横浜ダービー、修羅の章
わたしまけましたわ(回文)
ヴォルテール曰く
「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」
本当は、そうは言っていないそうですね🫠
さて。
2025年2月26日の「横浜ダービー」前夜。横浜ダービーへの想いを書きました。よろしければ、ご覧ください。
私はそもそも地元大好き横浜市民なので「横浜ダービー」については周囲が過度に矮小化したり過敏になったりするのとは一線を画している感があり…。
上記noteにも書きましたが、クラブ、ファン・サポーター、各領域で相手の存在・尊厳に対する敬意を持ってほしいと強く願っています。仲良しこよしになんかなる必要ないのよ。強烈に嫌っていいし、嫌ってもらって構わない。ただ、互いに互いが「同じ街に存在するJクラブ」であるという一点のみでもいいから敬意を持ってほしい、と…。
互いに全てが嫌いでも、相手がそこに在ることは守ろうよ。
その先に、これまでは存在や尊厳を蔑ろにするようなことがたくさんあったけれど、これからは最低限の敬意を持ってバチバチぶつかり煽り合うシン・横浜ダービーが来る…ということを願って、先のnoteの記事タイトルをつけました😌
横浜ダービー、雨、雨、雨
事象その1
試合日、新横浜界隈でマリノスうんこ(字)シールとマリノスうんこ(絵)シールが複数、街中に貼付されている事象が発見されています。
貼っているところを目撃した話は見聞きしないのでマリノス方・FC方どちらの仕業かは不明ですが(第三者の可能性もあるけど…)どちらにしても、マリサポである以前に横浜市民である私が抱く感情は「お前ら、いがみあって街を汚すのはやめろ!」です。どっちが悪いとかそういうのはどーーーでもいい。
事象その2
西ゲート側のスタグルを楽しみに行ったマリサポ(今のところ見聞きした範囲では子連れと女性)に中指を立てていたFC方と思しき人物がいたとかなんとか。
一部は知人ですが、まあリスク負ってまでSNSで嘘つく人物だとは思えないので、事象としてはあったのでしょう。証拠はないでしょうから、あんまり突き詰めても仕方ないし、真実だとしても極々一部のはずでしょうし。
でも、これについても「お前ら、いがみあって街の治安を乱すのはやめろ!」です。(註:やられた当事者には言ってない) わたし地元の民なので。
SNSでこうした事象を目にしたこの時点で、なんかもうどーーーでもよくなって、スタジアム行くのやめてます。
(家庭の事情が急遽入ったというのもあるのですが、なんとか調整してスタジアムへ…と思う以前に心が折れた)
あのさ
サッカーって、エンターテイメントですよね?
始まる前に行きたくなくなるエンタメって何だ?
事象その3
SNSでも話題になりましたね。DAZN中継、下田恒幸さんの前口上。いつもは、好きです🙂
今回はちょっと、元はといえば両クラブ&サポーターがこんな状態なのが悪いのですけれど、でも許しがたい内容がありました。
全文掲載します。
【ご本人、SNSで謝罪されています。念の為】
2年ぶりの横浜ダービーです。
このダービーが実現するたびに、我々には足を止めて考えるべきことがあります。
32年の歴史を積み、いくつもの成果をあげてきたJリーグ。しかし、その黎明期はクラブ経営の見込みの甘さからくる、多くのクラブが存続の危機を経験し、非常に難しい時期がありました。
その最も大きな出来事が、98年に起こったJリーグオリジナルクラブのひとつ横浜フリューゲルスの消滅、横浜マリノスとの合併です。
Jの強豪同士、よりによって同じ街のクラブの吸収合併は様々な波紋を呼びました。
合併に反対して62万人もの署名を集めたフリューゲルスのサポーター。
それでも合併は覆らず、サポーターの有志によって立ち上げられたのが横浜フリエスポーツクラブ、つまり今の横浜FCの母体です。
フリューゲルスのFは横浜マリノスのクラブ名の一部として残されました。とても重いFです。
フリューゲルスの想いを継承する横浜FCサポーター達は、恐らくそのFを容認出来ません。
このダービーは、同じ街のクラブ同士が対戦する単なるダービーマッチではありません。
我々の歴史において、常に心に留めておくべき大きな出来事を内包した、Jリーグにおける最も重要なダービー、それが横浜ダービーです。
あの合併・消滅・その後は、時代を問わずJリーグを愛するすべての人に知っておいてほしいこと。
忘れないでいてほしいこと。
ずっと抱えているとツラいから、いつもは意識の外に置いてくれていいのだけれど、心の片隅にそっと佇ませておいてほしいこと。
それを語ってくれたことへの感謝は、いくら言葉にしても語り尽くせません。
で、だ。
どんな事情があったにせよ横浜フリエスポーツクラブは横浜FCを横浜フリューゲルスの後継クラブにする道を断っている、というのは、ひとつ押さえておくべきポイントですかしら…。
で。
横浜フリューゲルスは合併により消滅し、「F」の一文字が名残となってしまいました。哀しいね…
でも「横浜マリノス」というクラブも同時になくなっているのですよ。「F」の一文字が加わった、両クラブが合体したクラブになったのだから。
当時は、もちろん、そんなことを言う雰囲気ではなかった。だってフリューゲルスはなくなるのだから。マリノスはなんだかんだ言って生き残るのだから。
でも、でもね。
街の覇権を争うクラブと「これから合併でひとつになります」と言われても、納得なんかできないんですよ。
マリサポだって、何人もクラブから離れたよ。離れなかったファン・サポーターたちも、程度の差こそあれ皆、葛藤に直面した。
私だって、横浜F・マリノスなる新クラブを応援すべきかどうか、応援できるかどうか、大きな葛藤だった。
チャントもほとんど変わったよ。「行けマリノス」だの「オーマリノス」だの「バモマリノス」…は有ったっけ? それらはすべて「Fマリノス」に変わりました。慣れ親しんだチャントはすべて、同じメロディ同じリズムの別の歌。
私は、しばらくのあいだ、どうしても「F」の2文字が喉から出ない症状(?)に襲われ、ゴール裏を離れました。みんなと同じチャントを発声できないのだからね。
この気持ちがわかる他サポ、いてくれる?!
