ジルベールと呼ばれた猫 その後
ごあいさつ
こんにちは。
今日はきのう記事にした
美猫ジルベールのお話の続きです。
アイキャッチは
昨日の写真を参考に
Geminiに生成してもらいました。
昨日までのお話
2009年に
わが家の庭に姿を見せはじめた
ジルベール、略してジルは
予想に反して女の子でした。
推定生後6ヵ月ほどで
お腹がふっくらして
妊娠が疑われたのですが…
空振りする決意
「これ以上、
不幸なノラの仔猫を
増やすわけにはいかない」
私たちは猫ボランティアさんから
捕獲器を借りて、
ジルの捕獲を試みました。
…ところが、
用心深いジルのことです。
そう簡単には捕獲できません。
そうこうしているうちに、
ある日のことです。
朝のフードを食べに
姿を見せたジルのお腹が
ほっそりしているではありませんか。
数日間、様子を見ましたが
ジルが子育てをしている様子は
見られません。
「これは、きっと…」
出産はしたものの、
なんらかの事情で…
生後間もなくオス猫に襲われたか、
心ない人間に見つかって捨てられたか。
そういった
かなしい結果になってしまったに
違いありません。
ノラ猫が生きてゆく世界は、
非情なものです。
今度こそはと思う
手をこまねいているうちに、
ジルのお腹がまた膨らんできました。
二度目の妊娠です。
もう、一刻も猶予はありません。
しかし、今度も
間に合いませんでした。
ジルは、わが家の軒先で
6匹の仔猫を産んだのです。
しかし、わが家の敷地内で
産んでくれたのは、
不幸中の幸いでした。
「これなら、
母子ともに保護できそうだ」
…と、ボランティアさんにも
話していたところでした。
ところが、その翌日です。
なにも知らない父が、
急に思い立って、庭先で
日曜大工を始めてしまったのです。
カナヅチで木を打ちつける
大きな音の繰り返しに
驚いたのでしょう。
ジルは一夜のうちに
産まれたばかりの仔猫を連れて
引っ越してしまったのです。
隣家のお寺の床下に…
朝ごはんを食べに現れたジルが
帰っていく先を見てみると…
わが家と塀一枚隔てた
隣家の小さなお寺のほうでした。
私たちはガックリしました。
ひとくちに「お寺」といっても、
いろいろあるのです。
その隣家を仕切っている奥さんは、
ノラ猫を見ると「汚い」と
ホウキで追い払うような人です。
話をして探させてもらうのは、
絶望的でした。
思いがけない保護
それから半月以上が経ちました。
ジルの様子を見ていると、
朝ごはんを食べたあとは
まっすぐお寺のほうへ帰ってゆきます。
幸いにも、
今度はちゃんと子育てを
続けられている様子でした。
そんなある日のことです。
近所に住む小学生の男の子が、
わが家にやってきました。
「遊んでいたお寺の
床下で仔猫を拾った」
といいます。
けれど、その子の家では
猫を飼うことを許してもらえないので、
考えた末に…
近所では猫好きで通っていた
わが家の母に預けようと
思ったそうです。
もちろん、わが家では
喜んで引き受けました。
母は「猫のおばちゃん」
その男の子…
仮に、ヒロシくんと呼びます。
本名と似た名前ではありません。
猫ひろしからの連想です。
そのヒロシくんが
見つけた仔猫は1匹だけで、
母猫やきょうだい猫の姿は
見えなかったそうです。
きっと用心深いジルは、
なんども引っ越しをして
仔猫を守っているのでしょう。
その引っ越し中に、
1匹だけ取り残されてしまったのだと
思います。
そう遠くへは行けないはずです。
きっと、お寺の敷地内の
目立たない場所で、
残りの仔猫を育てているに
違いありません。
それからどうしたか
結論から言うと、
ジルの仔猫のうち
その1匹を含めた4匹は
無事に保護することができました。

そのお話は、また明日。
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