ASDの収集癖は、ゴミ集めじゃない|【箱・瓶・缶】111個を写真で魅せる_2
はじめまして、お久しぶりです
將音(sho_ne)といいます
「ASDの収集癖って、ただのゴミ集めでしょ?」
という言葉を否定したくて、【箱・瓶・缶】のコレクションを魅せる記事を書くことにしました。
箱・・・ 56個
瓶・・・ 20個
缶・・・ 30個
前回、「箱篇(1)」として27個をお見せいたしました。
今回は、「箱篇(2)」で29個の箱をお魅せいたします。
「箱篇(1)」は個性的な箱が多かったですが、今回は「無名の箱」が多くあります。それらが「価値」を持つ瞬間を写真と共に魅せます。
躓きつつ一歩を踏み出してきた、私の過去が箱の中にはいっぱい詰まっています。少し暗い日々も、クスッと笑える日々も覗き見えるかと思います。
底が深い「箱と私」の物語を、読んでくださる方々に贈ります。
箱2
ワイヤレスイヤホン OneOdio「Bluetooth5.0」

<マグネット付き、無機質な箱パカ>
「パッチっ」と、開閉時に音が鳴ります。箱パカの蓋部分にマグネットが付いるのが、他にない特別感があるのです。
これは父が購入したワイヤレスイヤホンの箱らしいです。父から箱だけ、貰いました。サイバーパンクっぽいデザインで、無機質さに惹かれるのです。

開けるとこうなっています。
銀色の光沢が美しいです。箱が正方形なのも、数学的な美しさを感じるのです。手に乗る大きさが、ミニマルで可愛いくもあります。

なんと、同じ箱が3つもあります。
何故こんなに同じものを買ったのか、理由がよく分かりません。でも、こう並べてみると、やはり美しさや達成感がありますね。
【おまけ:箱の用途】

各箱には、小物などを入れています。
一つ目は、記憶が薄れているけど大切なキーフォルダー。一つ一つ、個袋に入れて保管しています。バナナはシリコン製。

二つ目も、思い出せないキーフォルダー。
手前の人形は、民俗芸能「大田楽」の衣装を着ています。小学生の頃に習っていて貰ったものだった気がします。

三つ目は、お守りが入っています。
すべてカウンセラーの先生から頂いたものです。色褪せていますが、全部ピンク系。手前の十字架は、不登校になった時に支えられたお守りです。
天然木・素染め革 パスモケース VARCO

<布っぽい質感で、シンプルシックな箱>
これには、天然木・素染め革のパスモケースが入っていました。母から大学入学のお祝いで、弟とお揃いで貰いました。
布っぽい触り心地がお気に入りの箱です。シンプルで大人っぽいです。

開けると、こうなっています。
本当に無駄がなく、邪魔なものが一切ないです。

今年、弟は地方の農学部へ入学しました。
私は、通信大学の心理学科に入学しました。
そのお祝いなので、箱も当然2つあります。パスモケースも嬉しかったですが、箱も嬉しいです。同じものが2つあるのが尚嬉しいです。
【おまけ:箱の用途】

この箱にも、思い出のキーフォルダーを入れています。
柴犬のキーフォルダーは、アニマルカウンセリングで私を救ってくれた犬のフェルト似顔絵です。もう天国に旅立ち、彼女には会えないです。
パンダのキーフォルダーは、小学校の頃に親友が家庭科で作ったものです。私が作ったものと交換した、親友の印は今でも宝物です。
名刺入れ BRIT HOUSE

<艶感の触り心地がいい、薄めの箱>
これは、就職祝いで叔母から名刺入れを貰った時の箱です。革製品なので、箱の質感も良く、シックな感じがおしゃれです。
表もロゴがあるだけで、無駄を省いて着飾る必要のなさがイイです。

開けると、シンプルな白地。
名刺入れなので、高さがないのが惹かれるポイントです。何でもは入らない。入れるものが限られる高さが、気高さを感じて止まないのです。
【おまけ:箱の中身】

