没後発見された未発表戯曲集。 待望の文庫化。 本当の愛は、残酷もいやらしさも含まれている――。開戦直前、牧師になるために米国に留学した日本人・阿曽を主人公に、差別や偽善、憎悪を鮮やかに描き出す表題作他、転び者と蔑まれ、信仰と俗世の栄達との間で苦しむ小西行長を描く「切支丹大名・小西行長」。男を愛して、男を信じて、それなのにその男に紙屑のように棄てられた女性を描く「わたしが・棄てた・女」。没後発見された三作の未発表戯曲を収録。
※2026年8月22日 10:31時点
「読者は、最後、本を閉じた時、必ずや言葉を失い、立ちすくむことになるだろう」 小川洋子さん絶賛! 遠藤周作、不朽の名作。 太平洋戦争に敗れて3年、吉岡努は、「女なら、どんな女でも構わない」という暗い欲望のままに森田ミツと出会い、甘い言葉を囁き騙し、そしてゴミ屑のように棄てた――。吉岡が小狡く社会を生き抜く一方、ミツの人生は転落の一途を辿る。だがミツはひたむきに吉岡を信じ、想い続け、自らが最大の試練に直面してもなお、澄みきった心で悲しみにくれる人に手を差し伸べる。究極の愛を描ききった感動作。
※2026年8月20日 9:33時点
・遠藤周作没後30年企画。 ・遠藤周作の作家デビュー前、最初の本。 ・1950年27歳のとき、フランス現代カトリック文学研究のためリヨン大学へ留学。結核により2年半で帰国するまでのフランスでの学生生活を綴る。 ・戦後間もない頃の海外生活が、作家ならではの観察力で描き出される。 ・モーリヤック、ジイドなど、文学への傾倒、四季の移ろい……、旅、文学、信仰、そして孤独な中での思索が、若々しい感受性と瑞々しい文体で綴られる。 ・若い魂の海外留学体験記であり、文学者・遠藤周作の原点。 ・後日談として、7年後のリヨン再訪記「七年ぶりに訪れた雪の街」を増補。 ・解説は、文芸評論家・エッセイストの宮崎智之氏。 【目次】 Ⅰ 四つのルポルタージュ……恋愛とフランス大学生/フランス大学生とコミュニスム/フランスにおける異国の学生たち/一九五〇年代のフランス大学生 Ⅱ 牧歌……葡萄の丘と夏の雲/ボルドオ/テレーズの影を追って Ⅲ 四季……絵葉書の裏に/冬―霧の夜/春―日記から/夏―アルプスの陽の下で/秋―白き墓地 〈付録〉七年ぶりに訪れた雪の街
※2026年7月28日 5:32時点
日本の文豪による短編小説をミステリーの切り口で紹介するアンソロジー。 おなじみのパターンに囚われない、奔放で鬼気せまる作品が多数。リライトはせず、原文のままの掲載ですが、総ルビをほどこし、詳しい註釈を付しています。本巻のテーマは、怖いミステリー、不思議なミステリーです。 【収録作品】 岡本綺堂 「月の夜がたり」 大佛次郎 「怪談」 江戸川乱歩「鏡地獄」 火野葦平 「西瓜畑の物語作者」 内田百閒 「とおぼえ」 城昌幸 「絶壁」 遠藤周作 「蜘蛛」
※2026年7月28日 17:31時点
日本の文豪による短編小説をミステリーの切り口で紹介するアンソロジー。おなじみのパターンに囚われない、奔放で鬼気せまる作品が多数!リライトはせず、原文のままの収録ですが、総ルビをほどこし、くわしい註釈をつけています。
※2026年7月7日 3:31時点
カトリック司祭・哲学者の岩下壮一神父が1934年に創設した学生寮「聖フィリッポ寮」(白鳩寮)。愛弟子の哲学者吉満義彦が舎監を務め,ここで寮生として吉満の薫陶を受けた遠藤周作は文学を志す道が開かれた。 この3人をはじめ寮生と上智大学の教授らの動静や取り巻く情勢を,吉満らが日誌等に簡要に書き留めていた。本書は,これらのアーカイブズの全文を翻刻するとともに,実証史学に基づき確実な範囲の事柄を中心とするコンパクトな解説を加え,初めて刊行する。 【岩下壮一司祭叙階100年・哲学者吉満義彦没後80年・作家遠藤周作受洗90年記念刊行】
※2026年7月31日 11:31時点
「キリスト教作家・遠藤周作の真髄に迫るための必読書」山根道公氏(ノートルダム清心女子大学教授)推薦! 『沈黙』『深い河』『おバカさん』……多彩な遠藤文学に共通する宗教性を象徴と隠喩の観点から読み解き、作品の重層構造を分析した画期的な論文18本を収録。
※2026年7月6日 6:32時点
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈6月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 【目次】 雨後(堀辰雄) 恐怖(谷崎潤一郎) 縦むすびのほどきかた(西崎憲) 詩篇(北園克衛) 夏の室 赤い縞のあるバラッド 棒(安部公房) ワシントン将軍の黒人従者 伝記的素描(マーク・トウェイン/柴田元幸訳) 可愛い山(石川欣一) 霧を消す話(中谷宇吉郎) 六月(茨木のり子) 山の中の村(フーゴー・フォン・ホーフマンスタール/小堀桂一郎訳) 一つの出来事(宮本百合子) 入露記(二葉亭四迷) ポーランドの春(ヴワディスワフ・レイモント/金子佳代訳) 小町の芍薬(岡本かの子) 紫陽花(泉鏡花) 物語(アルチュール・ランボー/中原中也訳) 真夜中の校庭(M・R・ジェイムズ/紀田順一郎訳) 恐怖の窓(遠藤周作) 歪んだ窓(山川方夫) 司書の死(中野重治) 六月の花(北原白秋) 蟹(岡本綺堂) 無題(石垣りん) 詩「嵐の夜空」〔尾崎翠〕 初姉 嫁ぐ(石井桃子) お隣同士(シャルル=ルイ・フィリップ/山田稔訳) 跋 西崎憲
※2026年8月25日 7:33時点
遠藤文学史上、最も若き日に執筆された表題作他、フランス留学中に家族へ宛てた新発見書簡も初公開。瑞々しさあふれる貴重な作品集。
※2026年8月30日 9:32時点
著者は、遠藤周作唯一の弟子である。狐狸庵先生の抱腹絶倒のイタズラの影に隠された素顔を、弟子ならではの観察眼で描く一級の評伝。
※2026年7月19日 1:31時点