東海道 復路24(完) 川崎宿→江戸日本橋
31年前、卒業旅行で東海道を江戸日本橋から京三条大橋まで歩いたので、今回は江戸に向けて歩きます。
調べたところ、大坂高麗橋が起点の様なので少し長めの、東海道"五十七次"の独り珍道中を始めます。
2023.03.25
1.スタート地点まで




昨夜からず〜っと雨、今日はずぶ濡れになるな、とわかっているけど雨合羽での行軍です。
さぁ本日で東海道復路もおしまい、noteの投稿記録は24回ですが、分割投稿が2回あるので延べ22日間、距離は計算上では616kmですがウロチョロしているので660kmくらいを22日で歩いたので1日平均30km。往時の旅人より10kmも少ない、敵いませんね…。



川崎駅は土曜日朝の6時にもかかわらず、電車が到着した後なのか、たくさんの人が行き来しています。街の活気を感じますね。


駅前商店街を歩くと、朝帰りの若者たちと何人もすれ違います。元気な街ですね。そんな人々がターゲットなのか、朝ラーメンモーニングセットの看板が煌々と輝いてました。
2.川崎宿







川崎宿の街並みには、様々な形で浮世絵が活躍しています。
遺構がなくともアートの力は強いので、上手に活用すると、造作物や建物の改築をしなくても、平面を活用して粋な演出が出来る良い例だと思いました。









川崎宿交流館。
まだオープン前ですが、2021年12月に、街道歩きのバイブル「ちゃんと歩ける街道シリーズ」著者八木牧夫さんに会いに行く際、嬉しくて日本橋から川崎宿まで歩いた際の記録がありますので、参考にされてくだい。晴れたの日の街道の風景も楽しめます。






川崎宿は、遺構はありませんが街道愛に満ち溢れてました。
私が住んでいる、さいたま市の浦和宿大宮宿も川崎宿を目指していただけると嬉しいです。
3.六郷の渡し









ついに東京都に入りました。
國境でいうと保土ヶ谷宿で武蔵國に入ってますが、最後の都道府県に入った感動は嬉しさと寂しさが同居している感じです。








京浜急行はかつては地上を走っており、上の画像付近は羽田に行く路線が国道15号を踏切で横切ってました。
箱根駅伝中継で白黒の画像で登場するお約束の場所になります。



松竹キネマ撮影所跡地につながる商店街。1920~1936年に映画をこの地で作っていたと記録されてます。もっと長かったのかと思いましたが、伝説の場所の存在感は今も強く残っているのですね。
4.梅屋敷








大田区総合体育館。
新日本プロレス旗揚げの体育館。アントニオ猪木さんの試合は小中学校の頃よく観ましたが、自伝を読んだら試合よりも生き様が好きになりました。


雨は止む気配がありません。
ビニール合羽なのでボタンの隙間から浸水し、あちこちが濡れて体温がじわじわと下がってきてます。温泉に入りたい…
5.大森











海苔の産地なので、海苔屋さんが目につきます。一昨年歩いてた時はもっとたくさんあった様な気がしたのですが、本日は雨なので視界が狭いからか、あまり目に入ってきませんでした。




時速4kmで街道を歩いていると、ビジネスモデルの変化が自然と目に飛び込んできます。
本格的に歩き始めたのが2年前、増えているなと感じたのは、思いつく限りですが、
お洒落なコインランドリー
24時間フィットネスクラブ
無人餃子店
飲料以外の自販機
食事のデリバリー
などなどもっとあるかと思いますが、これからも楽しみです。
6.大井









ちょっと気になって脇道に入ったら、ちょうど運河があり、菜の花と桜が綺麗でした。寄り道は大切、往時の旅人も絶対やっていると思います。






鮫洲駅の近くを通ります。
鮫洲運転免許試験場が有名ですが、狭い道の奥のどこに試験コースがあるのか想像が付きません。
7.品川宿



江戸六地蔵とは、江戸の街道入口6カ所に設けられた地蔵菩薩坐像で、品川寺は第一番。なんと第六番以外は現存しています。
第二番 日光道中 浅草東膳寺
第三番 甲州道中 新宿太宗寺
第四番 中山道 巣鴨 真性寺
第五番 水戸道中 白河雲巌寺
第六番 千葉街道 富岡 永代寺




