身近なモノに目を向ける大切さ、考え抜く重要性【無目的な思索の応答】

プライベートを覗き見るようで面白い。
ボクの好きな作家・又吉直樹とコラムニスト・武田砂鉄の往復書簡。手紙はクローズドな場であり、今でいえばLINEに相当する。1対1の秘匿性の高いコミュニケーションだ。
それを、公に晒す。ここだけで、まず手に取りたくなる。さらに、好きな物書き同士が、手紙をやり取りするのだから買わない理由が見当たらなかった。
往復書簡なので好きなことを互いに書いていいわけではないが、そんなルールを無視して「個人史」を綴る章もある。決められたことに縛られない自由さは、二人の創作活動の軸を成しているようにも思う。
当たり前を疑う。疑うだけではなく深掘りしてみる。
兎角、回答を求められる時代だ。それもいち早く答えた者勝ちの風潮。息苦しいが、ボクもJリーグの試合を観た30分後にレビューをアップし、「世界最速レビュー」などと大袈裟な見出しを付けてしまう。恥ずかしい。時代の波に物の見事に飲み込まれている。
武田砂鉄のスタンスに共感するのは、明確な答えを出さないことにある。早々、簡単に答えが出せるものが問題になるわけがない。また、答えだと思っても、それが正しいかはわからない。だから、考え続ける。断定を商売にする人間がいる中で異質といえば異質だ。
又吉直樹も考える。世の中の気になることを、「そうやろか」と常に疑問視する。だから、面倒くさい。怪しさが増す。でも、そういう人がいないと世界は、どんどんシンプル化され、負け組、勝ち組という2択の世界が出来上がってしまう。
そう考えると、武田砂鉄と又吉直樹の存在は貴重だ。
以下、モノの捉え方、考え方、仕事で役立つアイデアの源泉について綴っています。
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