あの頃から今に至るまで、加害者呼ばわりされて、被害者仕草だの言われて、この傷、この痛みをわかってくれる人はほとんどいなかった。
だから、黙った。
黙るしかなかった。
(黙っているうちに、いろいろと有耶無耶になってしまったので、今更ながら昔話を発信している)
そんな想いを抱えながら、私たちマリノスサポーターも、フリューゲルス存続を願う署名は集めました。むちゃくちゃ集めました。集めまくりました。最大のライバル、フリューゲルスのために。そして自分たちのために。
結局、どちらも大企業の論理に振り回された被害者なんですよ…
なのに、横浜FCの(クラブも割とその節はあるが)サポーターは、一部かもしれないけれど、目の敵どころか私たちF・マリノスの存在さえ認めないんですよね…。Fが、Fが!と。
だからかどうかはともかく、マリサポもかなり多いと感じる一部の方々は横浜FCを「偽」呼ばわりする。
どっちもなんなのさ!!!
そこにあるんだよ! どっちも! この横浜の地に!
私は、最低限、互いの存在や尊厳は守られるべきだと考えています。スポーツとして対戦する以上は。
という状況下においては、下田恒幸さんの前口上は、署名を集めて必死に駆け回ったマリノスサポーターの想い、それぞれのクラブを純粋に好きでいるサポーターの気持ち、そういうものを踏みにじり、醜い争いを煽り、憎しみの連鎖を続けるだけの無責任な発言だと感じました。
(これは下田恒幸さんが悪いというよりは、圧倒的に、こんな歴史しか紡いでこられなかった両クラブとそれを取り巻く人々が悪い。もちろん、私もその一員であるわけだけれども…)
【繰り返しますが、ご本人、謝罪されています。念の為】
心に雨しか降らないダービーだった。
試合終了後、マリサポは勝てなかったチームに大ブーイングを飛ばしましたが…いやいや私がブーイングしたいのは過去から今に至る両クラブのサポーターの振る舞いだよ。
雨、降り続く
あれから一週間が経ちました。
「五番街」こと横浜駅西口五番街のアーチ看板に描かれた、横浜FCのマスコット、フリ丸のお顔にトリコロールめいたシールが貼られるという悪質ないたずら行為が発見されています。
3月5日17時現在、実行者に関する情報は出ていないので正確なところはわかりませんが…わざわざアーチ看板によじ登って貼る、という時点で、正直、ちょっと、ふつーのいたずらとは考えづらいと思いました…
雷鳴。そしてまだ諦めきれない希望
それぞれのサポーターはきっと「私たちの大切な◯◯に◯◯のシールを貼るなんて許せない!」と思うことでしょう。良識あるかたがたもたくさんいるので「相手クラブの◯◯に◯◯のシールを貼るなんて度が過ぎている!逮捕されろ!」という声もありましょう。(実際SNSで拝見しております)
まあ、そうなのですけれども…
地元・横浜への愛が大爆発している私からすると、今の思いは…いやそうは言ってもマリサポだしJリーグ好きだし心の中で薄められるのだけれども、それでも心の5%くらいは本気で思うよ。
おまえら、どっちも横浜から出ていけ
そもそもプロスポーツクラブは営利企業でありつつ公益的側面も大きいから地元に受け入れられているのです。
行政と協働したり、商店街と協力したり🙂
それが、対戦のたびに街の治安と公衆衛生が脅かされるというのなら、お前ら二度と対戦するなそれができないならこの街から出ていけっていうシンプルな話になってしまうのです…
プロスポーツクラブは地域にとって有益なことをたくさんしてくれている。必要不可欠な存在だと思う。
でも、街にとって有害なら、そんなメリットはキレイにリセットされても文句言えないのです。そしてそれは、マリノスだのFCだのといった次元には収まらないのです。
サポーターの皆さんは、もっと危機感を持った方がいいと思う。いや私もサポーターなのだけれど。
(註:両者に言っている)
この街にしかできない戦い、しようよ…
仲良くなんかしなくていいから
もっと地元に愛を持ってくれよ…
これは両クラブサポーターへの懇願です…
【補記:2025-03-05_18:45】
なんでこんなに怒っている記事になっているかというと、実行者が個人であれグループであれ、それぞれのサポーター(?)であれ、なりすましであれ、愉快犯であれ、これらが、集合体としての互いが共に刻んできた憎悪しかない糞のような関係性に起因するからです。 https://t.co/pUDLAsf4Ul
— 三沢まりの (@miTSUzawamarino) March 5, 2025
その後の展開(後日追記)
【250309追記】
新横浜の阿呆な糞シールの件は、クラブから処分が公表されましたので追記します。