こちらが、中に入っていた名刺入れです。
一度も使っていません。なぜなら、障害者雇用で就職した医療事務の仕事は、外部の方との接触がない業務だからです。
見え張って「医療事務」とか言っていますが、実を言うと受付や会計をさせてもらえていません。事務室ではなくリハビリ室で、データ入力などの業務をしているのです。
そんなわけで叔母には申し訳ない限りですが、この名刺入れは箱に収まったまま仕舞われ続けます。
印傳屋「がま口小銭入れ」

<真っ白な、手の平サイズの小箱>
鹿革に漆などで模様を施した工芸品、「印伝」。そのがま口小銭入れが入っていました。大学のゼミ教授から、卒業祝いでいただいたものです。
こんな小さい箱、可愛くて仕方ありません。なのに、真っ白で飾りっけがない美しさも持ち合わせている箱なのです。

本当に蓋も底も、真っ白です。
これこそ、「箱」って感じがします。四方を覆い、底があるだけでいいのです。蓋もぴったりと被さる機能があるだけでいい。
【おまけ:箱の中身】

私は、4年制大学を半年留年しました。
所属ゼミは少人数で、私の年代でゼミは閉講・先生も定年退職でした。その中で、留年してしまったのです。そんな私のために、退職後もDOUTORで卒論を見てくれた先生には、本当にお世話になりました。
その先生から、卒業祝いでいただいた「印伝」。
箱の中に納まるこの小銭入れは、感謝と嬉しさが詰まっています。
【コラム1】 忘れたくない、記憶を失う恐怖がある
名前も、顔も、思い出も、
――私は、忘れてしまいます。
「私の名前、分かる?」
公立小学校から私立中学に進学して、しばらくした頃です。地元の祭りでバッタリ出会った元同級生に言われたその言葉に、「うん」と言えませんでした。あの時の失望した顔を今でも夢に見ます。
中高一貫校で4年以上も一緒に学んだ同級生達にも、同じ言葉を言われました。私の記憶力が弱いと知れ渡り、「名前あてゲーム」が急に始まるのです。すぐ答えられない私は、薄情者になりました。
ワーキングメモリー指数(WMI) 88
平均が100なので、私は平均の下に位置します。
いつからか、私は記憶を失う恐怖から「モノ」に執着するようになりました。
写真を撮りまくりました。
手帳に記録しまくりました。
物は全部、捨てずにいました。
その延長線上に、【箱・瓶・缶】の収集癖が加わったのです。
「箱」は、中に「モノ」が入っていた残影です。
ものが無くなっても、箱があれば中身を思い出せます。それに引きずられて、記憶もまた輪郭を取り戻すのです。
それに、もし「記憶」を忘れてしまっても、「新しくもの」を入れることができます。新たに記憶を納め直せる「箱」は、記憶の倉庫でもあります。
四方を覆い、底がある空間
「そこに何を納めようか?」と想像します。
上から閉じ込める世界の開閉口
「大事に守られますように」と願って蓋をします。
「箱」は、そんな風に想いを包み込んでくれるのです。
だから、私は【箱・瓶・缶】が好きです。忘れる恐怖から守ってくれて、安心をくれるからです。
無名の箱1. アーチ付き

<アーチ付きの名もない、クラフト箱>
薄茶色のただの箱です。検索しても何の箱か分かりませんでした。この箱のお気に入りポイントは、横側面の蓋に付いているアーチ状の持ち手穴です。それ以外に特徴のないところが、主張しすぎない「外装」感でいいです。

開けた中と側面です。
蓋が下まで覆うタイプなので、アーチ穴があります。業務用とも見えるシンプルな箱に、慎ましさを感じてしまいます。

この箱は2つあります。
出所が分からないので、なぜ2つあるのかも不明です。名もなく記憶にもない箱。箱の役割以外を極限まで削ぎ落した美しさがあります。
【おまけ:箱の用途】

そんな空洞がある箱には、思い出を詰めます。
一つ目の箱には、「きのこおじさん」が入っています。これは、私の高校のワークショップで母が買ってきたものです。可愛くてスキです。

二つ目には、アクセサリーを入れています。
ですが私は基本、全身黒のスティーブ・ジョブズ状態で着飾るのが嫌いです。身体に何かを塗るのも嫌いでメイクもしません。なので、これらはほぼ、使われないものなのです。
無名の箱2. バーコード付き

