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吉村萬壱 ボラード病 2014年8月20日 第三刷発行

3.11を題材にしたような内容で、そこでは、津波から原発事故に繋がる社会現象のその後に残された人達の有り様が比喩的に描かれている。

復興のシンボルとなる街に帰還した人々。共同体としての機能を高めるためには、個人よりも統制が取れた管理者社会が優先される社会の中でそれに馴染めず段々と正気を保てなくなる親子。

最後は精神病院の中で自分の一生を振り返るが、本当の狂気の世界に住んで居るのは実は管理社会に取り込まれた人々ではないのかとのメッセージが重たくのしかかる内容であった。

但し、事件ものでもなく社会性の本でもなく女の子の一人語りに近い物語なので、面白く読める本ではない。


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