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アレクサンダル・パヴロヴィッチ(Aleksandar Pavlović):FCバイエルン・ミュンヘンの「未来」


アレクサンダル・パヴロヴィッチ

Aleksandar Pavlović(Александар Павловић)
所属クラブ:FCバイエルン・ミュンヘン
生年月日:2004年 5月3日(21歳)
出身:ミュンヘン, バイエルン州
身長:188cm 利き足:右足(もしくは両利き)
ポジション:セントラル・ミッドフィルダー

セルビア人の父とドイツ人の母を持つハーフで、2011年、7歳のときにSCフェルステンフェルトブルックから加入して以降、U8からバイエルン・ユースの各年代でプレー。現在では、FCバイエルン・ミュンヘンのトップチームに定着している。




パヴロヴィッチのデビューと飛躍

2023/24シーズンFCバイエルン・ミュンヘンで、ユース出身の19歳が堂々たるプレーを披露した。2023年10月28日、第9節のSVダルムシュタット98戦で77分に途中出場からリーグ戦デビューを飾ったアレクサンダル・パヴロヴィッチは、 続く第10節のボルシア・ドルトムント戦でハリー・ケインの得点をアシスト。第19節のFCアウクスブルク戦、第20節のボルシア・メンヒェングラードバッハ戦では、2試合連続で得点を挙げた。

パヴロヴィッチがバイエルンでのデビューシーズンで残した印象は衝撃だった。まだ19歳の少年が、不調なヨズア・キミッヒを差し置いて中盤でプレーしたのだ。シーズンを通じて出場機会を得たパブロヴィッチには、クラブはもちろん、次世代のサッカードイツ代表を担う存在としても期待が集まった。実際、ユーロ2024終了後の2024年8月29日、パブロヴィッチはユリアン・ナーゲルスマン監督率いるドイツ代表メンバーに名を連ねた。


パヴロヴィッチのプレースタイル

身長188cm、体重75kgという巨躯の持ち主でありながら、パヴロヴィッチは足元の技術に長けた現代的なミッドフィルダーだ。彼は左右両足での正確な展開力と広範な視野を武器としており、味方のCBからボールを引き出すと、両ワイドへのロングパスや縦パスでチームの流れを作り出す。キミッヒやレオン・ゴレツカとコンビを組んでビルドアップをサポートし、攻撃を支えている。

またパヴロヴィッチは、長い手足と運動量を活かし、タックルやインターセプトからボール奪還を狙う。2023/24シーズンのドルトムント戦でケインのゴールをアシストした際も、パヴロヴィッチが相手DFニクラス・ズーレの縦パスをインターセプトした流れがきっかけだった。何より、パヴロヴィッチの最大の魅力は「勝負強さ」。2024/25シーズンのリーグ戦第5節、難敵バイエル・レバークーゼンとの一戦で挙げた同点弾は見事というほかなかった。

豊富な運動量を有し、ターンを織り交ぜながらパスを捌き、機をみて前線へスルーパスを送る。相手選手に当たり負けしない強靭な肉体を持ちながら、重要なシーンでの勝負強さも持っている。しかも彼はまだ21歳と、発展の途上にある選手だ。パヴロヴィッチを言い表すなら、「次世代のドイツ代表を担う、FCバイエルン・キャンパス出身の完全無欠なMF」。これが最適だ。

2024/25シーズン 第5節レバークーゼン戦
パヴロヴィッチの得点シーン


2025/26シーズンのパブロヴィッチに集まる期待

先述したように、パヴロヴィッチは既に高い完成度を誇るMFでありながら、未だに発展の余地を残す。彼の最大の課題は「コンディションの安定性」だ。パヴロヴィッチには些か負傷癖があり、2024/25シーズンには鎖骨骨折と伝染性単核球症というウイルス性の病にかかり、リーグ戦9試合を欠場。2025年8月にも、眼窩骨折でチームを離脱するなど、期待されながらチームに帯同できない時期があるのが現状だ。

ヴァンサン・コンパニ監督からはもちろん、バイエルンのクラブ首脳陣からパヴロヴィッチに対してかかる期待も大きい。彼がすでにゴレツカやトッテナム・ホットスパーFCへレンタル移籍されたジョアン・パリーニャよりも高い評価を受けているのは、明白な事実だ。今季、数多くの選手を放出してスカッドを縮小したバイエルンでコンディションを保ち、シーズンを通じてタイトル獲得に貢献できるか。2025/26シーズンのバイエルンの浮沈は、パブロヴィッチに掛かっているといっても過言ではない。


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