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2月の課題図書と読んでいる本

今月購入した本・漫画は3冊と控えめ。
ただ、5年前とかに買って積んでいた本に手を伸ばせた。今まで触れてこなかった分野の読書を重ねることによって、面白く感じられるようになった本が増えたのだ。引き続き本を読んでいる。

1月の読書はこちら


1月の課題図書

・一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

読んでいる途中。
いかに自分の陣地を広くするか、いかに人の上に立ち裕福になるか。現代や日本だけでなく、いつだって歴史はそうして進んできたんだなあと改めて眺められて面白い。

一つ知ることができたら芋蔓式に理解できることが増えて楽しい。トピックを同じくする複数の本を読むことをシントピカル読書というらしい。
パレスチナについて一冊理解したら、アメリカの歴史を一冊理解できて、世界史の本が少し理解できるようになった。わたしの場合、ざっくりしたトピックではあるけれど、確かに理解が深まっている。今の知識ではこれ以上は理解できない、ということもわかる。
ちなみに、わたしは宗教絡みが全然わからない(美術系なのに!)。今は宗教による争いやその理由が頭でごっちゃだけど、読書を続けて、今後自分で説明できるくらいになるといい。


読んだ本

・僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

読了。
ポッドキャストから荻上チキさんのことを知ったのがきっかけ。
わたしにとって前回の選挙は、1週間元気がなくなってしまうような結果だった。しかし、「高市政権のこの戦略が有効だった」「中道のここが痛手だった」とフラットに淡々と、でも懸念はしっかり論じる荻上さんが気になった。政治にやるせない気持ちになるとき、荻上さんの中ではどのように捉え、わたしもどのように受け止めればいいのか、知りたくなった。

そして、10年以上前に書かれた本書の中には、現在の政治への警鐘が鳴らされていた。

ただ気をつけなくてはならないのは、(中略)「しっかり決断する政治」がますます困難になる一方で、「スッキリ感を与えてくれるパフォーマンス」だけが横行しがちになる、ということがあります。実際海外でも、閉塞感の漂う先進国において、「第三極としての排外主義」がじわりじわりと再浮上しています。

p.47

また、社会を憂う我々にできることの一つとして、
すべての社会問題に詳しくなることは無理だから、自分で「これだけは」と思える問題について深く知っている人になること
が挙げられていた。具体的かつ現実的でいいなと思ったし、自分が一つ詳しくなるとしたら何がいいんだろうかと考えながら、社会に関心を持つのも楽しいかもしれない。


・まんが現代史 アメリカが戦争をやめない理由

友人の高校のサイドリーダーだったとかなんとかのシリーズ。漫画ってあるけど、中身は風刺画と文章。

読了。めちゃくちゃ面白かった……
こんなにずっとアメリカが戦争をしていること、戦争によって儲けてきたこと、各国に圧力をかけていること……中学社会で知識が止まっているの、不味くない!?と思った。どうりで、政治に関心がある人たちがアメリカの政治の動向も注意深く窺っているわけだ。さらに知りたいという気持ちになることが、面白いってことかもしれない。

オバマがノーベル平和賞を取ったこと、そして本当に平和に貢献しているのかという議論で本書は終わっている。10数年たった今、作者から見た世界の話を読みたい。きっと魑魅魍魎に違いない。


・あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない。

同志のおすすめ。「あなたこれ関心ありそう!」←なんで?
結果、まんまと泣いたり怒ったり辛くなったりした。すごく良かった……

主旨は、共産主義社会にあった女性は自分で稼ぐことができるので、体を男に差し出す必要がない。男も金をちらつかせるだけでは女が寄ってこないので、愛情を惜しまずに対等に女性に接する。その結果、資本主義の国と共産主義の国の女性では、後者のセックスへの満足度が高いこと。

タイトルが刺激的だが、中身は、異なる主義の社会において女性が置かれるカーストの話がメイン。東欧諸国やソ連の社会構造やその歴史については、まだ完全には読み込めないみたい…。

<印象に残ったページ>
・地団駄踏んで泣いた。この本のいいところは、社会構造の話のほかに作者の周りの人たちのリアルなエピソードが挟み込まれること。読みやすいし共感してしまえる p.48
・「凪のお暇」がオマージュしているものは、女性がトラクター運転手をして自分の人生を切り開いている共産主義国の映画「私はトラクター運転手」では?p.58
・統計的差別、最近積読チャンネルで聞いた!(進研ゼミでやった!)p.77

・高級料理店のシェフが男性=男性が料理をする希少性が価値について、「マッシュポテトと一緒にテストステロンが少々盛られていると、料理の味わいが増すのでしょうか」←クソブラックジョーク、最高 p.53

・美しい女性を手に入れることが幸せだと思っていた作者の友人(アメリアンドリーム成功者)が「仕事で成功した女性といても、引け目を感じない同僚の方が本当は男らしいんじゃないか」と気づく話 そしてその友人は、9.11で亡くなる。p.144

そして、この本に関連する記事を別で書きたくなった。
わたしの方が夫よりも得点が必要な学校を出ているのにも関わらず、夫がわたしに初めからビビらない・萎縮しない点については、素晴らしい。

一方、わたしは自分で稼いでいるし、本の中の女性よりどこへでも行けるはず。なのに、自分にはタダでいるだけで感じて貰える価値はないからと、夫に売っているものが確実にあって……!? 

怖い話に気づいてしまった。


・20時過ぎの報告会

全部作者のエッセイじゃん!?と思うくらい、身近で既視感のあるトピックが毎回最高だ。人には浮期があるよね?から始まるプロローグも最高。最近、おすすめツイートに「違国日記と正反対の君と僕は理性的すぎて物足りない」批評が流れてくるが、20時は20時で感情すぎる……笑
前者は一貫した考えのあるキャラクターに触れて自分の感情が整理される感じ、後者はないことにしたかった感情を感じていいものだと肯定される感じ。わたしはどっちも好き。


読みたい本

同志との毎週の通話で、読みたい本リストが増えていくこと!!

・贈与論

わたしが夜の悲しきモンスターである話を聞いてくれ……という話から、あおざきからもらったワード「贈与論」

・世界は贈与でできている

哲学書は難しそうなので、一般向けっぽいこちらを読もうか?
この本は、贈与論は関係ないのか?もわかってはいない。

・寂しさの処方箋

旅行中、「あなたはよく寂しがってるよね〜」と友達に言われた。
最近気づいたけど、わたしは時間の不可逆性にエモくなってしまうらしい。「この楽しい時間が永遠じゃないのなんで!!悲しい!!」って運転しながら泣いてて、友達に爆笑された。これも記事にしたい。


・みんなこうして連帯してきた


終わりに

3月は世界史の参考書みたいなやつを読み切りたい。そして、積読を消化したい。でもきっと、また本を買っているだろう。ちょっと気持ちが変わったところは、でか外国企業ではなく本屋からちゃんと買おうというところ。資本主義の構造の話をやたら読んだため。アマゾンのリンクは貼ってしまったけど。

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