60歳。妻から“家事研修”が始まった
退任前に、ひとつ決めていたことがある。
「家のことを、少しでもできるようになりたい」
ずっと仕事中心だった。
だから妻に聞いてみた。
「何を覚えたら役に立てる?」
正直、
洗濯とか掃除くらいかな、
との答えだと思っていた。
すると妻は普通に言った。
「料理かな?」
料理・・・・・!?
いや、“料亭レベル”を求められたわけではない。
妻も働いている。
だから、
帰宅が遅い日に、
「チャーハンくらい作ってあったら助かる」
とのこと。
なるほど。
でも、
料理って、チャーハンから始まるのか(笑)
そして家事研修は続く。
洗濯。
私は、
「洗って干せば終わり」
くらいに思っていた。
しかし違った。
干し方。畳み方。
ここまで指導が入る(笑)
さらに掃除。
妻から、
私の“今までの行い”が次々に挙げられる。
「掃除した直後に、なんでこんなに散らかるの?」
「洗面台、使ったあと毎回ビショビショ」
……反論できない。
でも、
働きながら、
何十年も家のことをやってくれていたんだな、
と改めて思った。
正直、
感謝しかない。
同時に、
“これから自分もやる側になる”
そんな緊張感もある(笑)
60歳。
今さらですが、
人生で初めて、
「家事を教わる側」になっています。
