競馬
かつて、競馬をしていた時期がありました。
1週間のリズムは、競馬とともにありました。
毎週金曜日、帰宅途中にコンビニに寄ってスポーツ新聞を買っていました。
競馬が開催される土日の日中は、家族との時間を優先するので、予想は金曜日の夜寝る前に済ませ、新聞に書き込み、スマホで写真を撮っておきました。
大きなレースがある日は、金曜日の夜に馬券を買うこともできたのですが、そうでない日が多いので、たいてい、土曜日の朝一番にまとめてスマホで馬券を買っていました。
土曜日の午後にはまたスポーツ新聞を買い、夜中に予想し、日曜日の朝一番に馬券を買っていました。
そして日曜日の夜から金曜日のスポーツ新聞を買うまで、憂鬱な1週間を過ごしていました。
競馬の楽しみ方は人それぞれです。
僕も様々な買い方を試してみましたが、最終的には、ダート定量戦15頭以上のレースに絞って買っていました。競馬をやめるまでの最後の数年ほどは、この方法でやっていました。
芝のレースは、内側が荒れていたり、逆に仮柵が取り払われて内側がきれいになるなど、事前に予測するには不確定な要素が多すぎました。
そこでまず、ダートのレースに絞ることにしました。
最初は、本命馬を1頭決め、その馬からワイドで総流しする、ということを1年ほどやってみました。
この方法は、眠い金曜日の夜に時間をあまりかけず買う馬を決めることができ、的中率はそれなりに上がるのですが、当たったときの配当が少なく、結果的には回収率は50%未満でした。
本命馬を決める際に重要視していたのは、馬の戦歴のほかは、調教師の成績と、ジョッキーの成績でした。
成績が良い調教師やジョッキーは人気が高く、勝っても配当は少なく、また、相手のある勝負事ですから、4着以下になることも頻繁にありました。
そこで今度は、人気がない馬にもかかわらず、頻繁に3着以内に入ってくる調教師とジョッキーのデータを集め始めました。
6番人気以下の馬が3着以内に入ったレースの、調教師とジョッキーの名前のほか、競馬場の場所、距離、馬場状態、脚質など、関連しそうなデータを同時に集め始めました。
データの収集と入力は、どの曜日の夜中でもすることができました。
多分5年以上前のことなので、はっきりとは覚えていないのですが、確かに傾向はありました。
・同じ人気薄でも、明らかに穴をあける(今でもこの表現は使いますよね?)頻度が多い調教師とジョッキーがいる
・特定の競馬場や距離での出現頻度が多い調教師とジョッキーがいる
・特定の競馬場や距離での出現頻度が多いパターン(追い込み馬など)がある
・出現頻度が多い調教師とジョッキーのコンビがある
・実力どおりに決まりやすいコースがある
傾向が明らかなときだけ買えばよいのかもしれませんが、そこはやはり、予想することが楽しみであることと、ギャンブルする人によくある「買わなかったら来るんじゃないか」という心理で、決めたルールどおりに買わないと気が済まないのです。
決めていたマイルールは、
・芝レースは買わない(内外の芝の荒れ具合が分からないから)
・14頭立てまでのレースは買わない(当たっても配当が低いから)
・新馬戦などの馬齢が限定されたレースは買わない(成長著しい馬がたくさんいるから)
・6番人気以下の馬を1頭決め、ワイドで10頭以上流す
・流す相手から、穴をあける出現率が極めて低い調教師とジョッキーの馬を省く
・1口100円しか使わない(1レースにつき1,000~1,500)
やめる前の数年間は、このマイルールに従って、競馬を楽しんでいました。
結果、毎週4~10レースほど、1レースに1,000円から1,500円を賭けていました。
累積すると、1年間で30万円ほどを賭け、配当金は20~25万円ほど、1年間で5~10万円ほど負けていたかと思います。
定年退職して時間ができたら、100mごとのラップタイムのデータを加えて蓄積していきたいな、なんてぼんやり考えていました。
今から思うと、競馬から学んだことは多かったように思います。
・儲かったお金は、また次の馬券を買うために使うので、残らない。
・衝動で買い足した馬券は、たいてい損をする。
・競馬で身を崩してしまう人もいる。
・馬も調教師もジョッキーも常に成長するので、過去のデータはあくまで参考にしかならない。
やがて僕は、平日の帰宅が遅くなっていったこと、時間をつぎ込むことがもったいなく感じられてきたこと、休日の山登りが楽しいこと、月曜日の朝を迎えるモチベーションが上がる趣味(国内株式)ができたこと、などなど、いろいろあって、競馬をしなくなりました。
そして先日、使わなくなっていたいくつかの銀行口座を整理した際、馬券用の口座も解約しました。
ときどき、自分の趣味は「データ収集」なのかな、と思うときがあります。
アメリカントップ40のチャートを作って楽しんでいる時期がありました。
ファミコン相手に毎日ファミスタを1回やって、ワープロの表計算を使ってチームの成績や打率を表示させていた時期がありました。
6番人気以下の馬が3着以内に入るときのデータを収集した時期がありました。
そして、今は.....
<本日の約定>
なし
約定はありませんが、データ収集はしています。
