57歳「次は数学教師になる」と言った億万長者と、58歳寿司屋を始めた男の話
2週続けて、東京・新橋で食事をした。
偶然なのか、必然なのか——そこにいたのは「60歳手前で、まだ挑戦する人たち」だった。
■ 57歳億万長者「次は数学教師になる」
ニューヨークに住む親友夫婦と会った。
彼女は私と同じ52歳。ご主人は57歳、イギリス人でアメリカ在住。
大学卒業後、すぐに就職はせず、1年間いろんな経験をした後に金融投資会社へ。その後、会社を上場させた1人で億万長者。いわゆる“成功者”だ。
「次は、数学の先生になりたいと思っている」
もう十分すぎるほどのキャリアも、お金もある。それでも彼は、“次の人生”を選ぼうとしている。
成功したから好きなことをやるのではなく、成功していてもなお、「やりたいこと」を選び直すスタイルに圧倒された
■ なぜ海外には「社会人経験のある先生」が多いのか
ふと思い出した記事がある。中学校教員の「社会人経験年数の国際比較」で、日本は圧倒的に短いという内容。

日本では、新卒でそのまま教師になるケースがほとんど。一方、海外とくにアメリカでは、一度社会に出てから教育の道に入る人も多いという。
うちの息子が以前こんなことを言っていた。
「学校しか知らない先生に、人生相談しても意味なくない?」と。
その言葉の意味が少しわかった気がした。どちらが良い悪いではなく、“選択肢の幅”の話なのだと思う。
■ 子どもの未来「環境」を作る
NY夫婦には、小学5年生の双子の子どもがいる。
1人はすでに高校レベルの数学を学び(NYの小学校では同じ教室でレベルに応じた数学を学べると言うのはビックリ)もう1人はヨーロッパの有名サッカーチームからスカウトされている。
さらに、中国語(毎年1ヶ月深セン留学)・日本語(毎年6月の1ヶ月港区公立小学校に留学)・英語。スキーやサッカーなど、多様な経験の場を与えている。
「才能」はもちろんだけど「環境設計」。何を与えるかが親が出来ること。
■未来はすでに来ている—Even G2スマートグラス
元板前、元システム営業、現在経営コンサルタントをしている異色の私のパートナーは、AIスマートグラス「Even G2」という、リアルタイム翻訳や情報表示ができるメガネをかけている。

このメガネを体感した親友のご主人は言った。「これ、すぐ買うよ」
言語の壁がなくなる世界。
情報が“目の前”に自然に重なる世界。
これからは「どこに住むか」ではなく、「どう生きるか」が問われる時代になるとディスカッションする時間でした。
■58歳サラリーマンを辞めて寿司屋を始めた男
もう一つの新橋の夜。ニュー新橋ビルの地下1階。レトロな空間に、まるで“秘密基地”のようなお店。カウンター7席。クラフトサケの醸造所を併設した小さなお店「UBU」(うぶ)
元・博報堂。ラガーマン。30年以上サラリーマンとして働いた後、53歳で早期退職。そこから4年間、1年鮨の学校、あちこちバイト修行。この店を開業したという。



「まずは新橋で、予約の取れない店にしたい。いずれは海外へ」そう語る姿は、まるで若手起業家のよう。
奥様と二人三脚のお店は、最高に心地よい空間。私もこうなりたいと思う夫婦だった。
■「これからの自分を選んでいること」
金融のトップから、教師へ。
サラリーマンから、職人へ。
2人に共通していたのは、“今の肩書き”ではなく、“これからの自分”を選んでいることだった。
■なぜ私は、このnoteを書いているのか
私が今関わっている介護・家事代行・ベビーシッター。この仕事ですら、いずれヒューマンロボットに代替される時代が来ると思っている(ベビーシッターは難しいかな?)
(今のところ)noteで稼ぐつもりはなく「経験」を残すために書いている。ゆくゆく頭上にカメラをつけて、私の行動を記録させるつもり(今訪問しているお宅には私の夢を語っているから)
これからの時代、価値になるのは “何をしてきたか” ではなく、“どう生きてきたか”。
■ 似た者が集まる
60歳手前で挑戦する人たちを見て、少し安心した。人生はその時その瞬間、似た者同志が集まると信じているから。人生チャレンジは、いつからでも遅くならない。と教えてくれた新橋の夜でした。
■次回
その次の週は、神田で事件が起こります。なんて波乱万丈なんだろう私?私達?の内容をお届け予定(未定💦)です!
※タイトル写真は、2026/4 東京港区高級老人ホームに飾ってある五月人形
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