ASDの収集癖は、ゴミ集めじゃない|【箱・瓶・缶】111個を写真で魅せる_4
はじめまして、お久しぶりです
將音(sho_ne)といいます
「ASDの収集癖って、ただのゴミ集めでしょ?」
という言葉を否定したくて、【箱・瓶・缶】のコレクションを魅せる記事を書くことにしました。
最終回は、「缶篇」をお届けいたします。
このシリーズの変化を交えて、「装飾された缶」と「無機質な缶」の両視点を「私の思い出」と共にお届けいたします。
箱・・・ 56個
瓶・・・ 20個
缶・・・ 30個
一回目、「箱篇(1)」で27個をお魅せいたしました。
「個性的な箱」が多く、箱の面白さを感じやすいかと思います。
二回目、「箱篇(2)」で29個をお魅せいたしました。
「無名の箱」が多く、私の過去を覗き見ることができるかと思います。
三回目、「瓶篇」を20個・番外編を5個をお魅せいたしました。
「瓶」を通して「私」の世界が、映し出させているかと思います。
良かったら、これらもご覧くださいませ。
では、このシリーズ最後の「缶篇」をお楽しみくださいませ。
どこに着地して終わるのか、見届けてくださると嬉しいです。
缶
サクラクレパス「オレンジグミ」

<色鮮やかなミニクレヨン缶>
一発でクレパスだと分かる絵柄に、小学生の記憶が溢れ出します。手のひらサイズで、可愛さも備わった子どもっぽい缶です。
「オレンジグミ」が入っていたらしいですが、記憶にありません。代わりに、小学生の思い出が閉じ込められています。

開けると、中は缶特有の銀光が見えます。
赤い蓋の中央には、クレヨンの絵が。360°、可愛い缶なのです。

裏側には賞味期限「2019.5.23」があります。
コロナ禍へと突入していったあの頃です……
【おまけ:缶の小話】
この缶は、もともと弟の「エヴァンゲリオン」キーフォルダー入れでした。でも弟が家を出たのをきっかけに、強奪しました。
単なる缶欲しさではありません。
のちのち出てくる、一対の缶がありまして……それとの再会を果たすために正当な行為だったのだと私は信じています。
神戸風月堂「ミニオンミニゴーフル」

<賑やかなミニオンズミニ缶>
「ミニオンズッ!」と言いたくなる可愛いミニ缶です。蓋部分のミニオンたちが顔を覗かせてこっちへ呼んでいるようです。
下も漫画のコマみたいなイラストが描かれていて、楽しさで溢れています。

中は銅色の光沢が見えます。
蓋はもちろん可愛いしかないです。ミニオン語の挨拶「BELLO!」

せっかくなので、イラストを一周お魅せします。
映画のワンシーンの「BANANA!!」「メイドミニオン」「フルーツミニオン」、蓋で隠れていた「POOPAYE!」の文字が……

『怪盗グルー』シリーズ第2作の、紫ミニオンズがいます。
蓋で隠れていた部分に、逆さのミニオンも!

英語の表記もおしゃれです。
ミニオンが手にしているのは、ゴーフルですね。

こちらは2つあります。
これらは、母が働く職場の同僚の息子さんがUFOキャッチャーで取ったものです。取るのだけが趣味で、大量の収穫物はいつもくれます。
缶のお菓子だったので、喜んでもらったのですが……
さっき調べると、セットで別の種類の缶ももあるようで。「なぜ、もう一種類を取ってきてくれなかったのかッ!」と文句が漏れました。
伊藤園「柚子入り緑茶」

<素材感が強いシンプルスチール缶>
銀の缶素材を活かした、シンプルなデザインがおしゃれです。円状のラベルが中央にあるだけで主張しすぎない強かさを感じます。
蓋と本体の接続部も、溝をあえて強調させる線が美しいのです。

ラベルは、「寿春」。
よく見ると、蓋の周りには英語で文字が「BY ITOEN」と。

裏を見ると、「2017.6.19」とあります。
少し古すぎて文字が掠れています……
【おまけ:瓶の中身】

この缶には、ミニチュアフィギュアを入れています。
それぞれ1cmあるかないかのサイズです。
私は極低出生体重児として産まれて、幼少期から色々な病院へ検査通院を繰り返していました。で、必ずあるのが「箱庭」です。
砂の入った箱に、ミニチュアフィギュアを自由に配置する療法なのですが、私はこれが非常に大好きでした。
「『箱庭』が家にも欲しいッ!!」と思って、集めかけたミニチュアフィギュアたち。でも……
「自宅に、自分用の療法用具があるってどうなの?」と思ったり。

