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【番外編】三アンリ時代の家系図を追いかけてみよう!

こんにちはmalkomeです。

今回はまた家系図です。
本シリーズ、三アンリ時代を追いかけてみようという家系図企画。

本編はこちらから

この三アンリは親戚、かつ宮廷で過ごした幼馴染です。

幼馴染で昔よく遊んでいた親戚同士が宗教戦争という名の殺し合いに参戦。

ストーリー的に創作との相性良すぎませんかね。


家系図について

ヴァロワ王家家系図

並びは適当になっちゃってます。
アンリ2世カトリーヌ・ド・メディシスの子供たち。

成長した子が男子4人、女子3人です。

長兄フランソワ2世の王妃はあの有名なメアリーステュアートです。悲劇のヒロイン。

王妃メアリーの母方がギーズ家です。
フランソワ2世が王になったとき、嫁の親戚であるギーズ公フランソワがゴリゴリに介入してきた感じです。

あとギーズ公も女系だけど王の血を引きし者。

母方の祖母の父がルイ12世というフランス国王です。
でもヨーロッパ貴族は女系追ってったらキリがない...。

末娘のマルグリットも有名ですね。
結構悲劇のヒロイン的な描かれ方や、恋多き魔性の女的な描かれ方もします。

この人はアンリ・ド・ナヴァルと結婚しつつ、ギーズ公ともデキてて、兄たちとも関係があったとかいう噂があったりなかったり。

萩尾望都先生王妃マルゴの漫画は結構本編で参考にしました。この漫画は面白いのでオススメ、伏線回収も良きでした。

複雑怪奇な三アンリ史スッ飲み会明けのラーメンのように入ります。

アンリ・ド・ナヴァル

アンリ・ド・ナヴァル、田舎の貴族かと思うなかれ。
先祖がカペー朝のルイ9世ガチ王族です。

ちなみに父のアントワーヌも結構いい加減な奴で、ナヴァル王女ジャンヌ・タルブレと結婚する時に奥さん一家から、


「ナヴァル王位が欲しければ改宗するんじゃあ」



と、言われ仕方なくカトリックからユグノーに改宗。

でもパリ王宮で働くようになると女性からモテ始め、


「アントワーヌさま〜、素敵ですわ〜ん」

「カトリックの方がお似合いですわよ〜ん?」


と、美女たちに言われて我慢できなくなったアントワーヌは 

「辛抱たまらん!改宗する!」


と、男の欲望のままにカトリックに再改宗し、さらにそれがカトリーヌ・ド・メディシスのスパイだったという悲しすぎるオチまでついています(...もちろん改宗理由はそれだけじゃないが...

アントワーヌはユグノー戦争でカトリック側で死去しますが、息子はユグノーの王、かなりややこしい。

アントワーヌ・ド・ブルボン


ちなみに息子アンリもカトリーヌのスパイの餌食になり、


「辛抱たまらん!」


となってた模様。

しかしなんとまぁ微笑ましいスケベ親子ですね。



母親のジャンヌタルブレの母はフランス国王フランソワ1世(アンリ2世父)の姉です。

このマルグリッド・ド・ナヴァルはかなり聡明でルネサンスの時代の宮廷のキャッキャウフフな話を書いてた「エプタメロン」という本を書いたとか。紫式部とかに通じるものがあるんかな(日本史弱者です

こういう知識人とユグノーって結構相性いいんですね。
聖書を自分で読む事を重視してるので文字を読めるのが重視されるので。

ただカトリックからするとよく分からない新しい考え方が蔓延してきて危機感を持つってのは分かるかも。

虐殺まではやりすぎだけど、結構こういう問題って過去にも今にも通ずるところあって興味深い。

マルグリッド・ド・ナヴァル


カトリーヌ・ド・メディシス家系図

このカトリーヌ・ド・メディシスっていうのは何を隠そうメディチ家のお嬢様。

メディシスってのはメディチ家のことで、ルネサンス期にイタリアのフィレンツェを中心に一世風靡していた一族です。

ただの商人が共和国の首班やのちには貴族になるというサクセスストーリーですが、カトリーヌの時代はかなり厳しくなってます。市民にクーデター起こされてなかったかな。奢るメディチ家久しからず。

話は変わりますが、当時の宮廷貴族手づかみで飯を食うわ宮廷の隅でションベンするわ、下らない理由でケンカばかりするわで、いわゆる品性下劣野蛮人貴族が多かったようです。男子校界隈か。

カトリーヌは洗練されたイタリアの高貴なお嬢様のため


「なんなのこの汚いケダモノたちは...」


と、軽蔑のまなざしを向け始めます。

そして

* 香水
* 手袋
* 豪華衣装
* 宝飾品


このあたりの宮廷文化をフランスに持ち込んだようです。
フォークなどのカトラリーを中心とした食事作法も彼女が云々ありますがこちらは諸説あり。

フランスの洗練された宮廷文化ってイタリアに結構ルーツがあったりします。

ギーズ家家系図

最後にカトリックのダークヒーロー、ギーズ家を追っていきましょう。

見る通りロレーヌ家の分家です。
ドイツ語で言うとロートリンゲン。アルザス=ロレーヌで有名な、フランスとドイツの国境地帯です。

その分家がギーズ公に叙せられます。
息子のフランソワはイングランドからカレーという百年戦争でも奪えなかったイングランドの重要な要塞都市を奪ってきたというのが功績があられます。

この時宮廷はアンリ2世ギーズ公フランソワ国王の寵姫のディアーヌ・ド・ポワチエが実質的に宮廷を牛耳っていたとか。

このディアーヌはアンリ2世の寵姫ですが、アンリより20個近く歳上です。

これはもはやおねショタ垂涎もののシチュエーションですが、ディアーヌも美魔女で年齢の割にはかなり若々しい見た目だったようですね。


でもアンリ2世崩御後に本妻のカトリーヌから、


「この年増女!今までよくも!」


と言われ、追い出されちゃいました。
女性同士の争いは怖い。


ディアーヌ・ド・ポワティエ


家系図コーナー以上です。

次回更新は日曜日予定。

おしまい

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