同じ業界にいる限り成長に天井がある気がする|その天井が業界のものか、会社のものかを見分ける

10年上の先輩の年収を、何かの拍子に知ってしまう。求人票だったり、飲みの席の軽口だったりします。

思っていたより、低い。

その瞬間に見えるのは、先輩の給与ではなく自分の10年後です。同じ会社で、同じ仕事を、10年続けた場合の到達点。それが数字で目の前に出てくる。「お前もそのうち慣れるよ」と笑われて、うまく返せなかった経験がある方もいるのではないでしょうか。

ここから、「この業界にいる限り、成長に天井があるのでは」という感覚が始まります。ただ、その天井の正体を確かめないまま動くと、業界を変えたのに同じ景色に着く、ということが起こります。

転職の全体像から整理したい方は、目的別にまとめたこちらもあわせてご覧ください。


天井には3種類あって、対処法が全部違います

「成長できない」と感じるとき、原因は次の3つのどれかであることがほとんどです。

会社の天井。給与テーブルの上限が決まっている、上のポジションが埋まっている、新しい仕事が生まれていない。業界の問題ではなく、その会社の問題です。

職種の天井。その職種で身につくスキルの幅が、もう見えてしまっている。同じ作業の精度が上がるだけで、任される種類が増えていない状態です。

業界の天井。市場そのものが縮んでいる、あるいは伸びていない。この場合は、社内でどれだけ評価されても、外から見た価値は上がりにくくなります。

厄介なのは、この3つが本人の実感の中では同じ「もやもや」として出てくることです。感じ方は同じでも、必要な打ち手はまったく違います。会社の天井なのに業界を変えれば、積み上げた経験を捨てて年収が下がるだけ。業界の天井なのに同業他社へ移れば、2年後に同じ場所に立っています。

順番に見分けていきましょう。

会社の天井かどうかは、上の世代を見れば分かる

いちばん確かめやすいのが、会社の天井です。手がかりは社内にあります。

まず、自分の5年上・10年上の人が何をしているか。役割が変わっていれば会社は伸びしろを作れています。肩書きだけ変わって仕事の中身が同じなら、それがあなたの5年後です。

次に、ポジションの空き方。管理職が全部埋まっていて、しかもその人たちがあと15年いる。この状態だと、実力とは無関係に順番が回ってきません。

それから、新しい事業や新しい職種が社内に生まれているか。ここ3年、新規の部署ができていない会社は、既存の仕事を回すことに全力を使っています。

採用する側の話をすると、応募者の職務経歴書を見て「この人は伸びる会社にいたな」と分かることがあります。担当範囲が年ごとに変わっているからです。逆に、5年間まったく同じ記述が続く経歴は、本人の能力ではなく環境の問題として読まれます。

ここに当てはまるなら、業界を捨てる必要はありません。むしろ業界知識は資産です。同じ職種のまま、評価と給与の水準が高い会社に移るほうが早い。

業界の天井を疑うなら、感覚ではなく求人で確かめる

業界の伸びは、体感では分かりません。中にいると、忙しさと成長を取り違えるからです。

下りのエスカレーターに乗っていると、同じ速さで歩いていても進みません。息は上がっているのに、位置は変わらない。縮んでいる市場にいるというのは、この状態に近いです。

確かめ方は、外の求人を見ることです。

自分の業界の中途採用が、この数年で増えているのか減っているのか。募集されている職種が、新しい役割なのか欠員補充なのか。同じ経験年数で、他の業界がどれくらいの年収を提示しているのか。この3つを並べると、感覚がだいぶ整理されます。

実際の年収データや、他業界に移った人がどういうキャリアパスをたどったかを見るなら、ワンキャリア転職が使えます。東証グロース上場の株式会社ワンキャリアが運営しているクチコミサイトで、選考体験談は3万件以上、企業データは8,000件以上。投稿はすべて目視で審査されています。

ここで見てほしいのは、企業の評判よりキャリアパスのほうです。自分と同じような経歴の人が、どこへ移って、その後どうなっているか。天井があるかどうかは、そこにいちばん正直に出ます。

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「成長業界に行けば成長できる」は、半分しか当たっていません

ここでひとつ、よく聞く話を否定しておきます。

伸びている市場に移れば自分も伸びる、という考え方です。半分は本当で、半分は違います。

伸びている業界にも、定型化された仕事はあります。急成長している会社ほど、業務を切り分けて回す必要があるからです。せっかく業界を変えても、任される範囲が今と変わらなければ、成長角度は変わりません。数年後、同じもやもやを別の場所で抱えることになります。

見るべきなのは市場の伸びだけではなく、自分の担当範囲がどう変わるかです。判断する場面が増えるのか。人や予算を動かすのか。成果が数字で返ってくるのか。この辺りが変わらない移り方は、業界を変えても実質は横移動になります。

職種の天井を感じている場合も同じです。営業から企画へ、といった職種の変更は、業界を変えるより難易度が上がることも珍しくありません。移った先で何を任されるのかまで詰めておかないと、肩書きだけ変わって終わります。

「どの業界か」より「どういう役割か」。ここを混同したまま動く人が、いちばん後悔しています。

どんな選択肢があるのかを先に眺めておきたい方は、目的別にサービスを整理したこちらが参考になります。


業界の外まで含めて考えるなら、ANNAという選択肢

とはいえ、業界と役割を掛け合わせて考えるのは、一人ではかなり難しい作業です。他の業界で自分の経験がどう評価されるかは、外の相場を知らないと見当がつきません。

ANNA(アンナ)は、その部分を専門にしている転職エージェントです。運営は株式会社エフリーキャリア。20代から30代前半のホワイトカラー職種を対象にしています。

特徴は、掲げているコンセプトにそのまま出ています。「グロースキャリア」——挑戦を通じて力を積み上げ、将来の選択肢を広げ続けるキャリアのことです。年収や条件の短期的な最適化ではなく、将来もっとも選択肢が広がるルートを逆算して設計するという考え方を取っています。