<バーコード付き、真っ白な箱>
業務用の箱らしい、バーコード付きの箱です。恐らく、父がネットで購入した何かの箱だと思います。剝がそうと思えば剝がせる気がしますが、何となくそのままにしています。
綺麗すぎる箱ばかりでは面白くありません。それに、このバーコードが「自分のことはここから読み取って」と自分史を提示していて好きです。

中にも情報は入っていません。
本当に商品を入れて届けるための箱だったのでしょう。でも、そんな箱にも役割を終えた後に存在する意味があるのです。例えばーー
【おまけ:箱の用途】

この箱には「たい焼きシリコンポーチ」を入れています。
本当にこれを入れるために存在するかのように、サイズがぴったりなのです。たまに、「箱と中身が出会った」瞬間があります。元々そのための物ではなくても、後からぴったりな役割を与えられることもある。
箱と中身も、一期一会なのです。
無名の箱3. 丸みボックス

<丸みのある、手作りクラフト箱>
角に丸みがあって、柔らかい雰囲気のクラフト箱です。最近、手に入れた新参者です。とにかく丸みが可愛くて一瞬で虜になりました。
お弁当箱のイメージがするのは、私だけでしょうか。中にサンドイッチとパセリポテトが入っていそうな気がします。

開けると、これまた可愛いです。
底のアーチが、より丸みを感じて愛おしいです。蓋の丸みも高さがない分、際立って見えるの柔らかさを感じます。

特に気に入ったのが、紙の貼り具合です。
クラフト紙を貼りました感が、手作りっぽくてよれもイイです。
この箱は、母の友人がお菓子を入れて送ってくれたものです。恐らく、箱自体は市販で売っているものだと思います。なので、情報が何も書かれていない、「無名の箱」になります。
無名の箱4. 蓋ぱかぱか

<縦に細長い、蓋ぱかぱかな箱>
黄色っぽい縦長の箱です。何が入っていたのか、記憶も情報もありません。蓋が、ぱかぱかと開きます。完全に閉まらなくて、その不完全さが一周回って愛おしい箱です。

開けるとこんな感じです。
蓋がただの板状で、上に乗っているだけの状態です。これに何が入っていたのか?考えれば考えるほど、不思議です。

こちらは2つあります。
最初は一つだったのに、後からもう一つ追加されたのは覚えています。何やれ、2つあることは嬉しいのでお迎えしました。
【おまけ:箱の用途】

何も入っていないと思ったのですが、コレが入ってました。
たぶん、弟が学校のプリントで作ったドラゴンです。
私と弟は、キリスト教系の学校に行っていました。なので、「罪の中に」「メシア」の言葉が読み取れます。
よりによって、キリスト教の授業のプリントを使うなんて……心なしかドラゴンが後光を放っている気がします。
無名の箱5. 真っ白な四角箱

<ただの真っ白な、四角箱>
「ただの」と言うと価値がないように思えますが、案外こういった箱のほうが少ないので希少です。縦横が同じ長さなのも、珍しいです。
例にもれず、全くもって何の箱か分かりません。でもそれが、何者にでもなれる伸びしろがある箱なのです。

開けても真っ白。
「さて、何を入れようか」と夢が広がる箱です。
【おまけ:箱の用途】

何を入れようかと思ったら、すでに入っていました。
折り紙の「蓮」でしょうか。たぶん大学がオンライン授業の時にSNSを見て作ったものです。

それと、折り紙の「傘」です。
これもSNSを見て作ったと思います。だいぶ手が込んでいますね……勉強しなさい、過去の自分。
無名の箱6. 真っ白な長方形箱

<ただの真っ白な、長方形箱>
またしても真っ白な箱です。写真だと見ずらいですが、テープで蓋を留めていた跡が残っている結構古い箱です。
この箱には思い入れがありまして、中に長年あるものを仕舞っていました。その中身を守るためにテープを貼っていたので、跡が付いてしまいました。

開けても、真っ白。
何だか、何もない空間だからこそ、入れていたものから移った思い出が残影として浮かび上がって来そうな気がしてしまいます。
何を入れていたのか、というとーー
【おまけ:箱の用途】

