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『英語がペラペラになる日』へようこそ!

このブログでは、18年間にわたり子どもから社会人まで数多くの英語学習者を指導してきた経験をもとに、「英語が話せるようになる仕組み」をできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

英語を話せるようになることは、一部の才能ある人だけの特権ではありません。正しい方法で学び、必要な練習を積めば、誰でも着実に話せるようになります。

第1回は、多くの日本人が抱えている疑問について考えてみたいと思います。

【第1回】 なぜ日本人は10年以上勉強しても英語が話せないのか?

「中学、高校、大学と10年以上英語を勉強したのに、英語が話せない。」
これは決して珍しいことではありません。私のスクールにも、「受験英語は得意だった」「TOEICでは高得点を取れた」という方がたくさんいらっしゃいます。それでも、「英語で話そうとすると急に自信がなくなり、言葉が出てこない」と悩まれています。

私は18年間、多くの学習者を指導してきました。その中で確信したことがあります。英語が話せることと、英語の知識が豊富であることは、まったく別の能力だということです。実は、英語を母語とする人たちが日常会話で使っている単語や文法の多くは、日本の中学3年生までに学ぶ内容で十分にカバーできます。もちろん難しい単語や表現を知っていることは素晴らしいことです。しかし、それだけで自然に英語が話せるようになるわけではありません。

多くの人が勘違いしていること

学生時代に英語が得意だった方ほど、「もっと単語を覚えなければ。」
「文法を復習しなければ。」「もっと難しい表現を知らなければ。」と考えがちです。もちろん、それらの勉強は決して無駄ではありません。
しかし、「できるだけ早く話せるようになりたい」という目標を設定したのであれば、優先順位が少し違います。

日本語で考えた文章を一語ずつ英語に置き換えて話そうとすると、途中で止まってしまいます。仮に英訳できても、英語らしい自然な表現にならないことも少なくありません。だからこそ、「英語を知ること」と「英語を使うこと」は分けて考える必要があります。

知識と技能は違う

私はよく生徒さんにこんな例え話をします。
楽譜が読めても、ピアノが上手に弾けるとは限りません。
野球のルールを知っていても、ヒットやホームランは打てません。
自転車も、最初は補助輪を付けて何度も転びながら練習し、やがて補助輪なしで乗れるようになります。
車も、教習所で運転を繰り返し練習し、街中を走った後にようやく高速道路を走れるようになります。

英語もまったく同じです。話すことは「知識」ではなく、「運動」なのです。頭だけではなく、口や舌、耳が連携して初めてスムーズに話せるようになります。つまり、英会話は「口の筋トレ」なのです。

だから、ノートに単語や場面別の会話文を書いて覚えるだけでは足りません。実際に何度も口に出し、身体で覚える練習をして、「運動記憶」として定着させる必要があるのです。

正確な発音だけでは伝わらない理由

「単語の発音は正確にできるのに、文章になると通じない。」
これも日本人によくある悩みです。

原因は、一つひとつの発音ではなく、英語全体のリズムやイントネーションにあります。英語には、日本語とはまったく違う音の流れがあります。
ネイティブスピーカーは、そのリズムごと聞き取り、そのリズムごと話しています。

だから単語を一つずつ正確に発音しても、英語らしい流れになっていなければ、聞き取りづらい英語になり、相手にストレスを与える場合もあります。

話せるようになると、聞けるようになる

ここで、とても面白い現象をご紹介します。毎日英語を口にしていると、ある日急にネイティブの英語が聞き取りやすくなります。
これは偶然ではありません。
自分の口で再現できる音は、耳でも認識しやすくなるからです。
つまり、スピーキング力が伸びると、リスニング力も一緒に伸びていくのです。

私は18年間、生徒さんを見てきて、この現象を何度も目の当たりにしてきました。一方で、スピーキング力は使わないとすぐに鈍ってしまいます。
スポーツ選手が毎日素振りをするように、ピアニストが毎日指を動かすように、英語も毎日少しずつ口を動かすことが大切です。

実は、私自身も話せませんでした

ここまで読んでくださった方の中には、「先生だから最初から話せたのでしょう。」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、実はまったく逆でした。私は日本で生まれ育ち、中学校から英語を学び、大学では英文学と音声学を専攻しました。

早く話せるようになりたいと、大学時代には英会話学校や通訳学校にも通いましたが、自分の英語に自信をもてるようにはなりませんでした。社会人になって国際部に配属されても、「英語がペラペラになる日」は来ませんでした。

その後、アメリカへ留学し、現地企業で働き、毎日英語で生活するようになりました。アメリカ人の同僚や上司の話し方を真似しながら、自分でも毎日話し続けました。それでも満足できるレベルになるまでには、長い時間がかかりました。

だからこそ今、私は強く思います。もっと早く「話すための学び方」を知っていれば、あれほど遠回りをしなくても済んだのではないか、と。

英語はもっと早く話せるようになる

現在、私は英語・英会話スクールを運営し、多くの学習者と一緒に英語を学んでいます。18年間の指導を通して分かったことがあります。
それは、英語は、「知識を増やすこと」よりも、「口を動かす時間」を増やすことで大きく伸びるということです。

そして今ではAIをはじめとする優れた学習ツールも登場し、以前よりはるかに効率よくスピーキングを練習できる時代になりました。

英語が話せるようになることは、決して夢ではありません。英会話は正しい方法で続ければ、必ず話せるようになる技能(スキル)なのです。

次回は、「では、具体的にどのように練習すれば英語は話せるようになるのか?」について、私が18年間の指導でたどり着いた考え方をお話ししたいと思います。




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