3行日記 ため息つかせて
私は職場で「ミスターため息」と陰口を言われている。
嫌なことがあっても、ため息。
心配事があっても、ため息。
悪い予感がしても、ため息。
昨晩もリビングで「町中華で飲ろうぜ」を見ながら、ため息をついていた。
気がつけば、11時を回っていた。
風呂に入ろうと用意をしていると、
「ちょっと!テーブルにお菓子のゴミ、そのまんまやん!マグカップも置きっぱなし。子どものプリント読んでくれた?…読んでない!お願いしたこと何もしてくれてないやん!」
と、妻からいつものお叱りを受けた。
私は「はいはい」と返事をして、そのまま浴室に入った。
そして、椅子に座るなり「はぁ〜」とため息をついた。
すると「パチ」と音がして、妻に浴室の電気を消された。
終