中に入れていたのは、「手紙」でございます。
一番古いものだと、保育園の頃のものまでありました。長年、いただいた手紙は一つ一つ丁寧に箱へ納めていました。

小学生の頃のものです。
思い出深いです。何かと問題を起こしていた私ですが、そんな私を受け入れてくれた友達に恵まれて幸せでした。ありがとうです。

おまけのおまけで……
6つ離れた弟からの手紙です。私が中高で寮生活をしていた時にくれました。弟は『約束のネバーランド』が好きで、その主人公「エマ」のイラストですね。こんな素敵な手紙が思わず出てくる箱は、思い出の宝箱です。
【コラム2】捨てないで、無関心が一番怖いんだ
「箱」の記事とか、クソ面白んな
ーーなんて、そろそろ離脱者が増えてくる頃かもしれません。それでもここまでお読みくださっている皆さま、ありがとうございます。
「箱」はゴミに見えましたでしょうか?
コレクションに見えましたでしょうか?
特に、直前に紹介した「無名シリーズ」は価値を見出せない方もいたかもしれないです。ただの箱は、「無関心」に捨てられていきます。
無関心、無視、放置。
それは嫌悪されるよりも、つらいです。
私は小さい頃にこの世界を理解せず、何かと問題を起こしていました。他の子供より手の掛かる育児に、親は苦労が多かったと思います。時々限界が来ると、暴言と間接的な暴力を向けられました。
怒鳴り声は心臓が掴まれるように怖かったですし、いつ痛みがくるか分からない拳は恐ろしかったです。でもーー
本当に恐怖を感じたのは、「無関心」でした。
ご飯が出なかった。
布団が敷かれなかった。
声も、視線も、向けられなかった。
外出先で、知らない場所に取り残されたこともあります。
「私を捨てないでよ」
「私はここにいるんだ」
そう言いたくて、言えない時間を過ごしてきました。「いらない存在」になることが、ただ怖かったです。
そんな私が収集するのは、多くが無関心の中で捨てられていくものです。そこに、どこか仲間意識のようなものを感じていたのかもしれません。ふと、良さを見出せた時、自分が救われたように嬉しく思いました。
「無関心」に捨てられる【箱・瓶・缶】
ーー役割を終えて、いらない存在。でも、「私」の視点によって新しい価値を持ってまだ存在し続けられるものです。
写真と解説は、まだまだこれからも続いてまいります。私の視点を通して「無関心」から「好き」へ少しでも変わりますように。
Microsoft Surface Laptop 5

<PC以外は入らない、大きいサイズ箱>
この箱は、入れるものを選びます。何でもは受け入れないのです、この箱にはMicrosoft Surface Laptop 5しか入られません。
現在使っているPCを買った時に、手に入れた珍しい箱です。案外、気に入っています。難点は、だいぶサイズが大きいことぐらいでしょうか。

中はこんな感じで、底が浅いです。
コードなどが、底に埋め込まれた小箱に入っていました。何かスパイ道具みたいな仕掛けでわくわくします。無駄のない設計と線がMicrosoftらいしい「カッコイイでしょ」ドヤぁ感、さすがです。

中の箱です。
楕円の抜き穴がセンス抜群です。マトリョシカっぽく、箱から箱が出てくる仕組みも、可愛さを感じるから不思議です。
PC自体も鮮麗されたデザインでお気に入りです。
大学の卒論を書くタイミングで、このPCは買ってもらいました。高かったですが、バイト経験がない私には最強のスポンサーがいたので奮発しました。
Microsoft Surface モバイル マウス

<マウス以外入らない、小さいサイズ箱>
これも、入れるものを選ぶ箱です。そう、マウス以外入れることができないのです。さすがMicrosoft、商品ぴったりに箱も設計します。
PCと連なったデザインのマウス。イイものを買ったのならば、一式揃えたい性には抗えません。

開けると、こんな感じ。
蓋と繋がったままなので、浅いほうの底が浮いてしまっています。「ここに収まりますよ」、って感じの柔らかい窪みが美しくて好きです。
スマホ Galaxy A20

<箱の中に箱、箱の蓋も箱>
何を言ってんだって感じでしょうが、そのままの意味です。「箱の中に、箱がある」「箱の蓋が、箱である」のです。
これは、私が初めて手にしたスマホの箱です。大学入学とともに、Galaxyでスマホデビューしました。

