お薬をもらいに
毎月1回、私は泌尿器科に前立腺肥大症のお薬をもらいに行く。
先日も、週初めに泌尿器科に出かけた。
早く着いたので、駐車場は空いていた。
駐車場は空いていたが、院内は診察前なのに、もう5人の患者さんが座って待っていた。
待合室には、テレビが設置されている。
待っている間も退屈はしない。
新聞や週刊誌も置いてある。
ただ、私は毎回の検尿が気になって、テレビも雑誌も見る気はしない。
いつもぼーっと遠くを見ている。
ぼーっとしていたら、私のあとからも、どんどん患者さんがやってくる。
診察開始時刻の9時には、10人以上の人で、待合室はごった返していた。
尿を取ってしばらくしたら名前を呼ばれた。
挨拶をして、診察室に入る。
いつものように、先生の手元にある尿検査の結果用紙をのぞき込む。
あれっ?
結果が全く書き込まれていない。
(なぜだ。)
そう思っているうちに、
「血圧測りますね。」
そう看護師さんに言われた。
左腕を出す。
「130の82です。」
「ハイ、お腹を出してベッドに横になりましょう。」
尿検査の結果が気になるが、仕方がない。
ベッドに横になる。
先生が、腹部の触診をしてくれる。
「大丈夫でしょう。」
そう言うと、先生は奥へと引っ込んでしまった。
慌てて、看護師さんが
「先生、(尿)検査の結果書いてないですよ。」
と、声をかけてくれた。
「おう、おう。」
そう言いながら、先生がまた戻ってきた。
先生の手元を見つめながら、私は結果を見ていく。
今回は、尿たんぱくが±(プラスマイナス)。
それ以外は全て-(マイナス)だった。
はあ。
私は、深いため息をついた。
「お大事に。」
先生はそう言って、再び診察室の奥へと引っ込んだ。
(何か別件で、ややこしい事案を抱えているのかもしれない。)
そんなことを思いながら、私はお礼を言って診察室を出た。
家に帰って、もらってきた薬を別の容器に入れ替えていたら、糖尿病の治療薬もあと5日分しかないことに気づいた。
週の終わりは、内科のお医者さん通いだ。
