『ことばの器』 キム・ユンナ (著)
ふだん、なにげなく使っている言葉
コミュニケーションには欠かせない言葉ですが
相手との関係がうまくいっていないとしたら、
言葉に問題があるのか
それとも?
そんな予感を感じて、手にした本です
『ことばの器』 キム・ユンナ (著)
余裕があるほど心が満たされる 『ことばの器』
キム・ユンナ (著), 簗田順子 (翻訳) 2026/5/22
著者は、言葉と心、対話、コーチングの専門家
言葉と心のつながりと回復をテーマに、執筆やコンサルティングなどを行っている。
2010年から多くの企業の研修講師としてコーチングや講義を担当。
長年の経験から出てくる事例、言葉に、
リアリティーと重みを感じます
ノウハウ本ではなく
じっくり考えるための 「問い」 がつまった本です
今回、出版社のディスカヴァー・トゥエンティワン様のご厚意により
献本をいただきました。ありがとうございます!
以前、イベントに参加したときからのご縁です
言葉で傷ついた経験
言葉は、こわい
誰かから言われた言葉で、傷ついたこと
なにげに言った言葉で、人を傷つけたこと
一度や二度ではないハズ
後悔、罪悪感、不安、恐怖…
だから言うのを躊躇してしまう
もう一歩が、踏み込めない
会話が表面的で、すれ違ったまま…
言葉は自分の内面を映し出している
テクニックでどうにかなるものでもない
でも、言わないと、伝わらない
伝えたい
わかってほしい
もっと仲良くなりたい
そんな気持ちがあるなら、
簡単ではないけど、
じっくり、自分と向き合う時間が必要です。
感情に目を向ける
傷つくのは、感情的になっているから
誰かから言われたことで、
何か事実が変わったわけじゃない
でも、自分の気持ちが揺れ動く
すごく落ち込む
考えてしまう
その背後にある、
感情に目を向ける
何を感じているか
なぜ、そう感じるのか?
何が原因か?
自分とのギャップで、感情が動く
自分が思っていることと
言われたことのギャップで、
感情が動く
外からの刺激(言葉) × 自分の信念(価値観) → 感情の変化
こんな風に分解して考えてみると
自分の感情の変化から
自分が大切にしている価値観が見えてくる
自分が思っていることと違う
ギャップを感じる
だから、感情が動く
では、自分は何を大切にしてるのか
何を期待していたのか
そこに目を向けると
感情自体が問題ではなく、
ズレ、ギャップに原因があるのだと気づく
本当に聞いているだろうか?
コミュニケーションの基本は、傾聴
相手の話をしっかり聞くこと
などと、言われますが
本当の意味でしっかり聞くって、
簡単なことじゃない
人はだれでも、自分が一番かわいい
自分の話を聞いてほしい
自分が話したいことを話してしまう
そういう生き物
だから、相手の話をしっかり聞くのは、わりとめんどくさい
どうでもいい話を何時間も聞かされて、相づち打って、
何も結論が出ないとしたら、
この時間は、何だったんだろう? ってなってしまう
相手に関心を持つ
人は自分の話がしたい
わかってほしい、伝えたい、という気持ちは、
みんな一緒
お互い様
わかってもらう前に、
相手をわかろうとする
そんなに簡単に、わかったりしないけど
わかろうとする姿勢が大事
信頼される傾聴とは?
人は自分の話をしっかり聞いてくれる人が好き
アドバイスはいらない
聞いてくれるだけでいい
関心を持って聞いてくれるだけで、素直に嬉しい
大事なステップは、こんな感じ
事実に目を向ける(主要な内容を要約してフィードバックする)
相手の感情を捉える(本当の感情を確認する)
核心のメッセージを発見する(わかってほしい、という気持ちの核心)
事実と感情をそれぞれ捉え、確認する
質問は相手へのギフト
ただ聞いて、相づちを打つだけじゃ
本当の気持ちは見えてこない
問題の原因にもたどり着けない
だから、質問する
そこは勇気を持って踏み込んでいい
結論を急ぐのではなく、
一緒に考える
テクニックではなく、
相手への関心
責任をもって、この人と関わる
と決める
思考を広げる質問
オープンクエスチョン
前提を変える(もし○○だったら?)
未来志向(明るい未来に目を向ける)
感情に焦点を当てる(そのときどう感じた?)
中立的な質問(ニュートラルに聞く)
あくまでも相手が主役
相手の気持ちを感じながら、ニュートラルに
多角的に、視点を動かしてみる
色々考えて、想像するけど、
自分で答えを決めない、計算しない
でもつい、無意識のうちに、結論を急いでしまう
自分の答えに誘導するような質問をしてしまうと、
心が離れていってしまう
だから、ニュートラルな質問が大事
質問は相手の主体性を引き出す
質問されて、自分で話した言葉は
その人の内面から出てきた言葉
本心かどうかは、まだわからないけど
本心に近づこうとする言葉
何度も言葉にしながら、本人の方から気づく
これだ! と思う瞬間
言葉にならなかった本当の気持ちを、言語にできたとき
本当に嬉しい
そこに付き合ってくれた人は、
ホント、好きに、なっちゃいますよね
人はアドバイスされると拒絶してしまうけど
自分で気づいたことは、腹落ちしやすい
そこには、時間がかかる
だから焦らず、待つ
今日、結論が出なくてもいい
安心して話せる相手とは、また話がしたい
勝手に判断しない
簡単に、わかった気にならない
思い込みはキケン
相手をコントロールしないと決める
問いを投げる
そして、じっと待つ
相手が本質にたどり着けるまで、寄り添う
ことばの器
本のタイトルにある 『ことばの器』
結局、人として
器の大きい人
みたいな感じもしますが
なかなか言語化が難しいので
保留にしておきます(笑)
もし、言葉で傷ついた経験があるとしたら
それは、相手に悪意があったわけじゃなくて、
つい、口から出た言葉と、自分の想いのギャップで起きた事故
だれでも、若い頃は、
乱暴な言葉を使って、人を傷つけてしまうことがある
言わなきゃよかった、と思うようなこと
その人が悪いのではなく、未熟だったというだけ
年を重ねると、人は丸くなる
それは、言葉が磨かれた、
器が大きくなった、
ということかもしれない
だからまず、自分の内面を整える
自分の思考と感情を理解する
自分の言葉と本心が一致したとき、
自然体でおだやかで居られる
そして、
相手に関心を持つ
相手を理解しようとする
相手に質問する
時間をかけて対話する
感情に振り回されないように、
相手の言葉を受け止める力
相手のために、言葉を選べる力
ことばの器が大きい人は、余裕がある
テクニックではなく、習慣
ふだん使う言葉を見直す
丁寧でポジティブな言葉を使う
そんな感じかなぁ、と
対話、コミュニケーションについて、
深く考えたいときの一冊でした
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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