外装の箱の中に、シンプルな箱が入っています。
外は売るための箱で、中は鮮麗された白のデザインです。

二つ目の箱を開けると、蓋も「箱」になっています。
「箱で箱の蓋を閉める」発想が素晴らしすぎて、感嘆の息が零れます。このデザインは美しさは、スマホの箱だと思えません。
スマホ AQUOS wish4

<構造は単純なのに、開けずらい箱>
これは、就職した時に買った2代目スマホの箱です。これは自分で買ったので、安いスマホを選びました。Galaxyのほうが便利でしたが、仕方ありません。私が働き始めて初めての、大きな買い物でした。

で、箱なのですが……
蓋が底まで覆うタイプの箱で、しかもしっかりハマって素材も厚いのです。だから非常に開けずらいです。
働き始めてからの毎日は、この箱の開きづらさに少し似ています。完璧を目指しすぎて、逆に上手くいかない日々です。でもそこが私らしい。この箱を見るたびに、「まあ、今日もやってみるか」と思えるのです。
【コラム3】そんな価値観、私には当てはまらないんです
<モノの値段が高いほど、価値がある>
ーー「箱なんてただのゴミじゃん?」
いいえ、違うんです……
箱はただのゴミではありません。私にとっては非常に価値のあるコレクションなんです。だから、捨てないでください。
<覚えている記憶ほど、思い入れがある>
ーー「私の名前は覚える価値ないの?」
いいえ、違うんです……
覚えてなくても、忘れていても、あなたのことは大切です。だから、「記憶にない」=「思い入れがない」わけではないのです。
***
そんな価値観を、誰が決めたのでしょうか?
たぶん誰も決めてないのに、人間が集団となった時に生み出される枠組みが確かに存在するのです。「普通」だって、そうです。
「普通」は私にとって呪縛です。
「通常」
「一般的」
「常識」
「当然」
「当たり前」
それからズレてしまう私は、「異常」ですか?
世の中は多数決で、多い人の意見が「普通」になるのですか?なんて、私は永遠に考え続けています。未だに、答えはでないのです。
でも「箱」が好きな自分を、捨てたくはないです。
私は「私」を、否定したくないです。
収集する行為が、私の身体の、脳の穴を埋めるために搔き集める行為だとしたら。「空の箱に記憶を入れたい」と思うように。「捨てられる箱に価値を見出す」喜びを感じるように。
私は私自身の欠けた部分が許せないのでしょう。
なら、私自身の穴に素敵なものを入れようか。
なら、私自身の価値をまず発見しようか。
それなら、まずはゴミだと思われるような【箱・瓶・缶】が好きな私のことを受け入れてみようと思ったのです。
箱は、ゴミ?
いいえ、いいえーー
私にとっての「価値」は、そんな簡単に決められないのです。
……と虚勢を張るこの記事です。
六花亭「詰め合わせセット」

<六花亭の絵柄が目立つ、大きめの箱>
一目見て、北海道名物の「六花亭」だと分かるデザインです。記憶にありませんが、恐らく詰め合わせセットの箱です。
この大きさなら、さぞかし色々なお菓子が入っていたのでしょう。バターサンドはもちろん、ボンボンも、当然のこと好物です。

開けると、シンプルな白地です。
少し薄めですが、結構大きいので場所の確保が大変です。この箱は、他の箱を入れて場所の確保をする役目を持っています。
えすかるご「山形レーズンバターサンド」

<レーズンのイラストが可愛い、絵本ぽい箱>
紫の・・・は、レーズンです。絵具で描いたような具合が、絵本ぽさを出していて好きです。これには「レーズンサンド」が入っていました。
何かのカタログで取り寄せた記憶があります。「六花亭」には負けますが、大ぶりな作りが美味しかったです。

開けると、本体のつくりがしっかりしています。
なので重いものでも入れることができる安定感があります。
ホテルショコラ The Patisserie Signatuer Cllection

<カバー付きの、モダンなデザイン箱>
一見、白い箱のようですが、白いのはカバー部分なのです。調べたら、ホテルのチョコレートお菓子の箱のようです。
本体の箱は、モダンなデザインで美しくカッコイイです。