風格ある竹内医院、ドラマ"仁"のロケに使われたそうです。











松を通じた宿場町同士の交流の証、街道姉妹都市ですね。









桜で人気の目黒川を渡る品川橋、その下を花見舟が続々と通過。
みんな寒い雨の中合羽を着て頑張っている同志です。







品川宿を過ぎてしまうと、山手線に沿って進む事に。
この先は街道らしい道幅や曲線の雰囲気は味わえなくなるので、今のうちに楽しんでおきます。







八ツ山橋の北詰に東海道五拾三次の宿場名が刻まれた石標があります。
鈴鹿峠を降りた土山宿では木柱に宿場名が刻まれてました↓

8.高輪大木戸


高山稲荷神社の鳥居前に移転の告知が、えっ、神社の移転⁈
品川駅高輪口周辺大規模都市開発の影響で、2023年度中に西側約500mの場所に移転する旨の内容。開発の計画でこの地に再び戻す計画が有るかわかりませんが、驚きました。



東京高輪ゲートウェイ



品川駅付近の都市開発が凄まじいです。
リニア新幹線のターミナル
羽田空港まで20分
高輪ゲートウェイ駅開業
そりゃ開発したくなりますよね。













この付近のオフィスで勤務しておりましたので懐かしい風景。
まさかこんな形で歩いて来るなんて、想像もしてませんでした。
街道歩きは、想像していなかった形での再会だらけです。



身体が冷え切って手がかじかんできました。こんな時、地下鉄の排気口の上が暖かくオアシスになるとは、少し不審ですが暖をとってから歩き始めます。


ベンダースタンドの奥でもう呑んでいる人が…アルコールは身分証明書掲示して買うのでしょうか…





新橋は中心部の端をかろうじて通過して銀座に入ります。
9.銀座









銀座は歩行者天国。
雨ですがたくさんの外国人観光客が来てます。まだ中国人が少ないので本格的に戻った感じはないですが、早く戻り観光産業が復活する事を切に祈ります。







銀座のお気に入りの店を紹介。
勝負の時に利用するMIKIMOTO
ギフトは松屋7階デザイナーコーナー
文具といったら伊東屋
最近は来る機会が減りましたが、変わらず美しい街です。






京橋を抜けるともう日本橋が見えてきます。日本橋からの出立は東海道・中山道・甲州道中・日光同中と4度ありましたが到着するのは初めてで、どんな景色が見えるのかとても楽しみです。
10.江戸日本橋



品川宿を抜けてから、一番目についた風景は工事現場でした。
品川駅高輪口前にあったかつてのパシフィックホテルや笹川財団のビルは解体中、高輪ゲートウェイ駅周辺は、超大型クレーンの森に、日本橋周辺では古いビルを壊してからの工事現場の壁が写真に写ってます。SDGsの看板が胡散臭く見えてしまうのは、私だけでしょうか…








街道の同志がお出迎え!
本当に嬉しかったです。
ありがとうございました、
私の宝物です!


さて!
上野に花見に行くぞ〜〜〜〜
11.恩賜上野公園花見



三越前駅改札近くに展示されている、200年前の日本橋が克明に描かれた貴重な絵巻物「熈代勝覧」というベルリン国立アジア博物館美術館所蔵の複製絵巻。
この前にみんな釘付けでした。





暗くなってきましたので西郷さんにご挨拶して帰ります。
22日間616kmの旅もこれにて終了。
道中出会ったみなさま、ありがとうございました。また会える日を楽しみにしてます。
次は日光道中の復路を夫婦で歩く予定。
