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本「しびれ池のカモ」 井伏鱒二

動物の描写が素晴らしいと思っていたら、ドリトル先生シリーズを翻訳したのが井伏鱒二氏であることを思い出した。

ドリトル先生シリーズは大好きで、全て読んだものだ。
なんとも言えない温かい文章で、動物たちへの愛が伝わってきた。

この「しびれ池のカモ」も、温かみとユーモアのある文章で、どこか懐かしさを感じながら読んでいた。
親のいない子供が出てくるのだが、悲観的に描かれることなく、周りの大人がさりげない優しさで包み、自然に受け入れていく様子が、なんとも温かい。

時空を超えて、こうして伝わるということもあるのだなと、静かな感動があった。
小学生の頃に出会った、温かく優しいおじさんに、また出会えたような懐かしさ。

文章というのはすごいものだ。
言葉で間接的に愛を伝えられるのなら、それは素晴らしいことだと思った。

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