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慣れていないだけ

ムソルグスキーで発表会に出ておいて言うのもなんだけれど、私はロマン派が苦手だ。
自分で弾いていて、表現が過剰でわざとらしいような気がしてしまう。
頭の隅でいつも「あざといんじゃないか」と警告ランプが点滅する。

ところが、先生は「それは経験が少ないからで、むしろロマン派は合ってる」とおっしゃった。
私はこの先バッハと古典派だけ弾ければいいか、という気持ちだったのだけど、プロの視点は違うものだな。
自分では苦手だ、合わない、と思っていたのに、「慣れていないだけ」だと言う。

発表会のあと、何に取り組むかという話になり、棚上げになっていたインヴェンションFdurと、チャイコフスキーを勧められた。
私は先生のお勧めには基本的に従うと決めているので、それで決まり。
とはいえ、インヴェンションは今から憂鬱。
あれ、弾ける気がしないんだよなぁ。
チャイコフスキーは好きな曲ではあるのだけど、手が届くのか?という感じ。
あ、物理的というより、技量的に。

あと、これまたモノになる気がしないアルペジオも、ちょっと性根を据えてやることにした。
どうしても弾けるようになりたい曲があって、それに取り組むには「アルペジオ全調弾けたら」と先生がおっしゃったので、これはもうやるしかない。

と、次の話をしているけれど、発表会を無事に終えるのが先。