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8月の再読本「巨人たちの星」「クライマーズ・ハイ」

再読は5月~7月はありませんでした。
図書館で借りた本の消化が多かったかもしれません。

再読履歴

1月 「星を継ぐもの」J・P・ホーガン著
2月 「八甲田山死の彷徨」新田次郎著
3月 「忘れられた日本人」宮本常一著
4月 「ガニメデの優しい巨人」J・P・ホーガン著

8月は約3週間、間質性肺炎で入院していましたので、妻に家の書棚から本を病室に持ってきてもらってそれを読みました。

「巨人たちの星」J・P・ホーガン著

ホーガンの〈巨人〉三部作は、人類の起源と宇宙規模の謎を“科学推理”で解き明かしていく壮大な物語です。
1作目『星を継ぐもの』では、月で発見された赤い宇宙服の遺体から、人類史を書き換える調査が始まり、
2作目『ガニメデの優しい巨人』では、巨人族の文明とその思想が描かれます。
そして3作目『巨人たちの星』は、巨人族の故郷へと物語が踏み出す転換点です。

『巨人たちの星』は、巨人族の歴史・文化・科学がより深く掘り下げられ、彼らがなぜ宇宙へ旅立ったのかという核心に近づく一冊。調査チームが新たな星で遭遇する“痕跡”は、過去の謎をつなぎ合わせる鍵となり、読者を静かな興奮へ導きます。
三部作の締めくくりとして、知的好奇心を満たす探究の旅が味わえる作品です。

再読ですが、初回は通読するのに時間をかなり要しました。また途中でストーリーが追い切れず、とりあえず読み切ったという記憶があります。
今回の再読でもかなり苦労しましたが、入院中という時間の余裕からか、ゆっくり読み進めることで、ストーリーに没頭することができました。


「クライマーズ・ハイ」横山秀夫著

横山秀夫は、緻密な取材と人間の“揺れ”を描くことで知られる作家で、組織と個人の葛藤をテーマにした作品に定評があります。
今年も8月の日航機事故報道を目にし、ふと胸の奥がざわついて、20年ぶりに『クライマーズ・ハイ』を再読しました。記憶の中の重さはそのままに、今読むとまた違う痛みと迫力がありました。

物語は、日航機墜落事故を取材する地方新聞記者たちの緊張と混乱、そして“報道とは何か”を問う姿勢が中心に描かれます。巨大事故の渦中で、組織の論理と記者としての矜持がぶつかり合い、主人公は極限の精神状態へ追い込まれていきます。
再読の価値を強く感じる、胸に残る一冊です。

読んでくださり、ありがとうございます。

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