『創作小説が出来る日まで(仮)』Step#1-2.
シンフォニムの誘惑
仕事を終えて帰宅すると、夜の11時をまわっていた。
昼間に買った『言の葉たちの世界から』を、さっそく読み進める。
そこには、ふと心に残るような、“シンフォニム”たちが並んでいた。
なかでも目を引いたのは、英語の疑問詞をアレンジした「5W1Hマトリクス」だった。
通常の6つに加えて、whoを3つ、whyを2つに増やし、9つの問いを3×3のマスに並べたもの。
まるで小さな魔方陣のように見えた。
このマトリクスを使って、何かを考えてみたい
⸻
そう想ったというより、それはほとんど衝動に近い感覚だった。
なら、使ってみよう。
けれど、何に?
マスに並んだ問いに応えていけば、状況や登場人物が浮かび上がってくる。
それはまるで、物語の世界に踏み出す小さな入口のようにも感じられた。
ふと気がつけば、そのマトリクスは、すでに創作の道具として机の上に広がっていた。
もちろん、それまで創作小説など書いたことはない。
けれど、担当している高校生のひとりに、「原稿用紙30枚以上の創作小説を書く」という学校課題が出ているのを知っていた。
⸻なんとなく、そのことも背中を押していた。
それぞれのことばが、
あなたの創作の入口でありますように。
『創作小説が出来る日まで(仮)』…索引
◀︎Step#1-1. 『言の葉たちの世界から』との出逢い
Step#1-3. 5W1Hマトリクスの4つのコーナー:(1) 赤のwho (1人称のwho)▶︎
Photo: Unsplash
(c) s.f.出版
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