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ジュウリョクピエロ近藤健介オーナーの1歳馬、馬名決定! あの“国民的作家”の人気小説が由来か

今年のオークスをジュウリョクピエロで制した近藤健介オーナーが所有する1歳馬の馬名が、「リュウセイノキズナ」に決まったようだ。

同馬は先月20日のセレクションセールで4100万円(税抜)で取引された、この世代が初年度となるイクイノックス産駒。

昨年の札幌2歳Sで2着、今年のNZTではロデオドライブに次ぐ3着に入ったジーネキングの半妹となる。

近藤氏によれば、5月生まれということもあって現時点では少し小柄のようだが、柔軟性とバランスの良さが購入の決め手になったという。

そして、額にある流星の形が父イクイノックスに似ていることから、父娘の「絆」を感じた。

そうした思いを込めて、リュウセイノキズナと名付けたようだ。

“国民的作家”の人気小説が由来か

ただ、同オーナーのこれまでの所有馬を見れば、今回の馬名にも別の由来があることは想像に難くない。

アサガクルは辻村深月氏『朝が来る』。

ジュウリョクピエロは伊坂幸太郎氏『重力ピエロ』。

さらに法人名の株式会社ツナグも、辻村氏の小説『ツナグ』に由来するとみられる。

そう考えれば、リュウセイノキズナの元ネタも明らかだろう。

ベストセラー作家・東野圭吾氏が2008年に発表した人気小説『流星の絆』である。

同作は、幼少期に両親を惨殺されるという過酷な運命を背負った三兄妹が、詐欺を働きながら生き延び、時効が迫る14年後に真犯人を追い詰めていく復讐劇だ。

私自身も過去に読んだことがある。

もちろん、圧倒的に面白い作品だった。

一方で個人的には、物語のキーキャラクターである実業家が、三兄妹の「絆」にそこまで深く感情移入するまでが少し早すぎるようにも感じた。

紙幅の関係などもあったのかもしれないが、東野作品としては珍しく、わずかな違和感が残った一冊として記憶に刻まれている。

と、少し話が逸れてしまった。

肝心のリュウセイノキズナは、早ければ来年の6月以降にターフへ姿を現すことになる。

現時点では預託厩舎などは確認できないものの、ジュウリョクピエロで結果を残している今村聖奈騎手とのコンビで初陣を迎える可能性も、決して低くはないだろう。

ジュウリョクピエロがオークスを制した際には、元ネタとなった『重力ピエロ』が飛ぶように売れたことで話題となった。

本馬の活躍次第では、東野圭吾氏の『流星の絆』を手に取る競馬ファンが増える未来も想像に難くない。

競走馬の名前をきっかけに、その原作小説へ興味を持つファンが出てくるのも、また一つの楽しみだろう。リュウセイノキズナのデビューを期待して待ちたい。

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冨樫某@元競馬ライター 読んでいただき、ありがとうございます!この記事がレースや出来事を考える材料のひとつになれば嬉しいです。チップは今後の考察の励みとして大切に使わせていただきます!