リュックひとつで金沢へ|レトロを味わうひとり旅2日目
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ゲストハウスで迎えた金沢の朝。本日は晴れたのでひと安心。
4時頃に目が覚めてしまった。そのまま二度寝できず、だらだら寝転がる。
スマホを開き、今日の行き先を入念に調べる。
そうしていたら、もう6時頃。そろそろ起きる。
今日も目的を果たすために、身支度を済ませに行った。
モーニングを食べにいく
金沢は喫茶店も有名らしいので、お目当てのお店でモーニングに行く予定だった。
そのお店の開店時間は9時。
なのに7時にはお腹が空いてしまった。
宿のチェックアウト前に、朝ごはんを食べに行く。
「早めの時間帯で食べられるところはないか」とGoogleマップで調べる。
チェーン店は早いけど、せっかくの旅先では味気ない。
すると、8時に開店するパン屋さんを見つけた。
お目当ての喫茶店からも近い。ひとまず、そのパン屋さんに向かった。
『hippo』で朝ごはん
宿から武蔵町方面まで歩いて10分ほど。
パンを持ったカバが描かれた看板を発見。外にいても香ばしい匂いを感じる。

開店ぴったりに店内に入ると「ここが天国か?」と言わんばかりに焼きたてパンがずらり。
しょっぱい系、甘い系、サンドイッチまで。
品揃えが豊富で目移りした。どれもおいしそうだけど、朝ごはん用に2点に絞る。
トレーとトングを持ちながら、店内をぐるぐる。
すると、店員さんが「焼きたてでーす」と並べていたパンに目を配る。そこには「おすすめ」と書かれた“ポテサラフランス”
(お店のおすすめなら…)と思い、そのパンをトレーに乗せた。もうひとつは甘い系で“シナモンロール”のミニサイズを。
ありがたいことに、イートインスペースがあった。コーヒーも買い、一旦ここで朝ごはんタイム。

まずはポテサラフランス。焼きたてだから、まだ温かい。
かぶりつくと、中からアツアツのポテサラが溢れてくる。思ったより熱くて、上顎をやけどしそうになった。大口で食べるのは危険。
それでも、クリーミーなポテサラ、ゴロっと入ったウインナーで食べ応えがある。
これだけでも満足だったけど、次はシナモンロールに手を伸ばす。
これもまたずっしりと重たい。(ミニ…?)と疑いたくなる。かじると、シナモンのしっかりとした香りが鼻に抜けた。
ふわっとした生地には、くるみがぎっしり。これもまたボリュームがある。
美味しいパンと共にコーヒー。これぞ幸せな朝。
お目当ての喫茶店にまだ行ってないのに、もう満足してしまった。
でも絶対に行きたいと決めていたお店だったので、腹ごなしに歩く。
『東出珈琲店』でコーヒーを嗜む
開店時間まで色々な道を歩いた。
(実はまた迷っていた)
有名な近江市場を、今回だけは通り過ぎる。
その先に、レトロな喫茶店が現れた。

ちょうどよく開店時間に店内に入る。
そこには、昭和レトロでノスタルジーな空間が広がっていた。レトロ好きな私は、内心テンションが上がっていた。
カウンターに案内されると、棚には様々な産地のコーヒー豆が並べられている。メニュー表を見ると、コーヒーだけでメニュー表1枚埋まっている。
種類が多すぎて迷ったけど、深煎りが好きなのでイタリアンブレンドに決めた。
内装にうっとりしながら、コーヒーと人気メニューのプリンを注文。

カップだけでもう格の違いを感じた。
(このお店、本気だ…!)と少し緊張しながら、まずはコーヒーをすする。
ひとくちだけで、目を見開いた。
こんなに雑味のないコーヒーは初めて。
香りのいい苦味が、スッと体に入っていく。
今まで「コーヒーに味の違いとかない」とか思ってすいませんでした。
当たり前だけど、毎日流し込んでるインスタントのとは全く違う。
一気に飲むのはもったいなくて、ちびちび飲んだ。
添えられたミルクを途中で入れてみる。それもまた、まろやかな別の味わいに。
そしてプリンも絶品だった。
固めで、ほろ苦のカラメル。まさにレトロ喫茶の味。コーヒーと抜群に合う。
人気店だからか、平日の朝なのに賑わっていた。あまり長居はできないと思い、食べ終わってすぐにお店を出る。
もう少しノスタルジーに浸ってたい気分だった。
そして歩いて宿に戻り、チェックアウトを済ませて次の目的地へと向かった。
本日の目玉『ひがし茶屋街』へ
宿から徒歩20分ほど。食後の散歩にちょうど良かった。Googleマップと和解し、迷わずに行くことに成功。

しばらく進むと、風情ある街並みが広がっていた。まるでタイムスリップしたかのような気持ちに。



歩いてて気になったのが、金箔推しがすごい。
金箔スイーツのお店をたくさん見かけた。金箔ソフトの見た目はすごいけど、(でも金箔って味しないよね?)と思っているので、そこはスルー。
しかし困ったことに、お腹が空いてない。
調子に乗って、朝に食べ過ぎてしまった。
せっかくの観光地なのに、食を楽しむ余白を埋めてしまった。
景色を楽しみつつ、食べられそうなお店を探す。
そうしたら、お目当ての和カフェにたどり着いた。
『不室茶屋』でひと休み
靴を脱いで店内に上がる。床が畳で落ち着く。
さっそく気になっていたメニューを頼んだ。
おすすめの“しらたま生麩”


