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【熱中症①】「朝ごはん、食べられなかった日こそ教えてください」― 保育園看護師が話す、熱中症予防の本当のこと

暑い日が増えてくると、

「朝ごはんがあまり食べられなくて…」
「この水筒の水分量で足りますか?」

という相談をよく受けます。

最近は熱中症に関する情報を
目にする機会も増えました。

ニュースや天気予報でも毎日のように
注意喚起が流れていますよね。

だからこそ、

「うちの子、水分足りているかな?」
と心配になる保護者の方も多いと思います。

保護者の方が感じている通り、
子どもは意外とたくさんの水分を必要としています。



🌿子どもは1日にどのくらい水分が必要?


目安として、

👉 0~1 歳:約1,200 ml(体重8kg前後)
👉 1~2 歳:約1,000 ~ 1,400 ml (体重10~12kg)
👉 3~5 歳:約1,400~1,800ml(体重14~18kg)
👉 小学校低~中学年:約1,600~2,400ml(体重20~30kg程度)

とされています(※出典により多少幅があります)。

これを見ると、
「えっ、そんなに?」
「子どもにそんなに飲ませていないけど?」
「水筒分の水分だけじゃ足りないのでは?」

と思いますよね。

でも安心してください。
この量は飲み物だけではありません。

ご飯や味噌汁、牛乳や果物など、
食べ物に含まれる水分も含めた量です。


📌保育園ではどのくらい水分を摂っている?

園や年齢によって差はあります。
ただ、共通する部分として、

昼食(汁物含む)と午後おやつだけで500〜700ml程度
さらに水筒の水分を合わせると、
園でかなりの量の水分を補給しています。


📌「必要量を飲めば安心」ではない理由

ここが意外と大切なポイントです。

必要水分量という数字を見ると、
「この量を飲めば大丈夫」
と思いたくなります。

しかし実際にはそう単純ではありません。

なぜならこの数字は、
「体を維持するための水分目安」だからです。

アクティブな活動でたくさん汗をかけば、
当然それ以上の水分が必要になります。

また、朝ほとんど飲まずに登園し、
昼食でまとめて飲めば良いというわけでもありません。

水分を一気に飲んでも、すべて吸収できるわけでもなく、
時間もかかります。

そのため、
👉「こまめに飲む」
ことがとても大切です。


📌保育園で一番汗をかくのは午前中

保育園で働いていると、
熱中症予防で特に意識するのは「午前中」です。

子どもたちは登園すると、
すぐに活動モードになります。

外遊びや体操、プールなど、
大人が想像する以上に「よく動いています」

特に夏は、
「午前中だけで汗びっしょり」
になる子も少なくありません。

そのため、帰宅時に水筒が空になっていることは
珍しくありません。

むしろ、
👉「しっかり飲めているサイン」
とも言えます。


📌水分を飲めない子もいます

一方で、
なかなか水分を飲めない子もいます。

年齢が低い子どもはまだ、
「のどが渇いたら飲む」
という習慣が十分についていません。

また、遊びに夢中になると、
「のどの渇きより遊びが優先」
になることもあります。

だからこそ、
保育園ではスタッフが声をかけながら、
水分補給の機会を作っています。


🔍朝から脱水を作らない

保育園看護師として、
熱中症予防で最も大切なのは、
実は「登園前」です。

子どもの平均睡眠時間は
👉 未就学児:10~13時間(昼寝含む)
👉小学校低学年:9~12時間(昼寝無)

その間、ずっと寝ていたら、水分を摂っていません。

その上、朝ごはんを食べず、
水分もほとんど摂らずに登園すると、
午前中の活動だけで
「脱水に近づいてしまう」ことがあります。

まずは、
「何も食べない、飲まない」を避けること、
それだけでも熱中症予防につながります。


🔍子どもが朝ごはんを食べられなかったら

朝ごはんは完璧でなくても大丈夫です。
イヤイヤ期やその日の気分、夏の暑さ、寝起き等で
食べない日もあります。

そんな日は、
・バナナ
・ヨーグルト
・牛乳
・スープ
・ゼリー

など、
何か少しでも口にできれば十分です。

それでも食べられなかったら、

その時は、保育士、または看護師に
👉「〇〇しか食べられなかった」
👉「全然食べなかった、飲まなかった。」
という情報をいただくと助かります。

連絡帳の一行でも、送りのときの一言でも大丈夫です。

そこからは保育士と看護師が、登園後
👉 水分をこまめに摂らせ始める
👉 給食のおかわりを考慮する

そして、
👉 遊んでいるときの汗のかき方、行動量
👉 熱中症の症状が出ていないか
をチェックし、すぐ対処できるように連携できます。



🌱 最後に


熱中症は、一番暑い時間だけに起きるものではありません。

睡眠不足の日も。
朝ごはん、水分補給が進まなかった日も。

実は注意が必要です。

朝の時点でエネルギーや水分が不足していると、
午前中の活動で汗をかくことで、
昼ごはん前には脱水が進み、崩れていきます。

だからこそ、熱中症予防は「登園前」から始まっています。

でも、

子どもが毎日きちんと朝ごはんを食べてくれるわけではありません。
イヤイヤ期の日も、体調や機嫌によって食べられない日もあります。

そんな時は、どうか焦らないでください。
頑張りすぎないでください。

それを保育士や看護師に伝えていただけたら、
そこからは私たちの出番です。

ご家庭で頑張ってくれたバトンを受け取りながら、
その日の様子を見て、水分補給や体調管理を行っていきます。

保護者の方が一人で熱中症を防ぐわけではありません。
ご家庭と保育園で一緒に子どもを守っています。

だから、完璧を目指さなくて大丈夫です。


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※次回は
【熱中症②】保育園で熱中症にさせないために、看護師が朝からしていること― 子どもたちを守るための1日の流れ ―
をお伝えします。

⚠️ 免責

この記事は一般的な医療情報の提供、私の経験をもとにしています。
お子さんの具体的な症状についての判断は、
かかりつけ医または#8000にご相談ください。

📚参考

  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

  • 環境省「熱中症環境保健マニュアル 2022」

  • 日本小児科学会「こどもの熱中症に気をつけましょう」


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巣穴在住 すぴ 巣穴は少しずつ拡張中です。皆さんが安心して過ごせる場所に育てたいので、よろしければ応援お願いします🐰

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