六花亭「六花のつゆ」

<六花亭柄のボンボンミニ缶>
この柄は一目で「六花亭」だと分かってしまいます。そして、この小さい缶には、当然のように「ボンボン」が入っていたのです。
私はこのボンボンが大の好物でして……美味しいし、缶も可愛い。いくらあっても困らないのです。

中は、シンプルな銀色。
蓋の絵柄が美しい花のイラストで咲き誇っています。

これ、4つあります。
買ったらそれはもう大事に大事に一粒を食べます。そして手元に残った空缶を、私は名残惜しむように保管します。
ワイン、ブランデー、うめ酒、ペパーミント、コアントロー、ハスカップが3粒ずつしか入っていないのです。少なすぎますッ……!
もっともっとボンボンが食べたいですし、ミニ缶も欲しいです。
六花亭・JIM-NET「チョコ募金」

<向日葵が咲き誇る、ミニミニ缶>
海外への募金チョコなのは、記憶にありました。でも、これも「六花亭」だったのは初めてしました。六花亭は、ミニ缶センスが良いですね。
ヒマワリのイラストは、海外の子供が描いたとか。整っていないイラストって、すごく好きです。誰にもは描けない。

本当に小さい缶です。
何が入るのか、シールとかでしょうか……

【缶とは】

缶は、素材で判別する容器のようです。
でも注意したいのが、「缶」の種類です。「缶詰」は保存食品を入れて、「缶飲料」は飲料水を入れて、「缶入り」は箱型で何でも入ります。それぞれ、用途も形も違うのです。
私は今のところ、「缶入り」を集めています。
いつか、クラフトビール缶も集めたいのです。缶詰は……怪我をしそうなので一旦保留です。
モロゾフ プチビートル「チョコ」

<横長くて薄い、イケてるデザイン缶>
「イケてる」とは、容姿がカッコよくセンスが良い缶です。まずは、横長薄い形状が無駄を省いた効率的な美しさを感じます。そして缶のイラストは、黄色いフォルクスワーゲンの車体と英語文字。
30's頃のドイツを思わせる絵柄が、缶の赤地に乗っているセンスに心臓を撃ち抜かれます。

金の光沢が赤とマッチして、高級感Maxです。
さっきは見ずらかった蓋の絵柄も、ご覧くださいませ。

実は、蓋裏を見ると凹凸が分かります。
そうなのです、蓋はイラスト部分がぼこぼこと凹凸があって非常に凝っているのです。缶はこんな装飾加工もできるのが強みです。
【おまけ:缶の小話】
この缶は、母がバレンタインデーにくれたチョコ缶です。母は毎年、家族に一つ一つチョコを買ってきてくれるのです。
私はクラシックカーが好きで、特に「ローバーミニクーパー」が大好きです。それを知っている母は、ミニではない「フォルクスワーゲン」が描かれたチョコ缶を買ってきました。
「『ワーゲン』もイイけどさぁ」と何か違うと思ったのでした。そしたら母が、「『カリオストロの城』のルパンの車だからコレでもいいじゃん」とか言うのです。
「違うッ!ルパンの車は『フィアット』だよッ!」
メリーチョコレート「クリスマス限定チョコ缶」

<メリーチョコのXmas量産缶>
本当に個人的な感覚で、メリーチョコが好きではないのです。何かどこにでもある綺麗に見せかけた薄っぺらいチョコに感じてしまって。実際はどうか分かりませんが……。よって、この缶も減点して見えてしまいます。
何か、散らかって見えるというか。ただ、安っぽいです。

「じゃ、なんで持ってるんだ」ってことですが、
デザインは気に入らなくても「缶」としてのサイズ・形状は好きです。
KALDI「スプリングリース限定クッキー缶」

<超絶可愛い、パステルカラー缶>
もう、パステルパープル色からして可愛いです。北欧を思わせるデザインイラストも、超絶おしゃれです。色々な色合いが混ざっているのに、まとまりがあるのは系統色で統一しているからでしょう。
缶デザインセンス、KALDIは良きです。さっきと違って……