一般的なエージェントは、同じ業界・同じ職種で条件を上げる提案をします。求職者の経験がそのまま評価される場所を探すので、これは合理的なやり方です。ANNAはそこを一段広げて、業界と職種をまたいで比較します。持っているスキルのうち、どこまでが他の場所でも再現できるのかを見て、成長市場につながる道筋を出す形です。

3年後・5年後の到達点から逆算して、いつ挑戦するか、どこにリスクがあるかまで含めて設計する。求人紹介の前に、将来ビジョンと価値観、経験の棚卸しに時間をかける面談設計になっています。扱う求人はIT・SaaS、コンサル、企画職、セールスなど成長市場の非公開求人が中心です。

オンライン完結で、スマホから申し込めます。転職の意思が固まっていない段階の相談にも対応しているので、「動くかどうかも含めて相談したい」という使い方ができます。

注意点も書いておきます。対象は20代〜30代前半のホワイトカラー層で、未経験からの職種転換やフリーターからの就職には向きません。また、今の業界で条件を上げたいだけの方には、話が大きく感じられるかもしれません。

天井の正体が分からないまま悩み続けるより、外の目線を一度入れたほうが早いです。

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会社の天井だったなら、業界を捨てる必要はありません

見分けた結果、原因が会社にあるなら、話はもっと単純です。同じ業界・同じ職種のまま、評価してくれる場所に移る。

この場合に合うのがマーズキャリアです。運営は株式会社ZEROGRA。20代から30代前半の、営業・マーケティング・人事といったビジネス職を対象にした、年収アップ特化型のエージェントです。

数字がはっきりしています。利用者の99%以上が年収アップ、転職後の平均年収は620万円、平均のアップ額は100万円以上。最終面接の通過率は82%です。エージェント全員が営業経験者で、書類の作成から最大5回の面接対策、年収交渉まで対応しています。

同じ仕事をしていても、会社が変われば給与が100万円変わる。これは業界の中にいると信じにくい話ですが、給与テーブルは会社ごとの決めごとなので、ごく普通に起こります。

成長意欲の高い層を想定したサービスなので、のんびり情報収集したい方には少し前のめりに感じられるかもしれません。逆に、条件を上げることがはっきりしている方には、話が早い相手です。

30代の選択肢を目的別に整理したこちらの記事も、判断の材料になるはずです。

今の会社で評価が頭打ちだと感じているなら、市場での評価額を先に知っておいて損はありません。

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サービスの詳細はこちらにまとめています。


どちらを選ぶかは、この分かれ方で決まります

ここまでの内容を、行動に落とし込みます。

業界の外まで見たほうがいい人

・業界全体の中途採用や求人が、この数年で明らかに減っている
・同じ経験年数でも、他業界のほうが提示年収が高い
・今の仕事を10年続けた先に、身につくものが想像できない
・年収より、任される範囲や裁量を増やしたい
・20代〜30代前半で、まだ方向転換のコストを吸収できる

迷っている段階でも相談できるので、選択肢を並べるところから始めてみてください。

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今の業界で動いたほうがいい人

・業界の求人は出ているが、自分の会社だけ給与が上がらない
・上のポジションが埋まっていて、順番が回ってこない
・今の仕事自体は嫌いではない
・積み上げた業界知識や人脈を手放したくない
・まず年収を上げることが優先

いま自分がいくらで評価されるのかは、面談を1回受ければ分かります。

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まとめ|天井を数えるより、種類を見分ける

成長に天井を感じたとき、多くの方が「業界を変えるか、残るか」の二択で考えます。ただ、その前に確かめることがあります。感じている天井が、会社のものなのか、職種のものなのか、業界のものなのか。

会社の天井なら、業界を捨てるのはもったいない。業界の天井なら、同業他社に移っても数年で同じ場所に戻ります。そして、伸びている業界に行けば自動的に伸びるわけでもありません。役割が変わらなければ、景色も変わらない。

やることを並べると、こうなります。上の世代の仕事の中身を見る。業界の求人の出方と年収レンジを外から確かめる。そのうえで、業界をまたぐ選択肢と、今の業界で条件を上げる選択肢を、両方テーブルに載せてから決める。

紹介したサービスの役割は次のとおりです。

◆ ANNA(アンナ)
種別:業界・職種横断のキャリア設計型エージェント(株式会社エフリーキャリア運営)
対象:20代〜30代前半のホワイトカラー職種
役割:3〜5年後から逆算して、業界をまたいだ選択肢を設計する。転職を決めていない段階から相談できる

◆ マーズキャリア
種別:年収アップ特化型エージェント(株式会社ZEROGRA運営)
対象:20代〜30代前半の営業・マーケ・人事などビジネス職
役割:同じ業界・職種のまま条件を上げる。利用者の99%以上が年収アップ、平均年収620万円

◆ ワンキャリア転職
種別:転職クチコミサイト(株式会社ワンキャリア運営)
対象:20〜30代のビジネスパーソン
役割:他業界に移った人のキャリアパスと年収の実データを、利害のない側から確認する

ほかの選択肢も含めて検討したい方は、目的別にサービスをまとめたこちらをご覧ください。

天井の高さは、外に出てみないと測れません。動く前に、測るところからでいいはずです。

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ジャンル別の転職ガイドはこちらにまとめています

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