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そうだ、2ndチームを作ろう!-「余白」が生む問題解決の可能性-

長く書いていたBリーグ妄想のまとめ記事。


2ndチームが必要になる構造

B.改革によって、ドラフトやサラリーキャップといった制度としての戦力均衡は整備されつつある。
しかし現行制度では、若手はベンチに滞留し、外国籍をはじめとする主力は高稼働によって高いケガのリスクを負い、キャリアアップは移籍が前提となり、B.PREMIA以外のカテゴリーは役割を持ちにくい。
これらは個別の問題ではなく、クラブ内部に人的な「余白」が存在しないことから生まれている。
クラブが2ndチームを保有することで、戦力のバックアップにとどまらず、より自由な選手起用を生み出す装置になり得ると考えている。。

柔軟なロスター運用が生み出すもの

現状のロスター構造では、コンディション調整と勝利の両立が難しい。
特に外国籍選手は、出場時間を抑えることがそのまま戦力低下に直結するため、高負荷運用になりやすい。
そこで、2ndチーム所属選手とのフレキシブルな入れ替えが可能になれば、戦術を共有したまま稼働を管理できる。
これは単なる控え戦力の確保ではなく、シーズンを通したチーム設計を可能にする仕組みである。
https://note.com/norisio1011/n/ne634da2710fb

また、出場機会の少ない選手は、ベンチに残るか出場機会を求めて移籍するかの二択になりやすいが、2ndチームはその中間に育成段階を作る。
クラブの戦術と文化を共有したまま試合経験を積み、必要なタイミングで引き上げる。この連続性は戦力の安定だけでなく、クラブのアイデンティティを育てることにもつながっていくはずだ。

2ndチームを成立させるリーグ設計

2ndチームの保有には莫大なコストがかかる。
ましてトップチームで即戦力クラスの外国籍選手を確保しようとすれば、なおさらである。そうなれば資金力のあるクラブほど有利になってしまうため、現行構造のまま導入すれば単純に格差は拡大するだろう。
したがって、一定の売上規模を持つクラブに対する義務付きの特権とし、ILリストを使った短期契約の制限やキャップ調整を課す必要がある。ただし、そこまで制度で縛ったとしても、現行リーグのままで2ndチームによる戦力均衡が保てるとは考えにくい。
そのため、2ndチームを導入するのであれば、売上規模に応じたリーグ区分の再編を行う必要があると考えている。
再編案とレギュレーションについては過去にまとめているので、そちらを参照していただきたい。
https://note.com/norisio1011/n/nadbfbb1ec216

また、この仕組みを利用すれば、ユースやドラフト以外から2ndチームに加入し、2ndチーム経由でトップを目指すという新しいルートを作ることもできる。
もちろん従来通り、ドラフトにエントリーして即戦力として実戦の中で成長するルートも選択可能だ。
若い選手が自分の夢や実力に合ったルートを選べること自体が、育成の多様性とリーグの健全性を担保するものになると考えている。
https://note.com/norisio1011/n/na7eab145029a

Bリーグが発展していくためには

これから先、新規の観客を増やし続けることは簡単ではない。
だからこそ、既存ファンが観る試合数を増やす工夫が必要になる。
最もシンプルな方法は、既存ファンが応援するチームを増やすことだ。
同一クラブの2ndチームは、応援しているクラブの「未来」を観る場として機能するため、トップチームのファンをそのまま横滑りさせることができる。

そしてこれは、2ndチームが参加するカテゴリーに新しい集客を生むことにもつながっていく。
集客が厳しい中でも上位カテゴリーに上がるため平均入場者数を稼ぐ必要があるチームにとって、AWAY客がある程度見込める状況は大きな助けになるはずだ。
4チームでリーグ戦(各チームと8節16試合)を行うB.NEXTの試合日程を見て、私はそれを強く感じた。

現在、B3リーグ所属クラブを応援しているからこそ見えているものがあると思っている。
逆に、B1のように潤沢な資金と集客を持つクラブの課題については、おそらくほとんど把握できていない。
新しいBリーグが始まる前から懸念を述べることに躊躇いがないわけではない。それでも、始まる前の今だからこそ、思ったこと・言いたいこと・思いついたことを自由に書けるタイミングだと考え、このnoteとして残すことにした。

この文章が、どこかで誰かの思考の材料になれば嬉しい。
そして数年後に見返したとき、リーグやクラブ、そして自分の見方がどう変わっているのかを楽しみにしている。
Bリーグの発展と、面白いバスケットボールを観続けられる未来を願って。

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