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大人の算数障害、もしかしたら決め手は「そろばん」かも?

計算問題、考え方はあっている。なのに、途中の計算を間違える。
計算が2つ3つ重なると、頭がいっぱいいっぱいになって止まってしまう。
計算自体もゆっくりで、時間がぜんぜん足りなくて。うー、くやしい!

なんとかしたい!

まずは「算数障害」の本を図書館で借りてきました。

算数障害の絵本と親御さんむけの本を借りてきました。

「すうじのないまち」

 こっちは絵本です。かわいい!私も子供のころ、すうじの世界がわけわかんなくて困っていました。だけど、困っている事を誰にもわかってもらえなくて、しんどかった。この絵本があったら、私もこうだよって説明できたかもしれない。

 この絵本ができるまでが noteになっていました。お子さんが発達障害・算数障害でとても苦労して、この本をつくるために出版社を立ち上げたのだそう・・・すごい。

『算数障害がわかる本 解けない理由と支援のしかた』熊谷恵子

こっちは親向けの本。算数障害とは、どんな能力が必要で、どうやって練習したらいいかを丁寧に解説していました。

まずは、数字を遊びや生活と結びつけるところからはじめるといいらしい。おはじきが何個あるかパッと答えるとか、数を1から100まで順番に数えるとか。

やってみたら、ついつい指を折って数えてしまう!そこで、指を折らないよう手を組んで数唱すると、29→40、69→80とか、桁が上がる時に数字が飛んでいく。100まで数えられても合っているか自信がない。うわ、ここからなんだ・・・。

この本を「すうじのないまち」のアノマーツ出版さんが「算数障害」の熊谷恵子先生にインタビューしたnoteがありました。算数障害がどういったものかわかりやすくまとまっています。ぜひ。

「ある算数障害児のつまずきの解明とその指導」

 こちらは実際の指導例。小学3年生で、知的には問題ないのに、足し算引き算が難しい子の相談です。まずはなぜ苦手になるのかを分析します。その結果、視覚・空間認知障害と、数唱が正しく言えないことが計算困難の原因だろうと考えます。

 もうね、この時点ですごいと思う。無理やり「1+1=2」のドリルをやらせるとかじゃないんです。なぜそうなるかを観察して、それから対策を考える。こんなアプローチをしてくれる塾が、あったらいいのになあ。

 そして分析に基づいて、まずは「正しい数唱の練習」「正しく数を数える練習」からはじめて、計算の練習を少しずつ積み上げていきます。そして、4月にはじめて12月には、2桁の暗算ができるようになりました。すごい!

私もやってみました

この子の例を参考に、わたしも真似してやってみました!

(1)正しい数唱の向上

アルゴゲームカードであそぶといいらしい。さっそく買ってきました。これは楽しい。そしてこれ、大人の仲間たちの中でも速い人、ゆっくりな人、まちがいがちな人、いろいろで・・・まあ、あせらずのんびりやっていこうと思います。

(2)計数の向上

ぱっと見で数を数える練習をするといいそうです。大人がペットボトルのふたでやってみると、やっぱりすごい速い人がいる!私はまあ、のんびりですねぇ・・・。日本語ではなんていうんだろう。「Subitizing」で検索すると楽しい動画がいっぱいありました😆

(3)計算の向上(確実な数え足し、数え引きの向上)

ここはやっぱり100マス計算でしょう!久しぶりにチャレンジしたら遅くなっているし、間違ってるし。

しかしこんどは強い味方がいます。ペットボトルのフタです。数えながらやってみると、確かに所々まちがって「覚えて」いる箇所がありました。実際の数的現実と合っていない。これを修正するのに、100玉そろばんがよいのだそう。

しかしこれ、図書館やカフェで使うのは、正直かなり抵抗があります。そこでこちらにしました。

そろばんです!

1から100まで、そろばんをはじいて数える。うわあ、正確、あってる、間違いなく100まで数えられる!足し算、引き算、、、合ってる!しかも楽!そして、紙の計算も楽になってきている、、、かも?足りないピースはこれだった!という不思議な感覚。

さらに、2進数の計算も。ゼロイチを紙に書いて計算すると、うっかり「2度数えたり、数え飛ばしたり、順序性に問題があった」のが、ピッタリあってる。その上、紙に書いて計算しても、だんだん間違わなくなってきている。。。ような?

いやはや、まさかの、算数以前のつまづきが、ここにきて発覚するとは、おどろきです。

とはいえ、まだ課題はあります。例えば九九。「ににんがく」「しちしさんじゅうろく」のように、語感が似ている九九を間違いがち。引き続きちょっとずつ練習していこうと思います。

鍵はワーキングメモリーの有効活用?

「1+1=2」を解く時、「いちたすいちはにーだっけさんだっけ、こないだはにーだからにーかな、2!」と考えていました。一方、そろばんは玉を🔶🔶の2回動かすだけ。
 計算問題を文字列型で受け取って、うんうん考えて、文字列型で返していたのを、そろばんやペットボトルのフタを介して、数値型で受け取って数値型で返す練習をしている・・・ような感じがしています。もしかしたら、コンピュータのVARCHAR型とINT型と同じように、ワーキングメモリーの消費量が違うのかもしれない。

 それにしても、この感覚。大人でもおはじきのカウントが速い人もゆっくりの人もいるってことは、子供だってそうでしょう。例の子だって計算ができるようになったけど、みんなよりずっと遅れている。それでも成長する。ゆっくりの子を、その成長を見守れるような世界だったらいいのになあ、と思いました。

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