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人の欠点を直す前に、自分を直す 【事務長の独り言】

人の欠点は、よく見える。


「あの人、もっとこうしたほうがいいのに」

「なんで、こんなこともできないんだろう」

「そこを直せば、もっと良くなるのに」

仕事をしていると、そう思うことがあります。

特に、部下を育てる立場になると、
相手の欠点がどんどん見えてきます。

報告が遅い。

気が利かない。

仕事の優先順位がつけられない。

言われたことしかやらない。

もちろん、指導することは必要です。

でも、その前に一度、
自分に問いかけたい。

「自分はどうなんだろう?」

人を変えるのは難しい


人の行動を変えるのは、
簡単ではありません。

「もっと報告して」

「もっと周りを見て」

「もっと主体的に動いて」

そう伝えたからといって、
翌日から人が変わるわけではありません。

なぜなら、
人は他人から強制されて変わるより、

自分で気づいたときに
変わり始めるからです。

だからこそ、
人を変えようとする前に、
自分を変える。

この順番が大切だと思います。


自分の欠点は見えにくい


不思議なことに、

他人の「報告が遅い」は気になるのに、
自分の「伝えるのが遅い」は気づかない。

他人の「気が利かない」は気になるのに、
自分の「相手を見ていない」は気づかない。

他人の「言われたことしかやらない」は気になるのに、
自分の「指示の出し方が曖昧だった」は見えない。

人の欠点は、
外から見ることができます。

でも、自分の欠点は、
自分自身では見えにくい。

だから、
人の欠点が気になったときこそ、
自分を振り返るチャンスなのだと思います。


「あの人を変えたい」と思ったとき


僕は、

「この人をどう変えよう?」

と考える前に、

「自分にできることはないか?」

と考えるようにしています。

たとえば、
部下が報告してこない。

「報告しない部下が悪い」

と考えることもできます。

でも、

「報告するタイミングを、
自分は明確に伝えていただろうか?」

と考えることもできます。

部下が主体的に動かない。

「主体性がない」

と決めつけることもできます。

でも、

「失敗してもいいと思える環境を、
自分はつくっていただろうか?」

と考えることもできます。

同じ出来事でも、
自分に矢印を向けると、
見えるものが変わります。

人を育てる人ほど、自分を育てる


管理職になると、
人の成長を求める立場になります。

でも、

「部下に成長してほしい」

と思うなら、
まず自分が成長する。

「もっと考えてほしい」

と思うなら、
自分がもっと考える。

「もっと周りを見てほしい」

と思うなら、
自分がもっと周りを見る。

「素直になってほしい」

と思うなら、
自分が人の意見を素直に聞く。

言葉で伝えるより、
自分の姿で見せるほうが、
人には伝わることがあります。


他人を直すより、自分を直す


もちろん、
相手の間違いを放置していいわけではありません。

必要なことは、
きちんと伝える。

必要なら、
厳しく指導する。

それも管理者の仕事です。

でも、

「相手を直してやろう」

という気持ちだけになると、
いつの間にか相手を責めることになります。

一方で、

「自分にも直すところがあるかもしれない」

という視点を持つと、
指導の仕方も変わります。

相手を責めるための指摘ではなく、
相手を成長させるための指摘になる。



人の欠点は、
よく見える。

だからこそ、
人の欠点が気になったときは、

「自分にも同じところはないか?」

と、一度立ち止まってみる。

他人を変えるより、
自分を変えるほうが早い。

そして何より、

自分を変えることは、
自分の意思で始められる。

人を育てる立場だからこそ、
「相手を変える」より先に、

「自分を変える」

を大切にしたいと思います。

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