9月の読書
画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。
今月は「世界99」の読後感から離れられませんでした。結構しんどかった。
でっちあげ
一組のモンスターペアレントによって、無罪の教師が殺人教師として採番まで起こされてしまった事件の顛末。ノンフィクションです。
この両親の目的は、いったいなんだったのだろうか?
事実を見分けることの難しさを切実に感じました。
この本が書かれてから時は流れ、時代はますます偽の情報が幅をきかせる方へ進んできていると感じます。
常に「これは本当なのか?」という疑問を忘れずにいたいものです。
隻眼の少女
これ、犯人が分かった人っていたのだろうか?
探偵が出てくるという設定になじめず、最初はあんまり…だったのだが、途中から「犯人は誰?」という疑問が頭から離れず、どんどん読んでしまった。
「犯人は誰?」と思って読んだにもかかわらず、犯人が最後までわからなかった。推理力に自信がある人に薦めたい。でもこれってありなの?
スマホ時代の哲学
ネガティブ・ケイパビリティという言葉の意味を初めて知った。
哲学にあまり興味がなかったので、私にとっては、哲学とはどういったものかを知るという最初の一歩となった。
哲学は今、ひそかなブームだと思う。哲学が流行るというのは、不安を抱えている人が多いということなのだろうか。
アニメのシーンなどを用いての説明が、すごくわかりやすい。
身近な出来事からこんな風に考えることができるのは新鮮だった。
世界99
ディストピア小説として未来を書いているようだけれど、これは現代の日本そのままの世界だと思う。
今の日本をデフォルメして描いているのだと思う。
わかっているけど知らないふりをしている、人間の嫌な部分をぐるりと一皮むいて見せられた感じ。
それを知らないふりをして生きていこうとするならば、そして、やりたくないことをやらないで生きていくには、こうするしかないのか。
すごい本だ!と思って、読んでいる間興奮していたけれど、読み終えた後、絶望感と嫌な感じが残るばかりだった。
でもやはり、すごかったので人には薦めるだろうなあ。
みらいめがね
「暮しの手帖」の連載で、断続的に読んでいて、一度ちゃんと読んでみたいと思っていた。
子供の頃に受けたいじめ、子供が学校に行っていないこと、自分の弱いところ、苦手なこと、あるがままを書いていてすごいと思った。社会に関する考えは、共感するところが多い。
ヨシタケシンスケさんの漫画は、この本で、初めてちゃんと読んだ。
かわいくて、クスリと笑えて、暖かい。
厳しかったお母様の話には涙。この仕事に就くまでの話は、特に面白かった。(人様の仕事の話が好きなので)
以上です。
