遠藤周作『女の一生 一部・キクの場合』『女の一生 二部・サチ子の場合』

私の読書の原点、
中学生の時に読んだこの2冊。
2024年4月からまったく本が読めなくなり、このままもう何も読めないのかも、と思っていた。
ふと立ち寄った書店でこの2冊を見つけ、懐かしくなり購入。読書を再開することができたっ!
当時、持っていたものは30歳くらいまでは手元に置いていた記憶はあるけど、繰り返す引っ越しでいつの間にか手放していた。
小学生の頃から読書は好んでいた。
赤川次郎氏の『死者の学園祭』と短編集『幽霊列車』の「善人村の村祭」が好きで赤川次郎氏は片っ端から読んでいた。
コバルト文庫も好きで氷室冴子氏の『クララ白書』『アグネス白書』は何度も読み返してボロボロになっていたっけね。
ノートに書き写したりもしていた記憶がある。
大学生になって寮生活を望んだのもこの二作品の影響。
小説を超えるすさまじい日々だったけどね(苦笑
そんなライトな感じの読書を一変させたのがこの2冊。
第一部は信仰を禁じられていた時代のキリスト教信者への凄惨な差別、弾圧、拷問
第二部は戦争、アウシュビッツ‥‥
強烈な内容は小説とはいえ日本、世界で起きた本当のことが描かれていて、本を読むということは知らなかったことを知るという知的好奇心を旺盛にさせてくれた。
遠藤周作氏、三浦綾子氏など、中学生には少し背伸びをした作品を選んでいた。
三浦綾子氏の『塩狩峠』もこの二冊と同様に大切な作品。つい先日、再読した。
特に幕末から明治初期、昭和初期から第二次世界大戦に興味をもつようになったのもこの二冊からはじまっている。
約40年ぶりに読み返し、私が読書を通し“知りたがっていること”はあまり変わっていないことに気づいた。
5ヶ月間、まったく本を読むことができなかったことも何か意味のあることだったのかも、とも思えた。
今度は手放さず、また再読したい。
