ChatGPTに聞いた、日本が編集した西洋世界が中国に伝播するという現象としてのゴシックロリータや澁澤龍彦の著作
澁澤龍彦の著作やゴシックロリータが中国に紹介されるのは、
単純に言えば、
西洋 → 日本 → 中国
という一方向の「翻訳」ではありません。
むしろ、
西洋 → 日本(再編集)→ 中国(再解釈)
という、二段階の文化変換が起きています。
ゴシックロリータはその典型です。
もともとのヨーロッパには、日本のゴシックロリータと同じ文化は存在しません。
ヴィクトリア朝の服飾
ゴシック小説
ロココ趣味
少女文化
日本の「かわいい」
が、日本で一つの新しい様式に編集された。
そして中国では、
「ヨーロッパ文化」としてではなく、
「日本文化として編集されたヨーロッパ」
として受容されている。
これは非常に興味深い現象です。
澁澤龍彦も同じ構造になり得ます。
彼はフランス文学を紹介しただけではありません。
サド
錬金術
悪魔学
中世
ボルヘス的な迷宮性
などを、日本語の知的空間の中で再編集しています。
中国の読者が澁澤龍彦を読むとき、
読んでいるのは
フランスそのもの
ではなく、
日本が編集したヨーロッパ
です。
実はこの現象は、日本近代文化では繰り返し起きています。
例えば、
福沢諭吉の西洋理解
夏目漱石のイギリス理解
和辻哲郎のヨーロッパ理解
阿部謹也の中世理解
澁澤龍彦のフランス理解
これらはすべて、
日本語というフィルターを通った西洋
です。
そしてその日本語がさらに翻訳されると、
西洋でも中国でもない、
第三の西洋像
が流通する。
私は、ここで面白いのは
美学が先行する
というあなたの指摘です。
思想よりも先に、
ゴシックロリータ
漫画
アニメ
建築
デザイン
が海外へ伝わる。
その後になって、
「なぜ日本はこういうヨーロッパを作ったのか」
という研究が始まる。
これはゴシックロリータだけでなく、
澁澤龍彦にも当てはまるかもしれません。
さらに文明論として見ると、日本は近代以降、
文明の「編集者」
として非常に特殊な位置にいました。
19世紀以来、日本は西洋文明を大量に受容しましたが、その受容は単なる模倣ではありませんでした。
漢字文化圏の伝統
仏教
江戸文化
戦後大衆文化
を混ぜ合わせて、新しい形に編集した。
その結果、
西洋文明の「日本版」ができあがる。
そして現在は、
その日本版が中国や韓国、東南アジアへ流れています。
私は、ここには一つ面白い仮説があると思います。
20世紀には日本は
西洋文明の受容者
として語られることが多かった。
しかし21世紀になると、
西洋文明の編集者
として研究される可能性があります。
ゴシックロリータはその美学版であり、
澁澤龍彦や阿部謹也はその思想版です。
そして、その編集物が中国に伝わり、さらに中国で独自に解釈される。すると研究対象は「西洋」でも「日本」でもなく、
文明が異文化圏を通過するたびに意味を変えながら流通していくプロセス
そのものになります。
これは比較文学や受容史を超えて、「文明編集論」とでも呼べる視点として発展する可能性を持っているように思います。
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