中は銀色で、外の色合いにマッチしています。
蓋のデザインもご覧くださいませ。

この箱は、凝っていて凹凸が蓋のデザインになっています。
この凹凸があることで、光るの反射具合が変わって立体感を生むのです。侮ることなかれ、凹凸必要絶対です。

よく見ると、所々光って見えるかと思います。
これは、本当に光を反射しやすい素材・色で塗られているのです。このこだわり様に、手を抜かない信頼度がグンッとUPです。
【おまけ:缶の小話】
この缶は、職場で同期の男性からもらった「バレンタインデーのお返し」です。缶好きなのを知って、わざわざくれたのです。
今年の冬に、職場の先輩女性が「明日はバレンタインデーだから、同期の男性にチョコをあげなくちゃねぇ」と言ったのが始まりでした。
障害者雇用で一緒に事務仕事をしている、先輩と同期とは3人とも仲が良いです。いつもお土産を送り合っていましたが、バレンタインは想定外……。
私は急いで退勤後に、駅の雑貨屋でチョコとコーヒーを二つずつ購入。次の日に、簡単にラッピングして渡すだけのバレンタインでした。
なのにホワイトデーで返って来たのが、素敵な缶(クッキー)で、申し訳なさいっぱいなのでした。

銀座菊廼舎「冨貴寄」

<シックモダン和柄、大きな円状缶>
朱色に白模様が浮かび、缶を金縁で飾り立てた一缶。なんと美しいのでしょうか。高級感と上品さを備えた、けれども大きな存在感を抱かせるサイズに圧倒されます。光沢が眩しいほどです。

白金で美しいです。
蓋の模様は、雑多なようで日本の絵柄がデザイン的です。

こちら、2つあります。
一つは朱色、もう一つは水縹色。水色は現代風がしますが、これはこれでカッコイイです。どちらもお気に入りなのです。
【おまけ:缶の小話】
こちらは、小学生の頃からお世話になっているカウンセラーの先生から貰った「冨貴寄」の缶です。中いっぱいに、小さなクッキーや金平糖、砂糖菓子が入っている宝箱のような一品です。
朱色は「2019.2.15」、水縹色は「2022.8.4」のものでした。
先生との出会いは、幼少期から通っている病院の先生からの紹介でした。家庭教師として、ファミレスや自宅、先生宅でカウンセリングを受けるようになったのです。先生は、私を変えた恩師です。
先生が病院所属になってからは、勤務病院が変わるたびに先生を追いかけて通院しました。それ以外でも、先生宅へは毎年遊びに行ってました。
そんな先生からは、いつも素敵なプレゼントをいただいています。
この缶もその一つ、先生は一番大切なものが何か知っているのです。世界が輝いて見えるようになったのは、先生のおかげです。
【コラム1】私は、記事は、変化して描かれていく
私はnoteの記事を、書き溜めて投稿しませんでした。
だから今、私はnoteでの反応を受けて最後を描こうとしています。
このシリーズを書こうと決めたのは、半分は心の叫びでした。「箱を、瓶を、缶を捨てろ」と迫る母への対抗心で感情的に書き始めました。
「私を否定しないで」
「私を切り捨てないで」
「私を病的だと言わないで」
看護師として障害者施設で働く母は、「精神的なもの」に専門職としての視点で接する癖があるのだと思います。
だから、日常的に私を「病気」と結び付けて語ります。
この間、眼鏡を買いに行った時のことでした。
それなりに高価な買い物なので他者意見も知りたくて、母と一緒に行きました。そこでナチュラルに言い放ったのがーー
「ただでさえ変な行動になんだから、外見まで変になったらおかしいよ」
ーーでした。
私がそれに違和感を覚えたのは、深く踏み込んで語り合う友人やnoteでのみなさんの視点も知っていたからでしょう。
それでも、20年以上も一緒に生きてきた母の考えは、私の中に沁み込んで簡単には払拭できないのだと思います。
箱篇(1)を投稿した後、ありがたくもコメントをいただきました。そこで、「私のコレクションと、ASDを結び付けたのは違ったのかな?」と疑問を持ったのです。『ASDの収集癖は、ゴミ集めじゃない』、これは私の第一の叫びです。
でも、そもそもASDだからコレクションをしている前提で語っている自分がいると気付きました。それはーー
「あなたのソレは、病的だね」
私の収集癖を、コレクションを母はいつもこう言っていたからです。
だから心で反抗して否定していても、「私の収集癖はASD気質から来ているのだ」と思い込んでいたのかもしれません。いや、そもそも「ASD=病気」というのさえ、誤った刷り込みなのかもしれないです。
それに気づいてから、私は「ゴミに見えますか?コレクションに見せますか?」という問いが空洞を帯びて聞こえるようになりました。
だから、私は徐々に書く記事の中で「私を否定しないで」よりも「私の世界を魅せます」という転換が起き始めました。
瓶篇は、完全にそちらへ振り切った形で完成したのです。
瓶をゴミか問うよりも、瓶をコレクションだと思ている私の視点を魅せることが良いような感覚を持ったのです。
そして今、缶篇へと突入しています。
私は、缶を私の視点で魅せることにします。でも、本来の「ゴミに見えますか?コレクションに見えますか?」という問いに私自身で私へ答えを返したいなと思います。
私がどこに着地するか、私の視点とその変化を、最後まで見届けてくださる方にこの記事を丁寧にお届けいたします。
無名の缶1. 正方形

