自由とは、純粋持続の中に身を置き直すことである。【ベルクソン/時間と自由】
私の好きな哲学者ベルクソンは、「時間と自由」という本の中でこう言っている。
自由に行動するということは、自己を取り戻すことであり、純粋持続の中に身を置き直すことである。
若い頃の私は、時間とは、一秒とか一分とか一時間とかそういうものが時間であると思っていた。
でも、そんなものは、ただの言葉に過ぎなかった。
大昔、頭のいい誰かが勝手に決めた尺度なのだ。
ベルクソンの言う純粋持続は、そういった一秒とか一分とかそういう算数的な用語とは全く異なる。
私たちの意識は、純粋に持続している。ただ、純粋に生き続けている。
そこに、一秒とか一分とかそういう「刻み」はない。
時間に追われて、分刻みのスケジュールをこなしている多忙な現代人は、せめて休日だけでも、腕時計を外して、時間のない世界の中で過ごしてみてほしい。
時間を忘れて、好きなことに熱中してみてほしい。
そんなとき、あなたはきっと純粋持続の中にいて、自由を感じると思うから。
いつの間にか見失ってしまった自由を、あなたが取り戻すことを願っています。
