見出し画像

休めば治ると思っていた。「負けた」気がして、幸せなはずの誕生日に泣いた。

こんにちは。
理学療法士のpeachです。

今回は休職の時の話です。

休職して最初の1週間、私は死んだように眠りました。
今まではなかなか寝付けず、寝られても怖い夢により怖くて眠れなかった分を、全部取り戻すかのように。でも、体は休まっても、心はどこか「置いてけぼり」のままでした。

1. 「休む」という決断への後悔と、空っぽの自分
1ヶ月で復帰する。そう決めていたのに、気力は戻らない。
今までどんなに辛くても「一度休んだら戻れなくなる」と必死に耐え、また、主治医や上司の「出勤できているのに、休んだ方が復活が遅くなる」という言葉を信じ、積み上げてきた努力を無駄にしたくなかったから。
でも、一度止まってしまったら、もう戻れない気がする。
「甘えなのか、必要な休みなのか」
その判断さえ自分ではできず、暇な時間に何をしていいかも分からなくなっていました。小学校高学年からずっと自分を抑えて走り続けてきた私にとって、「何もしない」ことは何よりも難しい課題でした。

2. 少しの回復と、拭えない孤独
ずっと寝ていても身体がバキバキで痛くなる。体が動きたくなって、久しぶりにエレクトーンを弾きました。指は動かないけれど、楽しかった。
太陽の光を浴びて、スッと起きられるようになった。日光浴の力はすごいと思った。
「少しずつ良くなっている」
そう思いたかったけれど、現実はそう上手くはいきませんでした。
退職が決まっている職場との手続き。現状報告を送っても2週間返信がない。
「もう辞める奴なんて、どうでもいいと思われているんだな」
そんな孤独感が、じわじわと心を削っていきました。

3. 「自分に負けた」という涙
結局、私のことなどどうでも良いと思われているところに復帰するのはしんどいと思い、3月まで休職を延ばすことにしました。
自分で望んで選んだはずなのに、涙が止まりませんでした。
病気に負けた気がした。自分に負けた気がした。
「病気でも働けるようになる」という希望が、指の間からこぼれ落ちていく感覚。
誰にも見返せなかった。何の結果も残せなかった。病院も通っているし、薬もきちんと飲んでいる、環境を変えたりしているのに…
働いていても、休んでいても、結局ダメなんじゃないか……。そんな思考のループから抜け出せなくなっていました。

4. 幸せなはずの誕生日に
先日、誕生日を迎えました。
お祝いのメッセージに並ぶ「調子どう?」「次は新しい職場?」という優しい言葉が、今の私には鋭いナイフのように突き刺さります。
心配してくれているのに、答えられない。未来が見えない。自分は良くなってる気がしない。
夜、美味しいお店でバースデープレートを出してもらいました。
とっても嬉しかった。幸せなはずだった。
なのに、「なんで私は今、幸せだと思って笑えないんだろう」と思ったら、また涙が止まらなくなりました。

最後に:いま、私と同じように苦しんでいるあなたへ
環境を変えても、薬を飲んでも、休んでも、すぐに良くならないことはあります。
頑張ってきた時間が長い分、心が解凍されるのにも時間がかかるのかもしれません。
いまはまだ、自分のことを「負け犬」だと思ってしまう。
でも、そんなボロボロの心のまま、今日まで生きて、この文章を綴っている。
それだけで、私は私を許してあげたい。いつか、あのバースデープレートを心から「幸せだ」と思って食べられる日が来ることを、今はただ、祈るように待っています。



いいなと思ったら応援しよう!