<四角い缶らしい銀缶>
これはまさに「缶」です。銀の素材を前面に出した、ただの缶です。いつの時代にもどの国にもありそうな、世界共通の缶。
少しの溝が凹凸を作っているデザインは、手を抜いているようで抜いていない誇りを感じます。

中も銀色で統一されています。
堂々たる缶です。
【おまけ:瓶の中身】

中には、穴あけパンチやコードが入っています。
思わず見つけてしまったので語りますが……
オレンジ色が見えているのは、「ミニドライバー」です。少し重い話なので嫌な人は、飛ばしてくださっても構いません。
***
高校の時だったと思います。自分の障害と直面して、本やネットでASDを調べてクラスメイトとの違いに苦しんでいた時期でした。
私の脳に付いて回ったのが「死」の文字。電車が通過するホームで飛び込むタイミングを数えて、高い建物に行けば身体を乗り出して下を覗き続けて。
で、ある日の夕方でした。
階段の壁にねじ穴を開けて、引っかかるように紐を括り付けました。ビニール紐の締め付けを首に感じながら、足を浮かして着いてを繰り返す。喉の嗚咽感を繰り返す。なんて、時間を過ごしました。
その穴は、まだ家に残っています。
その穴を開けたドライバーは、この缶に隠しました。いつでもまた穴を開けられるように。でも、いつしか存在を忘れて、「今」があります。
無名の缶2. 長方形

<真っ白な長方形の缶>
この缶は、真っ白です。白粉を塗って厚化粧したような、それか霜が降りた干し柿のようなイメージを持ちます。
清ましたような、それが可愛げのある缶に思えてなりません。

開けると、中はまさかの金色。
見掛けに寄らず、なかなかやります。
無名の缶3. 長方形

<金綺羅金な長方形の缶>
「これでもかッ」という濃い金を身に纏った缶です。微細な輝きがうっとおしいほどの自己主張をしています。
無駄なく溝の装飾だけで、あとは「全身で語れ!」みたいな大胆さ。その自信が羨ましいです。

中も金綺羅です。何か煩い缶です。
これに何が入れられるというのか、むしろ何が入っていたのか。
カレルチャペック「紅茶お試しセット」

<デカデカTEA文字、絵本風の缶>
「TEA」の主張が激しい、紅茶缶です。これは恐らく、カウンセラーの先生にいただきました。先生は紅茶が大好きなのです。
少し古いので色褪せています。このレトロ感も好きになっています。

よく見ると、TEA以外にもウサギなどのイラストが。
まるで絵本のような絵柄に、ほっこりとするのです。TEAはいささか、大胆なデザインな気がしますが……
【おまけ:瓶の中身】

