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エジプトのヌエバからフェリーでヨルダンのアカバへ 世界一周 2008年3月

アブシンベル・アスワンからダハブまで エジプト 世界一周 2008年2、3月 の続き

ダハブ→ヌエバ→アカバ

午前中、ダハブからミニバスでヌエバに向かう山道の途中、結構長めの休憩をとっていた。まもなくして、カテリナ(エカテリナ)修道院 方面の岩山からミニバスが下ってきた。数人の乗客が見えたが、一人の東洋系の旅行者だけ車から降りてきた。我々のミニバスがその旅行者をピックアップし合流する予定になっていたようだ。
声をかけると東洋系の男は日本人学生だった。通常の3人分の料金を払って乗り換えたとの事だった。時間を買ったのだと言った。大学の卒業旅行なので、時間を節約しても見られるものを見ておきたい様子だった。
この学生とはぺトラ遺跡、ヨルダンの首都アンマンまで似たような旅程をとることになった。

ヌエバに着き、窓口でフェリー切符を買おうとすると、無下に今日の分は売り切れ、明日来いなどと言われた。一瞬本気にしたが、毎度お馴染みのその場限りの応対だったらしく、食事をしてからもう一度売り場へ行くとあっけなく切符を購入することができた。
フェリー乗り場の外には、観光客ではない地元の乗客が大勢あふれかえっていた。どうも様子が変だと思ったら外人観光客は別枠だったらしく、待つことなしにゲートを通過することができた。即座に通関、荷物検査場へ行った。そこでまた別の日本人男性二人組と遭遇した。大学生の卒業旅行だった。

乗船してから甲板から港を臨む

待たされ続け、乗船する前にすでに疲れていた。フェリー内は、混沌そのものだった。

午後3時発が遅れに遅れ、アカバ港に着いたのは夜の9時半。

下船は、「押すな、押すな」ではなく、皆が1秒でも早く「押せ、押せ」の世界だった。間違ったら死ぬと思った。
転ばないように100%気をつけた。

もう二度とあのようなフェリーには乗りたくない。
荷物検査が済み、港を日本人4人の乗り合いのセルビスで離れ、町に着いたのは11時を過ぎていた。即座に地球の歩き方に載っていたホテルにチェックインした。

エジプト、ヨルダン、シリアを旅行している間、必ずと言っていいほど日本人学生を行く先々の安宿で見かけた。地球の歩き方やロンリープランネットを使って旅行するとどうしても同じ様な宿を探すはめになることや、ちょうど学生の春休みと卒業旅行が重なったことがその理由だったと思われる。
また、中東という地域柄かほとんどが男子学生だった。
しかも、ほとんどがモスクワ乗換え、アエロフロートの航空券を所持していた。リーマンショック前でアメリカも住宅バブルでまだ浮かれていた時期だった。彼らの話を聞くと就職は簡単に決まり、苦労した覚えなど全くなかったようだった。希望と活力に満ち溢れていた。

今から考えると卒業する時期と世の中の景気次第で、就職できる条件が大きく変わる例を目の前に見ていたことになる。全員が全員、3、4年くらい会社で働いたら辞めてまた長期の海外旅行をしてみたいと言っていた。
今、あの元学生達がどんな生活をしているか大いに興味があるところだ。

(世界一周 2007年12月~2008年6月)

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