不正が起こりやすくなる四つの条件
定期購読している『致知』の記事の
内容からの学びを、こちらでよく
紹介させていただいています。
人に説明をするためには、
記事をしっかり読み込んで理解する
必要がありますから、
当然読んでくださる皆さまのためで
ありつつも、実際は自分のために
なっている度合いが極めて大きいと
言えるでしょう。
いずれにせよ、『致知』には多くの
優れた内容の記事が掲載されている
ため、ただ読みっぱなしにするのは
もったいないのです。
そんな『致知』を使った勉強会を
友人が毎月開いてくれており、
極力参加するようになってから
かれこれ1年以上経ちました。
今週の月曜日に8月の例会があり、
今回は8月号の中から
「企業の盛衰はリーダーにあり」
という記事を取り上げて、
メンバーで輪読し、活発な議論を
行ってきました。
この記事については、
私もこちらで二週間ほど前に
取り上げて、
ご紹介をしたところです。
このときは、キリンビール元副社長の
田村さんが語るマーケティング視点の
話を中心に取り上げました。
先日の勉強会で話題になった話で、
個人的に気になった内容として、
商工中金の関根社長が語られていた
「不正が起こりやすくなる四条件」の
話について今日は書かせてもらおうと
思います。
田村さんも関根さんも、対談の中で、
お客様視点に徹することの重要性や、
組織風土をボトムアップに変えていく
ことの重要性を強く訴えていました。
それらの話の中で出て来たのが、
不正や不祥事が起こりやすい組織の
四つの共通点です。
上意下達
同質性が高い
情報開示しない
業績至上主義
以上の四つが揃った組織では、
不正や不祥事が起こりやすいという
実感を関根さんが強く持たれており、
田村さんも同調されていたのですね。
参加者の皆さんが、これら四つの条件に
ついて議論をしている最中に、
私自身はこれらの言葉を眺めながら、
ふと気づいたのです。
上意下達 ⇔ ボトムアップ
同質性が高い ⇔ ダイバーシティ
情報開示しない ⇔ ディスクロージャー
業績至上主義 ⇔ パーパス経営
このように、四条件すべてについて
正反対の「舶来」のキーワードが
存在し、それらがどれもこれも
ある意味一世を風靡した言葉たち
ばかりだったのです。
不正や不祥事が起こりにくい組織
作りをするべきだということには、
基本的に異論を差し挟む余地は
ないでしょう。
そのような組織作りを行おうと
いざ考えたときに、
キーワードが全て横文字という
ことがどうにも引っかかったと
いうのが正直な気持ちでした。
日本人には、「舶来」の商品や概念を
ありがたがる傾向があるというのは
間違いありませんが、かといって
「舶来」ならすべて正しいという
ことは絶対にありえません。
そこで、「舶来」のキーワードたちに
対応する日本語があるのかどうか、
ちょっとばかり調べてみました。
上意下達 ⇔ 下意上達
同質性が高い ⇔ 適材適所
情報開示しない ⇔ ガラス張り経営
業績至上主義 ⇔ 社是・社訓
あえて対応しそうな言葉を並べて
みましたが、やはり残念ながら
経営用語として聞き慣れない言葉が
多く、「舶来」コンセプトと比べると
ややインパクトに欠けます。
また、「適材適所」などは、
本当に適切な対応関係にあるといって
良いか、少々心許ないというのが
正直なところでした。
いずれにしても、今のご時世、
不正や不祥事が露見するや否や
瞬く間に企業の生命が奪われる程に
情報が拡散される時代です。
不正や不祥事が起こりやすい体質に
ならぬよう、常にこれらの条件を
頭の片隅に入れ、行動を戒めることが
大切でしょう。
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己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。