「なぜ、都合のいい存在になってしまうのか」
連絡が来るたびに、少しだけ胸が高鳴る
必要とされた気がするから
「助かった」
「やっぱり頼れるね」
その一言で、今日も大丈夫だと思ってしまう
でも本当に欲しかったのは、
感謝じゃないのではないですか?
それはきっと、選ばれることだったのでは?
予定を空ける
時間を差し出す
本音を飲み込む
そのたびに、自分の輪郭が少しずつ薄くなっていく
都合のいい存在は、嫌われない
けれど
追いかけられることもない
何故なら
そこにいるのが前提だから
誰もが
貴女を失う怖さを持たれなくてすむから
あなたが優しいのは
きっとみんなは知っているはずです
貴女は
空気が読める
相手の沈黙の意味もわかる
怒らせない言葉も選べる
だから、先に動いてしまう
でも、それを続けた先にあるのは
安心ではなく、慣れです
慣れは、いつしか緊張を奪っていきます
緊張がなくなった関係は
努力もなくなってしまい
結果貴女の輪郭がぼやけていくのです
一度、止まってみるのはどうでしょう
すぐに返さない
すぐに合わせない
すぐに埋めない
それで離れるなら、
最初からあなたは「都合」だった
残るなら、
ようやく対等になる
あなたは便利じゃない
代わりもきかない
それを一番軽く扱っているのが、
あなた自身かもしれないという事実
誰かに選ばれたいなら、
まず自分を安売りしないことも大切な側面
それだけで、
少しずつでも変わリ始めるはずですから
