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本当に「できない」? ~今日の決断が未来をつくる~

先日、
あるコンサルタントから、こんな話を聞きました。

そのコンサルタントが担当している会社では、社長が、社員の自己研鑽のために、本を読むことを勧めているそうです。

すると、
ある施設長から、こんな意見が出ました。

「私は家族との時間を大切にしたいので、本を読んでいる時間はありません。もし仕事のために本を読めというのであれば、勤務時間中に読む時間をつくってください。」

この意見も、分からなくはありません。

家族との時間はもちろん大切ですし、会社がプライベートの時間を強制的に使わせてまで、勉強させるべきだとも思いません。

ただ、
私が少し気になるのは、

「家族との時間を大切にしたい。だから、本を読む時間はない」

と、そこで結論を出してしまうことです。

本当に、どちらか一つなのでしょうか

家族との時間を大切にするか。
自分の成長のために勉強するか。

本当に、この二つはどちらか一つしか選べないのでしょうか。

家族との時間も大切にする。
そして、自分自身も成長する。

両方を実現する方法はないのでしょうか。

毎日1時間、本を読む必要はありません。

朝15分だけ読む。
昼休みを少し使う。
通勤中にオーディオブックを聴く。
毎日ではなく、週に何日かだけ読む。
何となくスマートフォンを見ている時間を少しだけ使う。

方法はいろいろあると思います。

もちろん、
それすら難しい時期もあるでしょう。

大切なのは「必ず本を読みなさい」ということではありません。

「時間がないからできない」で思考を止めるのではなく、

「では、どうすればできるだろう?」

と、一度考えてみることです。

私は、そこに頭を使うことが大切だと思っています。

仕事でも同じことが起きる

これは読書だけの話ではありません。

仕事でも、新しいことを始めようとすると、

「忙しいからできません」
「人がいないからできません」
「今の仕事があるのでできません」

という言葉が出てくることがあります。

もちろん、
本当にできないこともあります。

しかし、
AかBかの二択にしてしまうと、どちらかを諦めるしかありません。
AかBか。
一方を選べば、もう一方を諦めなければならない関係を「トレードオフ」と言います。

もちろん、世の中には本当にトレードオフになることもあります。

しかし、私たちは本当は両立できることまで、勝手にトレードオフにしてしまっていることがあるのではないでしょうか。

「今の仕事が忙しいから、新しいことはできない」

ではなく、

今やっている仕事も大切にする。
新しいことにも挑戦する。

そのためにはどうすればいいのか。

仕事のやり方を変えられないか。
やめられる仕事はないか。
誰かに任せられないか。
時間の使い方を変えられないか。

「できない」で終わるのではなく、「どうすればできるか」を考える。

そこから、
新しい選択肢が生まれるのだと思います。

今起己起(こんきこき)

私は社員に「今起己起(こんきこき)」という言葉をよく伝えています。

これは私がつくった造語で、

「今起きていることは、自分が起こしてきたこと」

という意味です。

例えば、
暴飲暴食を続ければ太ります。
ダイエットすれば、痩せます。

今の自分は、過去の小さな決断と行動の積み重ねによってつくられています。

ということは、
その逆も言えます。

今の自分の決断と行動が、未来の自分をつくっている。

今日、本を読むか読まないかという話だけではありません。

「時間がないから無理」と考えるのか。

「どうすれば両方できるだろう」と考えるのか。

その思考もまた、一つの決断です。

どんな未来にしたいのか

自分から、

「もっと仕事ができるようになりたい」
「もっと介護について知りたい」
「もっと部下を育てられる人になりたい」

と思い、学び続ける人がいたとします。

もちろん、
本を何冊読んだから給料がいくら上がる、という単純な話ではありません。

しかし、
そこで得た知識を仕事に生かし、成果につなげ、周りに良い影響を与えるようになれば、会社としてその人を評価することになるでしょう。

大切なのは、その結果だけを見て、

「なぜ、あの人ばかり評価されるのだろう」

と思わないことです。

今の結果には、過去の決断があります。

そして、
未来の結果は、今の決断から始まっています。

だからこそ、

自分はどんな未来を望んでいるのか。
そのために、今、どんな決断をするのか。

を考えることが大切なのだと思います。

何かを諦める前に、両方を実現する方法はないか考えてみる。

できない理由を探すのではなく、できる方法を考えてみる。

未来は、ある日突然やってくるものではありません。

今日の小さな決断の積み重ねが、未来をつくっていきます。

よい未来にしたいのであれば、今、よい決断をする。

それが、私の考える「今起己起」です。


まとめ
「時間がないからできない」で思考を止めず、「どうすれば両立できるか」を考えることが大切です。今日の小さな決断と行動の積み重ねが未来をつくります。自分自身のより良い未来のために今できる方法を考え行動してみませんか?


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