく違う場面で同じことを言われる。さすがにあるとき観念しました。これだけ違う人が同じことを言うということは、私のほうがおかしいのだろうと。
これは怖い話でもあります。何人もが気付いていることに、本人だけが気付いていない。しかも、それを何年も放置できてしまう。同じことを繰り返し言われているのに変わらないというのは、その一点が、成長を止めている場所だという合図なのだと思います。
意見が「攻撃」に聞こえるときは、順番が逆になっている
とはいえ、人の意見を素直に受け取るのは簡単ではありません。耳が痛い話ほど、そうです。
ここで大事になるのが、その前段にある自己受容だと感じています。今の自分を、良いも悪いも含めてそのまま認めておくこと。
今の自分を否定しながら生きていると、人の指摘はすべて追い打ちに聞こえます。「やっぱり自分はダメなんだ」と受け取ってしまうので、話を最後まで聞けません。反射的に言い訳が出てきます。この状態では、せっかくの言葉が全部こぼれ落ちてしまいます。
逆に、今の自分をいったん認めていると、同じ言葉がただの情報として入ってきます。「へえ、そう見えているのか」で終われるようになる。人格の話ではなく、見え方の話として扱えるのです。
自分では見えていないけれど、他人には見えている自分。そういうものが必ずあります。そこを教えてもらうのが、いちばん割のいい自己投資だと私は思っています。
自分を測る物差しは、3つ持っておく
もう少し整理してみます。自分を客観的に測る物差しは、大きく3つあると考えています。
・自分で評価する
・他人の言葉から評価する
・数値で評価する
成長が速い方は、二つ目と三つ目を必ず持っています。人の言葉を集め、数字を見て、そのうえで自分の現在地を判断している。
いちばんもったいないのは、一つ目だけで測ってしまうことです。「自分はまあ、そこそこできている」。これは主観だけで出した答えですから、当たっているかどうかを確かめるすべがありません。
ビジネスの世界だと、この差はわりとはっきり出ます。売上が伸びない理由を自分の中だけで考え続けている方は、たいてい同じところをぐるぐる回っています。一方で、お客様に率直に聞いてみたり、数字を並べて眺めてみたりする方は、あるとき急に景色が変わります。答えは、だいたい自分の外にあります。
聞いたあとは、3割でいいから動く
最後に、いちばん実践的なところを。
意見をもらったあと、多くの方は「全部ちゃんとやってから報告しよう」と考えます。その気持ちはよく分かるのですが、結果として何も動かないまま数ヶ月が過ぎる、というのがよくある落とし穴です。
私がおすすめしたいのは、言われたことの3割か4割でいいので、すぐにやってみることです。完璧にやる必要はありません。「聞いてから動くまで」の間隔を短くすることのほうが、はるかに大事です。
実利的な話もしておくと、これは単純に得です。アドバイスをくれた方から見て、「あの人はすぐ動く人だ」と思われることの価値は、想像以上に大きいのです。すぐ動く人には、次の話が来ます。もっと踏み込んだ話もしてもらえます。逆に、何も動かない人には、二度目の言葉はなかなか届きません。
人の意見というのは、もらえること自体がすでにありがたいことなのだと思います。言いにくいことを、わざわざ時間を使って伝えてくれているわけですから。
まとめ
いちばん手っ取り早い自己投資は、周りの人の意見を聞くことです。自分で選んだ本や講座は、自分の価値観の延長線上にあるので、深くはなっても方向は変わりません。枠の外を教えてくれるのは、いつも人でした。
とくに注目したいのが「よく言われること」です。違う人から同じことを繰り返し言われるなら、それはほぼ当たっています。そして本人だけが気付いていないその一点が、成長を止めている場所です。
受け取るコツは、先に自分を認めておくこと。自己否定の状態では、どんな言葉も攻撃に聞こえてしまいます。そのうえで、自分・他人の言葉・数値という3つの物差しで現在地を測る。
そして聞いたら、3割でいいのですぐ動く。全部やろうとして止まってしまうより、ずっと前に進めます。
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