中には、色々な思い出が詰まっています。
それらから、「甘酸っぱい恋」の思い出をお魅せします。興味ないかと思いますが……一応、魅せます。

これら、『進撃の巨人』グッズなのですが……
この漫画には二つの「恋」が思い出として残っているのです。
小学生の頃です。
隣の席になった男の子が、『進撃の巨人』にドハマりしていました。私はお調子者な坊主頭のその子が密にすきでした。
だから、男の子が夢中な漫画『進撃の巨人』を読んで、絵を描いて、キーフォルダーを買って、一緒にすきを共有し合いました。「好きな子のものは、私も好きになりたい」安直で可愛い考えです。
中学生の頃です。
私立校へ進学しても、私は『進撃の巨人』を好きなままでした。で、同じ「進撃好き」の女の子と仲良くなったのです。その子はちょっとボーイッシュで、でも野菜嫌いの超可愛い子でした。
その女の子を好きになるのに、時間はかかりませんでした。だいぶ盲目的に恋をして、その子から貰った「温泉Ver.ミカサ」は宝物です。
私の恋は、『進撃の巨人』を取り巻いて儚く散ってきました。
アフタヌーンティー「ティータイム バスケット」

<手持ち付きバスケット型の缶>
これはかなりお気に入りのバスケット型缶です。手持ちがある缶なんて、そうそう手に入りません。
しかも絵本風のタッチデザインが可愛いのです。これもカウンセラーの先生から貰った記憶があります。大事な大事な一缶なのです。

蓋には、動物たちの演奏会が開かれています。
オレンジ色の花柄も、メルヘンチックで好ポイントです。手持ちの可動がスムーズで、凝っている造りが嬉しいのです。
【おまけ:瓶の中身】

これには、メイク道具が入っています。
全くと言うほど使っていませんが……。私はメイクが、身体に何かを塗るのが大嫌いなのです。だからメイクも下手なまま。すっぴん通勤です。
でもいいのです。私は可愛くないので、メイクしてもしなくても変わりません。私は私のまま素顔で、生きていくのです。
泉屋「クッキー詰め合わせ猫缶」

<猫が可愛すぎる、凹凸デザイン缶>
これもカウンセラーの先生からいただいた猫缶です。猫のイラストが可愛すぎます。水色にピンクなのも、可愛さを刺激するのです。
クッキーもとても美味しくて、先生は素敵なものをたくさん知っています。

中を開けると、マッピンクです!
よく見ると濃い赤でイラストが繊細に描かれているのです。なんて凝った缶なのでしょうか。可愛さが360°渋滞しています。

蓋部分は、凹凸でイラストが際立っています。
ぼやけた感じの猫が可愛いです。こんな平和な世界に飛び込みたいです。

蓋の裏は、単なる凹凸じゃないんです。
ちゃんと凹凸に線でイラストが描かれています。さすがッ!細かいデザインに抜かりがありません。
【コラム2】外見で判断される装飾された缶
私は「普通」という言葉に敏感です。
他者から外見が「普通」かどうか「変」じゃないかを気にします。
眼鏡の購入時に母に言われた言葉、
「ただでさえ変な行動になんだから、外見まで変になったらおかしいよ」
それに似た呪縛は私を取り巻いて思考に制限を掛けます。
「普通」に見えるように
「普通」を演じなきゃ
そんな私から見る【缶】は、その自由に装飾された美しさに憧れを持ちます。また同時に、無機質な缶の気高さにも尊敬します。
【缶】は自由自在に変形できて、色合いも色鮮やかに着色できます。その豊かな形状に、華やかで派手な外見に可愛い・美しいを刺激されます。
私にないものを、「外部から取り入れたい」「補いたい」「囲まれたい」そんな想いが働くのかもしれないです。
綺麗な【缶】が欲しくなるのです。
そういった缶だけでなく、あえて金属素材だけで形作られた【缶】にも私は魅力を感じます。外見で媚びない、自身を持った缶が魅力に映るのです。
私も「取り繕わないでいられたら」「ありのままでいられたら」そう思ってやまないです。
ただの【缶】に魅了されるのです。
「普通」を意識する私に、【缶】は二つのあり方を魅せるのです。
外見で判断される「魅せる装飾された缶」か、外見を気にしない「素材のままの缶」か。どちらもあり得ていいのだと。
それでいて、【缶】は主張が激しく堂々としています。
缶が物にぶつかると、けたたましい音を立てます。それはまるで「自己主張」をしているかのように。
また紙素材の箱と違って、簡単には潰れない頑丈さも持ちます。一度刺激を受けて曲がっても、「歪み」を持ったまま居続けるのです。
【缶】は、「普通」の呪縛を持つ私に
「缶」を持つだけで違った景色を魅せるのです。
サクラクレパス「チョコサンドクッキー」