カバー部分と箱本体です。
本体は蓋が薄緑色で、箱自体は黒のイケている色合いです。カバーと蓋にあるロゴが主張しすぎずデザインの一部になっているのが好ましいです。

これが箱本体です。薄緑が可愛いです。
「黒+色」っていう組み合わせは、間違いないのです。

蓋を開けると、中まで黒いです。
蓋の裏も黒で統一感を感じます。何か、「腹グロ」を思い浮かべるデザインです。外見に騙されてはいけない、美しいものには毒があるのだとか。
メンズ革財布 ACLUO

<光沢と艶が美しい、薄めの長方形箱>
まったく記憶にないけれど、メンズ革財布の箱かもしれないことが分かりました。父の財布の箱でしょうか。たぶん。
光沢と艶が素敵な、横長の箱です。長さに対して高さがないの対比が、あまり見ない感じで好きです。

開けると、白地になっています。
より横と高さの対比が際立って見えて、美しいです。これに物を入れるとしたら……長くて薄いものといえばと考えるのも楽しいです。
【おまけ:箱の用途】

この箱には、ポストカードを入れています。
薄くて縦長なので丁度いいです。イラストレーター(画家)の友人がいて、彼女のポストカードを大量にコレクションしているので入れています。ただ、彼女の絵は独特なので、写真には写していません。
日替わりで、ポストカードを壁に飾ったりするぐらい彼女のイラストが好きなのです。見せたい、でも許可取ってないから断念です……
ミニ電動ドリル ARROWMAX SDS

<かっこいいロゴ付き、戦闘機っぽい箱>
まずロゴですね。SF戦闘系のトレードマークぽくないですか?「〇〇機動隊」って感じがしますね。
で、見えずらいですが側面に、濃い黒で線模様が入っているんですよ。これはもう、中に武器とか入っている箱みたいで厨二心満載です。

開けると、こんな感じです。
縦長なのが銃とかナイフが入ってそうなイメージが湧きます。
【おまけ:箱の用途】

ーーだなんとか想像していますが、
実際に入れているのは「魚」のキーフォルダーです。シリコン製で柔らかくリアルな光沢があります。これはこれでサイズぴったりで、外装以外は卸売市場にありそうな魚箱です。
【コラム4】56個の箱は、私のコレクション
贈り物を貰った時、外装を見る。
「箱」かな?「缶」かな?「瓶」かな?
あ、今回は箱に入っていた。「あり」か「なし」か、私は直感で判別してコレクションに加えるか判断している。
何も、どれこれ構わずお迎えしているわけではないのだ。
この箱は……
うん、これは「あり」かな。
箱は頑丈で、ペラペラじゃない。
形は珍しい楕円形の筒状で好ポイントかも。
外装デザインは、小鳥のイラストで可愛い。緑と青系統で、手描きのタッチが芸術的な絵柄だ。
蓋と本体で絵柄が繋がっている、構造美がイイ。
手触りは、ザラザラした画用紙っぽい。
箱を開けると、「スポンッ」と空気音がする。
箱の中からは入っていた紅茶の香りがした。
しばらくは、机の上に置いて飾るのがお決まりだ。
帰宅してすぐ目に付く箱に、心が安心で休まる。飽きるまで、その観賞は続く。で、無印の収納ケースに仕舞うのだ。
ケースの中には、ギッシリと箱が詰まっている。
この箱を入れるスペースがないように見えるが、「箱」の中に「箱」を入れてパズルのように組み合わせていく。これが少し難しい。
一応、納まりきらなかったら餞別をする決まりだ。
許容範囲を守ることが、破綻しない収集癖マイルールなのだ。
今回は、ちゃんと収まって良かったぁ……
私の心は、また一箱分だけ満たされる。
箱が増えるのは嬉しい。安心する。
幸せになる。
なんて、
架空の箱を手に入れた「想像」をしてみたのでした。
私の56個の箱は、こうしてコレクションに加わってきたのです。これからも、箱は私のもとへやってきます。
YOKUMOKU「シガール」

<ヨックモック柄の、宝箱型>
この模様はYOKUMOKU「シガール」だと一目で分かるでしょう。ちなみに、私は中身のお菓子の写真を見ないと分かりませんでした。
この箱は、開き方が宝箱みたいに上へ開くのです。これがお気に入りです。