一見だんごに見えるけど、実はお麩。
食感はもちもちしてるけど、だんごより重たくない。
そこにみたらし、あんこ、きなこで味変できて、最後まで飽きずに食べられる。
ちなみに、お茶は自由におかわりできる。そこも嬉しいポイント。
そして、ここでもう満足してしまった。
朝からずっと歩き回っていたので、もう気力が残っていない。お腹も限界に近い。
まだ早いけど、金沢駅に戻ることにした。
金沢駅まで戻る
バスに揺られること数分。
早めに駅に戻ってしまえば、帰りの新幹線まで余裕ができる。
昨日の雨で諦めてた、金沢駅の写真を撮る。
(かっこい〜)とワクワクしながらシャッターを切った。


自分へのお土産探し
時間がまだまだあったので、ゆっくりとお土産を探す。
初めは『あんと』から見て周った。
金沢の銘菓がずらりと並んでいて、どれを買うかとても迷った。
少量で包まれたお菓子もあったので、自分用のお土産が欲しい人にも向いている。
『おみやげ処』はコンビニと併設しているので、人が混み合っていた。
ここは人に配る用、ご当地スナック菓子が欲しい人向けの場所だと思った。
(※買ったお土産は最後に記載しています)
遅めのお昼ごはん
流石にしらたま生麩だけじゃ持たなかった。
駅内を散策していると、お味噌汁とおにぎりの店を発見。
『そらみそ』の“めった汁とおにぎり”

(めった汁とは…?)と気になり注文。
スプーンですくうと、野菜やお肉などがゴロゴロ。酒粕の風味もあとを引く。
あとで調べたけど、“めった汁”とは石川県で親しまれる豚汁のことらしい。
「やたらめったら具を入れる」のが名前の由来なんだとか。
本当にやたらめったら入ってた。
一般的な豚汁の具材はもちろん、さつまいも、
とろろ昆布まで。もはや食べるスープだった。
おにぎりも人の手で握られていて、口に含むと
ふわっと解ける。その中に、具がぎっしりと詰め込まれていた。
同時にひじき煮もつつきながら
「やっぱり和食が一番沁みる…」と噛み締めた。
余裕を持って新幹線の改札内に入り、待合室の
カウンターでぼーっとする。
「あっという間だったけど、濃い旅になったな…」と、しばらく物思いにふけっていた。
帰るのが少し寂しい。
でも家に帰れる安心感もある。
乗車時間が近づき、色々な感情が混ざった状態で新幹線のホームへと向かった。
帰りの新幹線に乗車
新幹線に乗車して、とりあえずひと安心。
離れていく金沢に切なくなりながら、窓の外を眺める。
ここから現実へと帰っていく寂しさが、少しずつ濃くなっていった。
憧れのアイスと出会う
しばらくすると、車内販売が通ってきた。
もしかして、ネットで有名な
“シンカンセンスゴイカタイアイス”ある…?
隣に乗客もいないし、試しに買ってみるか悩んだ。
しばらく新幹線乗る機会ないよな…でもさっきおにぎり食べてお腹いっぱいだし……

買った。
アイスなら入ると思って、思い切って買ってみた。本当にスプーンが刺さらないのか試す。

全く歯が立たない。
無理するとスプーンが折れるので、溶けるまで
大人しく待つ。しばらくすると、周りが溶けてすくえるようになった。
味はとても濃厚なバニラ。そこそこカロリーがあったので、脂肪分が多いからこんなに固いのだと思う。
長距離移動のお供に最適なアイスだった。
寂しさの中に、ちょっとしたイベントを味わった。
一泊2日の金沢旅が終わった
おうちに帰って、やっとひと息ついた。
旅行は楽しいけど、やっぱりおうちの安心感は別格。
そして、この日は誕生日の前日だった。
27歳の締めとして、最高の思い出ができた。
金沢に来て早々雨に降られ、迷子になって、
初めは不安だった。
でも、おいしいものをたくさん食べた。
人見知りの私が、写真を頼むことができた。
個人的に「自分が成長した旅」になったと思っている。
ちなみに、コメントでおすすめいただいていた『第七ギョーザの店』は、朝から満腹になってしまい食べに行けませんでした。
これをリベンジとして、金沢にまた行きたい。
おいしいごはんと、温かな人たち。
心にぬくもりを残して、次へ進む糧になる。
また明日から日常を頑張ろうと思える。
やっぱり、ひとり旅はいいものだ。
次はどこに行こうかな。
【おまけ】購入したお土産紹介
『金澤 福うさぎ』

事前にお土産を調べて、「なんだこのかわいいお菓子は…!」と一目惚れ。
もちっとしっとりした生地に、優しい甘さの餡が上品。見た目を愛でながら丁寧に味わった。
『清香室町 金澤文鳥』

推しの主演ドラマに出てくるペットが文鳥だったので、思わず購入。
文鳥の包みを開けると、銀紙に包まれたようかんが出てくる。小さいけど、ドライフルーツが入ってるからか、ずっしり重い。ひとつ食べても満足感がある。
紅茶とドライフルーツの組み合わせがオシャレな味わいだった。
『丸八製茶場 献上加賀棒茶』

ほうじ茶好きなので、金沢の加賀棒茶を飲んだらどハマりしてしまった。
(コンビニで2本買って飲んでた)
ほうじ茶の葉ではなく茎(棒)を煎じているので、渋みが少なくあっさりとしている。買ってきたお菓子とよく合う。
これを飲みながら、金沢のお土産を味わう時間が幸せ。
お土産はゆっくり味わいたいので、大事に食べ進めている。
ゆっくりと息抜きをしたいときに金沢に触れる。
私の気持ちは、まだそこにいる。
今回はリュックひとつで旅をしてみたので、次回は持ち物についても書けたらいいなと思っています。
