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釧路から知床ウトロへ。宝石のような海鮮丼を食べる/北海道旅行#3

8月上旬の1週間、夫と北海道の道東・道北エリアに行った。車は借りず、主な移動手段は電車とバス。ときどきタクシーを利用した。3日目は移動と洗濯が主な目的という休憩のような日だが、それでも車窓から北海道の山や海を眺め、美味しい海鮮丼を食べて大満足だった。


・旅行記の目次はこちら↓

街と移動、だいたいのイメージ。今回は③の話です


釧路から知床へ

列車で釧路から知床に向かう。世界自然遺産として有名な知床だが、これが街の名前なのか、駅の名前なのか、旅行を計画するまで知らなかった。知床は主に知床半島を中心としたエリアを指しているようで、駅としては半島の根元あたりに知床斜里駅がある。今回滞在するのはそこからバスで50分ほどの距離にあるウトロという町だ。

釧路駅からは、まず「しれとこ摩周号」で知床斜里駅に向かう。名前からして特急のようだが、私たちが乗ったときは1両編成の普通列車だった(時期によるのかもしれない)。トイレがあるのがありがたい。そして予想外だったが、結構混んでいる。座席はボックス席と横並び席(ロングシート)のどちらもがあって、この日はなんとか横並び席に座ることができた。

1両編成なので前後左右の窓から外の景色がよく見える。すべての車窓から草木の緑が見えるときには、この列車が人々を乗せて森をかき分けて進んでいくように思えた。この列車に乗ること自体を楽しんでいる人も多く、私も含めて車内はずっと明るい雰囲気だった。

車窓の景色
車窓の景色


知床斜里駅で降りて、斜里バスターミナルからバスに乗る。乗り換え時間は15分ほどだったが、駅とバスターミナルは隣接しているので時間には余裕がある。バスのチケットはWEBで購入したが、おそらくそれが必須というわけではない。50分ほどの乗車時間だったが、そのほとんどがオーシャンビューでいつまでも見飽きなかった。

知床のシンボルキャラクター「知床トコさん」を街の至るところで見かけた。かわいい。グッズも多数展開されていて、Tシャツ、てぬぐい、エコバッグなどたくさん買ってしまった
車窓の景色


宝石のような海鮮丼を食べる

ウトロ温泉バスターミナルでバスを降りる。いま、知床にいるんだ。ずっと知床に行ってみたいと思っていたが、そのときに思い浮かべる知床の景色は曖昧だった。車道の両脇に深緑色の木々が立ち並んで、その車道を熊や鹿が横切っているような、そんなイメージ。実際に足を運んでみると、海がキラキラしていて、たとえばウトロには漁港がある。知床の解像度がぐっと高まっていく。

お昼ごはんを食べに「ウトロ漁協婦人部食堂」に向かう。バスターミナルからの道は平坦だ。ただ、途中に上り坂が見えたのが気になる。同時に、今日泊まる宿の看板もあった。もしや今日の宿はあの坂を上るのではないか……?夫とざわつきながら歩き続けた。なお、この不安は的中することになる。

しかし、まずは昼ごはんだ。ウトロ漁協婦人部食堂は並んでいたが、10分ほどで入店できたように記憶している。ふたりとも注文した三種丼はとても美しくて惚れ惚れした。そしてすごく美味しい!!私たち夫婦はイクラのことをそこまでちやほやしていないのだが、このイクラは本当に美味しかった。移動日と思っていた日にこんな素敵な食べものに出会えるなんてとても嬉しい。


坂の上にある宿にどうやって向かおうか

さて、さっきの坂問題である。地図で調べるとウトロ漁協婦人部食堂から宿までは歩いて15分。やはりあの坂を上るようだ。荷物は結構重く、日差しは強い。タクシーを使うか……?そういえば公式サイトにはなんて書いてあるのだろう、と見てみると、FAQのページに「バスターミナルご到着後ご連絡いただけましたらお迎えに参ります。」とあるではないか!!アクセスのページにはその記載がなかったので見落としていた。

昼ごはんを食べたあとだったので到着後というには中途半端な時間ではあったが、念のため連絡してみるとバスターミナルまで迎えに来ていただけるという。本当にありがたい。送迎車の窓から外をみると、道中はやはり長い上り坂だった。


夕陽台展望台でウトロの町を眺める

チェックインまではまだ時間があるので、大きい荷物だけ預かってもらい、これからどうするかを話し合う。宿のまわりには店などがあまりなさそうだ。坂を下れば港やカフェがあるが、それはすなわちまた坂を上るということだ。送迎をお願いするのは申し訳ないし(そもそも対応していないかもしれないし)自分の足で歩くことになる。まだ太陽は高い位置にあり、軽装でも息が切れるだろう。やめよう。ということで坂を下らずに行くことのできる「夕陽台展望台」に行った。

眺めがいい。私たちはさっきいた場所を指さしたり、写真を撮ったりして、しかし時間はそんなに経つことなく、まだまだ全然チェックインには程遠い。結局また宿に戻り、チェックインまでラウンジで過ごさせてもらうことにした。あとから知ったが、夕陽台の景色は知床八景のひとつらしく、名前のとおり夕陽が綺麗に見えるそうだ。

夕陽台展望台からの景色


宿は「KIKI知床ナチュラルリゾート」

この日の宿は「KIKI知床ナチュラルリゾート」である。知床の宿を調べると、必ずといっていいほど紹介されている宿だ。系列宿である「北こぶし知床 ホテル&リゾート」と比較されることが多く、明日はその北こぶしに泊まる。どちらも滞在を楽しみにしていた。

KIKIは大きいホテルだった。海外からいらした方々も多い。オールインクルーシブのホテルでラウンジがあり、飲み物とお菓子はたしかいつでも食べることができる。時間によってはお酒もあったと思う。

部屋はおまかせで予約したところ、「西ウィング客室 スタンダード和室」だった。眺望はなく、すごくテンションが上がる部屋かといったら正直に言えばそこまででもないが、畳はやっぱり過ごしやすい。チェックインしてから、まずはランドリールームで洗濯をした。


KIKIは夕飯も朝食もビュッフェなのだが、この会場がとにかく広い!!見渡せないほどだ。しばし二人で立ち尽くしてから、まずは、まずは見よう、と言って会場を一周した。ライブキッチンというのだろうか、その場でシェフが作ってくれるタイプの料理もたくさんある。どうしたってテンションが上がる。KIKIのいちばんの思い出はこのビュッフェだ。どれも美味しかった。

夕飯を食べてしばらくしてから温泉に行く。高温湯、中温湯、露天風呂、サウナと盛りだくさんだ。サウナは詳しくないが、あればなんとなく入ることが多い。いつまで経っても入り方はこれでいいのかと緊張する。でも、いつも入ってよかったと思う。今日も汗をかいて肌がちょっと綺麗になった気がした。


明日は朝から知床五湖のトレッキングツアーに参加する。カヌーといい、自分たちにしては珍しくアウトドアの旅だ。午後の過ごし方は決めていない。明日はとにかく元気にトレッキングを楽しむ、それだけで十分だ。


<北海道旅行#4につづく>

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