見出し画像

「禍」読了

「このホラーがすごい!2024年版」で1位に選ばれていたので読んでみた。
「圧倒的な肉感!五感を蝕む異様なファンタジー」
怖くて気持ち悪い話が読みたくて読んだけれど、怖くはなかった。幻想怪奇小説?
描写が圧倒的で、どうしてこんな話を思いつくんだろう……と感じる話ばかり。しかしそれをリアリティ溢れる筆致で書かれるので、読み終える頃にはすっかりその世界に没入している。不思議な読書体験だった。

私が好きなのは「髪禍」という話。新興宗教を扱ったものに興味があるのが大きいが、気持ち悪くて最高だった。とにかく想像力に訴えてくる。
「柔らかなところへ帰る」もよかった。推しの性癖を彷彿とさせるので、なんだかとてもリアルだった……。

怖い話を求めて読んだので、想像とはだいぶ違ったけれど、面白い本が読めてよかった。
これは実写化はしないでほしいな……絶対B級ホラーになっちゃうから……ビジュアルは我々の想像の中のみでとどめたい。

いいなと思ったら応援しよう!