蓋を開けた時の状態がこちら。
箱と本体はくっついています。蓋が脱力しています。

この箱は、この構図のほうが魅力が分かります。
まず、宝箱型の開き方。「The Open」した時のわくわくを感じる作りです。次に、蓋と本体の境目。外見の青部分がぴったり繋がっていて閉じていると境目が見えない設計なのです。さらに、その側面の境目は直線ではなく斜めです。この絶妙な目立たない美しさの虜になります。
【おまけ:箱の用途】

この箱は、まさしく宝箱です。箱の中身をご紹介しましょう。
こちら2つの作品は弟が幼少期につくった傑作でございます。丸めて形を作った新聞紙に、ビニールテープを巻いてつくったオブジェです。
ロボット、怪獣でしょうか。このセンス、天才だと思いませんか。私の宝物で、この箱にピッタリの芸術品なのです。

こちら2つも、箱に入れている名作です。
紙粘土でつくられた、亀だと思います。左は、首と本体を繋げる部分の浮いた空洞が美しいです。右は、首の角度が芸術的です。
もう、弟の才能には姉バカになってしまいます。
これらは大事に大事に、まさに宝箱へ入れて保管しているのです。
無名の箱7. ごわごわ質感

<細かい凹凸がごわごわな、無名の箱>
無名の箱、再び登場です。これには何の情報もありませんでした。それなりに大きいサイズで、質感がごわごわしています。
細かい凹凸があるので、その部分が濃い青に見えて模様にもなっています。

開けると、こうなっています。
本体はしっかりした作りで、色々なものが入りそうです。実際には、この箱には別の小箱をマトリョシカのように入れています。
無名の箱8. The ぎふと

<謎のTheぎふと、頑丈な箱>
中央に「Theぎふと」の文字が見えます。だけど、検索でどこにもヒットしなかったので無名の箱にしました。
正直「Theぎふと」がダサいです。でも箱自体はしっかりしているので立派なコレクションの一つなのです。ダサいけれど。

開けると、こうなっています。
蓋に隠れて見えなかった本体は、黄色で淵が意外と太いです。青と黄色、この色の組み合わせが好きじゃないです。なぜこの色なのか。
無名の箱9. The ぎふと2

<謎のTheぎふと、横長の箱>
またしても「Theぎふと」の文字です。この箱は何なのか。記憶も情報も該当しません。まあ、贈り物なのでしょう。
この箱は蓋がペラペラと薄いです。なので弛んでしまています。

開けると、こうなっています。
本体はしっかりした分厚い箱です。何故か、蓋と本体の色がまた微妙に違います。非常に気持ち悪いです。違うのです、ちゃんとペア同士なのです。別々の箱では決してありません。
IKEA「KAFFEREP」

<IKEAの、切断されたお菓子箱>
何の箱か分からず、Googleレンズで検索したらIKEAのクッキーの箱、の下部分でした。そう、上部分が切断されているのです。
犯人はもちろん私です。そうしたい理由があったのです。それは……

櫛を入れる箱として使いたかったからなのです。
ちなみに下の茶色い箱は、先ほどの「無名の箱9. The ぎふと」の蓋部分です。日常的に使う洗面用具などを入れています。化粧水、眼鏡ケース、などなど。だから、切断されていていいのです。
形を変えても、箱はものを入れて存在し続けるのです。
おわりに
まず、最後までお読みくださり心から感謝を申し上げます。
そして「お疲れ様でございました」と言わせてください。未熟なことに読む方に負担を強いる構成であったこと、恥じるばかりです。
それでも、それでも、「箱と私」の物語を覗き込んでくださったことがとても嬉しく思います。ここまで来たのならばーー
どうか、奥底まで一緒に来てくださいませ。
まだ「瓶篇」<合計20個>と「缶篇」<合計30個>も待っているのです。
「瓶」は箱と異なり、透明さと壊れやすさ備える特徴があります。
ガラスを通して見える世界を、お届けいたします。
では、次回にまたお会いしましょう。
將音(sho_ne)でした。
【シリーズ_1】
【シリーズ_3】
【シリーズ_4】
