資格は更新しなくても、学びは止めない ケアマネ制度改正から考える専門職の未来
介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格更新制の廃止が正式に決まり
ました。
これまでケアマネ資格は、一定期間ごとに更新研修を受講しなければ資格
を維持できない仕組みでした。しかし、改正介護保険法の成立により、
この更新制は廃止されることになります。
現場からは以前から、「研修の負担が大きい」「仕事との両立が難しい」
といった声が上がっていました。今回の見直しは、人材確保や負担軽減
の観点からも大きな意味を持つ制度改正と言えそうです。
ただし、誤解してはいけないのは、研修そのものがなくなるわけではない
ということです。
今後も資質向上のための研修受講は義務として残され、オンラインやオン
デマンド形式の活用によって、より受講しやすい環境づくりが進められる
予定です。
私はこのニュースを見て、「資格を持っていること」と「学び続けること」は別の話なのだと改めて感じました。
資格は過去に身につけた知識や経験を証明するものです。
一方で、現場を取り巻く環境は常に変化しています。
介護保険制度も変わりますし、ICTやAIなど新しい技術も次々と登場して
います。
だからこそ、本当に大切なのは資格の有無だけではなく、「学び続ける
姿勢」ではないでしょうか。
これは介護職だけの話ではありません。
看護師、社会福祉士、キャリアコンサルタント、社労士、教員など、多く
の専門職にも共通することだと思います。
変化の大きい時代だからこそ、肩書きや資格に安心するのではなく、
新しい知識を取り入れ続ける人が信頼される。
今回の制度改正は、そんなことを考えるきっかけにもなりました。
参考リンク
・ケアマネ資格の更新制の廃止が正式決定(Joint)
https://www.joint-kaigo.com/articles/46891/
・介護保険法等の一部を改正する法律の概要(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/001694745.pdf