<クレヨン型の大きなクレパス缶>
これが、冒頭で紹介した小さなクレヨンの缶の、一対となる大きな缶バージョンです。こっちのほうが最初に手に入れました。
まさに「サクラクレパス」の形をしています。実物よりも大きいですが。

開けると、こうなっています。
脱力してしまうので、蓋を開けた状態で撮影しました。箱パカで、宝箱感があります。何を入れるか、ワクワクする構造なのです。
【おまけ:缶の小話】
これは、大学生になった時には持っていました。何を入れていたかと言うと、大学でデビューした「スマホ」を入れていました。
スマホケース? いいえ、いいえ。
「スマホ金庫」です。簡易・タイムロッキングコンテナです。
急にスマホを持ち始めて、依存症のようになってしまったのです。だから、「脱・スマホ」を目指してスマホをこの缶に入れていました。結果、ムカムカして缶を放り投げるという……
それを父が踏みつけて、缶が歪んでしまい。よく見ると左側の蓋が歪んでいるのが分かりますよ。
YOKUMOKU「ドゥーブル ショコラオレ」

<ヨックモック柄のピンクい缶>
何か見覚えのある柄……ヨックモックです。青はよく見るけど、ピンクもあったのかッ!と思わず叫びたくなる缶です。
横長の形で、少し色褪せたような淡いピンクをしています。

開けると、淡い銀色が姿を現します。

これ、二つあります。
なぜなら、この缶は勤め先の病院で手に入れた缶だからです。入院患者様が退院の際に部署宛てにくれるお菓子の缶。
人数が多いだろうと、二箱くれたようです。それでも、一瞬で消え去り有り付けない人が結構いますが……。
そして、私はお菓子が消えた瞬間を狙って缶をカバンに仕舞うのです。もちろん、上司の許可を取ったうえで。
赤坂慶長 紅缶・銀缶

<和風柄の高級菓子の缶>
モダンシックなデザインが目を惹く、横長の缶です。「黒+色」は間違いない組み合わせ。それなのに和風の柄が美しく引き立ちます。
朱色の光沢も美しく、高級菓子だと一目でわかる装いなのです。

開けるとこんな感じ。
細長さが際立って、女性がスラっと立つ着物姿のように美しく感じます。左下の印も、カッコイイシンボルの役割をしています。

これも二つあります。
なぜなら、これも患者様が退院の際に職場へ贈られたものだから。もう上司に「箱好き」が認識されて、菓子箱があるたびに「持って行かないの?」と訊かれるほどです。いつもすみません……。
たまにお眼鏡に叶わずご遠慮することがありますが、この缶は即決でお迎えしました。私は満足なのでした。
でもさっき調べたら、黒缶・金缶なるものも存在するようでした。うちの病院は人数が多いのです。あとに二種類買ってきて欲しかったッ……!
ビスキュイ「クッキー缶」

<60'sアメリカのレトロポップなカフェ風な缶>
伝わりますでしょうか?この60'sアメリカらしさを。まるでレトロポップなカフェを連想させませんか?
私のイメージは『MIB(メン・イン・ブラック)』とか『Back to the Future(バック・トゥ・ザ・フューチャー)』に出てくるカフェでしょうか。
どうか、この感じ伝われっ!

中は意外にものっぺりした金色でした。
これも職場で手に入れた箱です。
これが初めて職場で箱・缶を貰った記念すべき第一号なのではないでしょうか。「ぅおっ!ほしいッ」と思って勇気を出して願い出た記憶があります。
ダメもとでも、勇気を出していてみるものです。
YOKUMOKU「ホリデーシーズンアソート」

<絵本みたいなイラストの大きな缶>
これもまた絵本柄のイラストで可愛いです。
サンタさんがいるのが見えるので、クリスマスの頃の缶ですね。ティーポットのお家がおしゃれでメルヘンです。
少し散らかって見えるけれど、不思議と見てられるので飽きません。

中は銀色で落ち着いています。
あと、何気にこれも「ヨックモック」でした。
USJ「SUPER NINTENDO WORLD」

<The・USJ!「スーパーマリオ」Let's GOな缶>
これはもう分かりますね、USJ「スーパーマリオ」の缶です。
夢が広がる缶にワクワクします。世にはディズニー派とUSJ派なる論争がありますが、私はUSJ行ったことないのです。

四辺の色が違うのが、マリオっぽいですね。
赤・緑・黄色・水色。もうこれが「アイテムボックス」に見えてきます。

この缶、蓋がイラストに合わせて凹凸があります。
これがなきゃ臨場感や高揚感が出ませんよ。飛び出せっ!!
【おまけ:缶の小話】
これも、職場で手に入れました。今回は、職員がUSJに行ったお土産として置かれていたお菓子の缶です。行ったことのない物珍しさから、お持ち帰りしました。でも、缶がそこそこ大きくて……
母が「なんで持って帰って来たのッ!」って怒ってきてちょっと喧嘩しました。なんで母はこうも煩いのか……
実はもう一つ同じ缶があったけど、置いてきました。
私はこれでも「自重」したのです。母も少し「妥協」すべきです。
鳩サブレ―

<これぞ「鳩サブレー」、デカすぎる缶>
これも一目で「鳩サブレー」だと分かる缶です。黄色にレトロな文字と鳩。誰もが一度は見たことがあるはずな、たぶん有名なお菓子です。
これはとにかくデカいのです。縦34cmです。

デカすぎて、蓋を開けて写真が撮れませんでした。
でも、中は黄色に調和する金色でした。

裏を見ると、何と鳩の中に商品表示が!
どうも缶の反射でボケてしまいます。拡大すると……

鳩の上に、鉄道のイラストと「鉄は リサイクルへ」とあります。
NO!! リサイクルしません。
こんな滅多に自分じゃ買わないデカい缶、大事に保管します!
【おまけ:缶の小話】
これは親戚が送ってくれたお菓子です。
よくこんな大きなお菓子缶を送ってきたなぁと感心します。
人に贈るなら、「普段自分じゃ買わないもの」を。
そして「自分が送られて嬉しいもの」を。
そうすると、私は箱・缶・瓶を重視して選んでしまうのでした。
【箱・瓶・缶の終わりに】
私は、私自身に今一度問おうと思います。
同時にここまで読んでくださった皆さまへも問います。
「ゴミ」に見えましたか?
「コレクション」に魅えましたか?
価値を感じられたもの、感じなかったものもあると思います。私も、今こうして価値を感じてコレクションしていても、「このシリーズ記事を書く中で、変化した心情と同じように」ゴミに感じる瞬間があるかもしれません。
私の叫びは、治まったわけではありません。
でも『ASDの収集癖は、ゴミ集めじゃない』という叫びではありません。もし今、この「シリーズ」にタイトルを付け直すのならーー
『私のコレクションは、大事な私自身なんだ』
だと思います。
私とコレクションは、もう「記憶」と「存在」と「あり方」が密接に癒着しているのだと思います。だから、【箱・瓶・缶】を捨てることは、私を捨てることと同義なほどなのです。
だから、私は【箱・瓶・缶】を否定してほしくなった。
でも今は、そんな叫びよりもまず「私の見ている世界を魅せたい」という思いが強いです。それは、この記事を読んでいる皆さんに、そして私を私自身で否定的に見てしまう「私」へと届けたいです。
「ゴミに見えますか? コレクションに見えますか?」
ここまで「記事を書き遂げた私」は、
このコレクションを「ゴミ」だと思いますか?
今、この「記事を書いている私」は、
【箱・瓶・缶】を『私自身』のように思っています。
「コレクション」なんて言葉で片づけられるものじゃなかったと、そんなふうにすら思っています。ここまで、111個のコレクションを写真を撮り、好きを語って、私自身と見つめ合って。
『私のコレクションは、大事な私自身なんだ』
おわりに
この記事を、最後までお読みくださり心から感謝を申し上げます。
またこのシリーズに、お付き合いくださった皆さまに言葉では言い表せないほどの想いでいっぱいでございます。
コメントをくださった方々には、このシリーズを書き遂げるうえで大切な視点をいただきました。一つ一つのお言葉がなければ、この作品は別の方向へと着地していたと思います。
素敵なお言葉の数々、本当にありがとうございます。
これにてーー『ASDの収集癖は、ゴミ集めじゃない|【箱・瓶・缶】111個を写真で魅せる』改め、
『私のコレクションは、大事な私自身なんだ|【箱・瓶・缶】111個を写真で魅せる』を、閉じさせていただきます。
どうか、皆さまも大切なものを大切にできますように。
【シリーズ_1】
【シリーズ_2】
【シリーズ_3】
